2020.04.01 07:10:05


 佐賀県内でフランスパン用小麦の栽培が拡大している。品種の名は「さちかおり」。海外産が中心だったパン用小麦は国産の需要が高まっており、さちかおりを使うパン店も出てきた。福岡県ではラーメン用小麦の「ラー麦」が定着し、長崎県ではちゃんぽん用小麦「長崎ちゃん麦」がある。全国有数の小麦生産地の佐賀県では“フランスパン革命”が起きようとしている。【写真】みやき町で栽培されている「さちかおり」 さちかおりは、農研機構九州沖縄農業研究センター(熊本県合志市)と鳥越製粉(福岡市)が協力して開発した。従来、九州でパン用品種として栽培されているのは「ミナミノカオリ」。だが、6月上旬の収穫前の雨で発芽する「穂発芽」が問題となっていた。

 さちかおりは、ミナミノカオリよりも熟期が早くて収量も多く、穂発芽しにくいという特徴がある。タンパク質含量は11%前後。フランスパンにすると、膨らみが大きくて焼き色が濃く、もちもちとした食感になる。うま味成分のアスパラギン酸やグルタミン酸の数値も高い。

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