畠英幹|2019.01.28

 

いよいよ茨城にも雪が降り、心身ともに震えています。

 

最近猫目線の動画をハマってまして、ふと思ったのですが、私は野菜を上からしか見ていないなという思いになりました(笑)

 

夏には迷惑だった虫たちも冬はいなくなってしまい、今回は虫目線で小松菜を撮ってみました(改めて見返してみるとまだ目線が高いですね)

 

 

雪は農業の天敵でもありますが、冬に農業をすることにはいくつかメリットがあります。

 

どういうことが考えられるでしょうか?

 

雑草が枯れるもしくは成長が遅くなること、そして前述に述べた虫が激減することが挙げられます。

 

しかしながら、外が寒いと今度はビニールハウスなどの園芸施設内が最高の住処になってしまうこともあります。

 

そのためにも、入り口や換気口に防虫ネットを設置することで侵入を防ぐといったような取り組みが必要になりますね。

 

それでも彼らも生きるのに必死ですから、どうにかして侵入しようとしてくるんですけどね(笑)

 

しかし、冬に防虫剤を散布することはほぼありません。

 

話が変わりますが、およそ2年前に弊社のベビーリーフは、JGAP認証を取得しました。

JGAPをご存じでない方のために、日本GAP協会の説明文を引用します。

 

JGAPは、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証です。JGAPは、農場やJA等の生産者団体が活用する農場・団体管理の基準であり、認証制度です。農林水産省が導入を推奨する農業生産工程管理手法の1つです。(日本GAP協会HPより引用)

 

これは、2年更新制のために、今年またJGAP認証の審査が行われます。

今はそれに向けた資料作成で天手古舞といった状態です(笑)

 

このJGAP認証には、農薬や肥料の使用状況を日々記録する作業が必要なのですが、冬の期間はほぼ防虫剤の欄を更新していないことに気づきました。

 

消費者目線で見れば、農薬を使わないに越したことはないですが、無農薬の野菜を作ることは非常に大変なことです。

 

去年、GAP研修会に参加した時に、農薬を取り扱うメーカーの方とお会いしました。

実は、JGAP研修会には、実際に野菜を作る農業従事者よりもそれを売るJA等の仲介業者や資材メーカーの方が多かったりします。

 

その農薬メーカーの方は、農薬自体は使用量を間違えなければ、害がないということを知ってもらうためにJGAPを利用しようと思ったそうです。

 

JGAPを実践するのは農業従事者ですが、今や農業に関連する方全員が共有するものになっています。

 

今後は、もっと消費者に知ってもらうために、GAP認証を取得したものだけを使ったレストランや東京オリンピック選手への食材にも使われるそうですね。

 

少しずつ認知されるようになると、GAPの取り組みをやってよかったと思えます!

 

 

 

 

 

 

 

 

    畠英幹|2019.01.21

    寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

    茨城県水戸市の気温の流れを追っていると1月の最低気温は氷点下が続いていますが、幸い雪はまだ観測していません。

     

    早速ですが、この写真を見てください!

    何の葉っぱなのかわかりますか?

     

    まだ小さいので分かりにくいかもしれませんが、レッドビートという野菜です。

    ビートは、ロシアなどで有名な料理ボルシチに使われるとても甘い野菜ですね!

     

    レッドビートは、名前の通り赤色の特徴があり、ベビーリーフのサラダが出るとひと際目立つ存在です。

     

    最近では滅多に外食することがありませんが、前菜にベビーリーフのサラダが出るお店に入ると、なんとなくレッドビートがおしゃれに置かれているような気さえしてきます(多分私が意識しすぎなだけですが、、、笑)

     

    ベビーリーフとして食べるならば、播種してからおよそ1か月前後で葉の部分だけ切るのですが、以前に種を少し拝借して根菜としてのビートを育てたことがあります。

     

    ボルシチなど食べたこともなかったため、初めて口にしたときは、こんな甘い野菜だったのかととても驚きました!

     

    Web上でレッドビートは、葉も根も美容や健康に良い栄養が豊富に含まれていると表記されていたりしますが、スーパーなどでは正確な情報でないとクレームなどにもつながりかねないため、結局値段だけの表記になってしまうこともあるようです。

     

    魅力ある宣伝をして顧客の目を引きたいですが、正確な情報を提供することの難しさは、売る側の頭を常に悩ませます。

     

    そんなレッドビートの生産ですが、今年度からちょっとした工夫をしています。

     

    この黒いホースから二酸化炭素が出るようにし、ハウスの横側から温風が出るようにすることで、成長促進ときれいな葉になることを期待しています。

     

    レッドビートの葉は、寒くなると葉全体が赤くなってしまい見栄えが悪くなってしまいます。

    そのため、冬に生産する際は暖かい環境を整えることが必要条件になります。

     

    これらの取り組みにより、取引先は単価を上げてくれたのですが、問題は消費者にこの違いが分かるのかという課題があります。

     

    とりわけ葉物野菜は、味の差分が出しにくいため、まずは見た目による付加価値が評価されることを願うばかりです!

     

     

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2019.01.09

    明けまして、おめでとうございます!

    お正月は皆さま、どのように過ごされましたでしょうか?

     

    私はまさに、食い正月でした(笑)

     

    我が家ではおせちは食べたいものしか買わないという理念で、きれいな箱に所狭しと敷き詰められたおせちは買わなくなりました。

    その代わり、私が数の子の食感が大好きで、そのせいかやたらと数の子が並べられたお皿が多く、正月早々我が家の食卓は、黄色く染まる異様な景色で新年を迎えることとなりました(笑)

     

    先日、ちょうどお餅ばかりの生活にも飽きたころ、友人同士で集まりパンケーキで有名なお店「Aloha table」で新年会を実施しました!

    女子会でよく使われそうなハワイアンのお店で、パンケーキ好きにはたまらんお店だそうです。(私は普段甘いものはあまり食べませんが、確かにおいしかったです!)

     

    このとき、東洋哲学を教えている先生も一緒にいらっしゃったのですが、小さいころから教えられてきました「いただきます」について改めて考える話をしていただきました。

     

    突然ですが、「地獄絵図」って見たことありますか?

     

    新年早々、地獄かよ!?って思われたらすみません(汗)

    私も小学生のころ親の本棚からたまたま見つけて、あまりにも恐ろしくて夜眠れなかったことを思い出します(笑)

     

    覚えている限りの内容ですと、罪人たちが煮えたぎったお湯に入れられもがき苦しんでいる姿や鬼に切り刻まれたり叩かれたりと、小さい頃はよくこんなおぞましい絵を描く人がいたものだと思ったほどです。

     

    実は、これらの行動はすべて人間の行動を映したに過ぎないというのです。

    どこがや!と思わずつっこんでしまいたくなりましたが、まさに食卓に並ぶまでの過程で同じ景色が行われています。

     

    農業や漁業そしてそれらを加工する工程を見なければ、この感覚はあまり湧かないかもしれませんね。

     

    豚肉や鶏肉を食べるためには、当たり前ですが「と殺」の工程を終え、スーパーに並びます。

     

    極端な話ですが、家畜にとっては人間の姿はまさに地獄にいる鬼に見えても仕方がないかもしれませんね。

     

    これまで歳を重ねてこれたことも、多くの命をいただくことができて成り立つことであり、それに感謝を表することが「いただきます」なのだと教えられました。

     

    ちなみにですが、新年になぜ「おめでとう」というのかというと、新年無事歳を重ねることができましたという誕生日を祝う感覚と同じだからだそうです。

     

    改めて、食に対して向き合い方が変わる一年になりそうです!

     

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2018.12.17

    マフラーが欠かせない季節になりましたね。

    手がかじかんで、外での作業はなかなか捗りません。

     

    これくらい寒くなると露地での栽培も終わりつつありますが、弊社でも先日収穫が終了した野菜があります。

     

    ほうれん草です!

     

    先日までは、同時進行でベビーリーフの生産も進んでいました。

     

    せっかくなので、通常のほうれん草とベビーリーフのほうれん草を比較してみました!

     

    大きさはもちろん違いますが、他にもいろいろな違いがあります。

     

    そのうちの一つは、葉の硬さです。

     

    ご存知かと思いますが、サラダなどで使われるベビーリーフは生食可能なため、柔らかく、洗ってそのまま食べられるのが特徴です。

     

    最近では、名前に「ベビー」とつく野菜が増えてきました。

    ベビー野菜普及の背景には、高齢化や女性活躍など日本社会の変化により生野菜を使う量の減少や料理の簡素化などが挙げられると思います。

     

    品種自体をそのまま小さく改良するものもありますが、生産の仕方で小さくするケースもあるそうです。

     

    この写真を見てください。

     

    この大きな野菜は、ターサイと呼ばれる小松菜に似たアブラナ科植物です。

     

    そして、下に敷き詰められている野菜はエンダイブと呼ばれるやや苦みのあるキク科植物です。

     

    ベビーリーフは、このように種を敷き詰めるようにまいていきます。

     

    これは、いわゆる近親交配のような原理を応用しています。

     

    突然ですが、小さいころタンポポに息を吹きかけて遊んだことはありませんか?

     

    タンポポがなぜ綿を使って種を遠くに飛ばすのかというと、いろいろなところに植えることで、なるべく親とそれぞれの子に距離をおき、栄養の奪い合いを防ぐことが考えられています。

     

    ベビーリーフでは、あえて密接にすることで栄養を奪いあい未熟なやわらかい葉っぱが完成するという仕組みです。

     

    たまたま、エンダイブの圃場にターサイが混じってしまったのですが、同時に植えたのに成長に大きな違いがあります。

     

    もちろん植物によって成長の差があるため、一概には言えませんがベビー野菜の生産の一例をご紹介しました。

     

    植物を成長の仕組みを知ると野菜の見方が少し変わってくるかもしれません!

     

     

     

    畠英幹|2018.11.30

     

    おでんがおいしい季節になりましたね!

    ひっそりと育てているおでん用の大根がいい感じの大きさになりました。



    早速収穫しておでんにして食べました!

    小さい頃はちくわしか食べなかったのですが、今は大根ばかり食べてます。

    無意識のうちに健康志向になりつつあるのかもしれません(笑)

     

    また、この時期になると、農業系の会計や経理業務に携わっている人にとっては重要なイベントがあります。 

    農業簿記というその名の通り、農業に特化した簿記試験が11月25日(日)に実施されました。

     

    農業簿記は3級、2級、1級のランクに分かれており、今回1級に挑戦してきました!

    70%以上の正答率で合格なのですが、あまり自信がありません(笑)

     

    農業簿記でも日商簿記と同様に、消費税に関する仕訳の問題があるのですが、今後経理業務に携わる方にとっては、とても厄介なことがやってきますね。。。

     

    ご存知の通り、軽減税率です。

     

    多くの会社では会計ソフトを使われていると思いますので、むしろそれらを提供しているシステムエンジニアのほうが改修作業で大変かもしれません。

     

    最初にお話ししたおでんですが、コンビニでとてもいい匂いがしますよね(笑)

    よくメディアでも取り上げられる軽減税率ですが、食品の場合、持ち帰ったら消費税は8%、イートインで食べたら10%といった内容です。

     

    最近のコンビニはイートインスペースが充実していてとても居心地がよかっただけに、ちょっとばかり残念です。

     

    では、コンビニでおでんの大根を半分イートインで食べて半分持ち帰ると消費税はどうなるのでしょうか?

     

    結論からすると、消費税率はお店が提供したタイミングで決まるとのことです。

    つまり、店員さんが「お持ち帰りですか?」と聞かれたときにYESと答えれば8%、NOと答えれば10%ということです。

     

    この場合、半分イートインで食べる時点でたとえ半分持ち帰ったとしても10%と決定されます(もちろん、「持ち帰ります」と言ってイートインで食べないことを想定してます)。

     

    軽減税率制度にはいろいろなことが言われていますが、プラスに考えると農業をされている方にとっては決して悪い話ではないかもしれません。

     

    とても簡単な例を上げると、大根を1本税抜100円で売るとすると8円消費税を受け取ることになります。

    仮にこの大根1本に対して、税抜100円分の肥料を使ったとすると食品ではないので10円消費税を払ったことになります。

     

    この場合、収支で2円分消費税を多く払っているため、最終的に2円還付されます。

     

    農業経営にはさまざまな収入や費用の形がありますのでこんなに単純なものではないですが、どのような制度が導入されても前向きに経営をしていきたいですね!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2018.10.31

     

    いよいよ10月も終わり、今年も残り2か月となりましたね。

    10月になると正月に向けて、おせちの先行予約が始まるのですが、ラジオなどで紹介された商品はもう予約受付を締め切ったものが出始めているようです。
     

    メディアによる公告販売は、多くの方に商品を知ってもらえるため、注文が殺到するのはわかるのですが、それでも正月に向けてこんなにも早く準備を進める方が多いことには驚きです!
     

    おせちはおいしいものや普段あまり食卓に並ばないものを食べること以外にも、目で見て楽しむことも特徴ですよね。
    今ではSNSにおせちの写真がたくさん見られるのも正月の風物詩と言っていいのかもしれません(笑)

     

    食事を視覚で楽しむのは飲食店でも一緒ですよね。
    農業と切っても切れない関係にあるのは、やはり飲食店です。
    昔に比べると市場に卸すよりも、少しでも仲介業者を減らして飲食店や消費者に農産物を直接提供する仕組みが多く見受けられるようになりました。
     

    実は先日、とてもおいしかった隠れレストランで食事をする機会があり、ぜひともまた行きたいと思ったのでここで紹介しますね!
    「人形町 伊勢利」というお店です。



    上の写真はサンマ、下の写真は豚肩肉をメインに使った料理です。
    和の食材を使いながら洋風に仕上げるといった不思議な感覚でしたが、味に文句はありません!


    お店自体が日本の古民家を改築し、シェフはフランスで修業されたとのことで、まさに和洋折衷とはこのことか!と思いました(笑)
    お酒も日本酒、ワインともに品ぞろえ豊富なので、お酒好きはありがたいお店です!
     

    やはりこのお店も契約農家から直接野菜を仕入れることで新鮮さを売りにしています。


    ただ、このような新鮮さをアピールするというサービスはもはや普通になりつつあります。
     

    従業員の方も料理が食べ終わると皿を引いてくれたり、水を定期的に注いでくれたりと非常に丁寧な対応でしたが、私が何より感動したのはお皿でした。
    趣のあるお皿も魅力的ではありますが、人肌程度に温めてあったのです。

    暖かい料理を提供するというシェフの思いやりが垣間見えました。
    Webにはわざわざ載せないようなささやかなサービスほど人を魅了するのかもしれません。

    ぜひ人形町へ立ち寄る機会がありましたら、検索してみてくださいね!

     

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2018.10.18

    サツマイモのおいしい季節が、またやってきましたね!
    今はトマトや玉ねぎ、ナスなども収穫できてカレーがとてもおいしい季節なんです(笑) 

    我が家では、じゃがいもの代わりにサツマイモをカレーに入れたりもするのですが、甘いと辛いを交互に楽しめますのでとてもおすすめです! 

    そんなサツマイモですが、まだ機械が導入されていない頃は毎度毎度重さを測っており、とても時間がかかっていました。
    今は機械が重さを識別し、指定された場所に自動で置いてくれるのでとても楽になりました。


    茨城は納豆ばかり目が行きがちですが、実は日本で8割以上の生産量を誇る加工食品があると言われています。


    ご存知ですか?
    ほしいもが有名なんです!


    ほしいもは、農産物に付加価値を上げる製品としても有名で、知人の農家さんではサツマイモの生産に特化し、ほしいもまで一貫して作っていたりします。 

    一口サイズの商品もあったりするので、茨城に来た時にはぜひお土産の候補へ検討してみてください! 

    また、茨城ではさつまいもの収穫体験などをテーマパークとして提供している施設があります。 

    「なめがたファーマーズヴィレッジ」という施設になります。

    http://www.namegata-fv.jp/

     

    こちらの施設では、飲食を楽しむだけでなく農業体験における様々なイベントを通じて、職の大切さを学ぶ機会がたくさん散りばめられています。


    巷では、茨城のディズニーランドと言われたりもしますが、東京ディズニーランドみたいに混雑していないので、ふらりと立ち寄るだけでも楽しめますよ(笑)


    どちらかというとお子様連れの家族をよく見かけますが、客層は幅広くどなたでも楽しめる茨城の観光スポットだと思います!
    近々、また遊びに行くのでその様子をまた改めてご報告させていただければと思います!

     

    また、いばキラtvという茨城を専門に取り上げたインターネットテレビがあります。

    https://www.ibakira.tv/

     

    私自身、茨城に住んでいながら知らないことがたくさんあってちょっと茨城に詳しくなりました(いつ役に立つかわかりませんが、、、笑)

     

    最後に、茨城県の魅力度ランキングは今年も最下位でしたね。

      

    この写真は今年の七夕の時期に撮影した茨城空港内のねば~る君(七夕Ver)で、「目指せ魅力度46位!」と短冊にお願いしていたのですが、効果はありませんでした(笑)

     

    6年連続となると逆に開き直ってきますが、引き続き茨城情報を小さく発信していきます!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2018.10.03

    台風のおそろしさを久しぶりに実感することとなりました。
    園芸施設が数棟倒壊してしまい、倉庫のガラスが割れてしまったりと台風通過後の翌日は掃除に明け暮れていました。


    不幸中の幸いというのも変ですが、播種したばかりで被害がなかった野菜があります。
    この写真の時点で、こちらの植物はなにかわかるでしょうか?

     
    こちらは、播種して1週間ほどたったほうれん草になります。
    これらは冬の時期に収穫されるものですが、寒さにも強い品種になります。 

    ほうれん草は、夏の暑さに耐える夏用や雪の降る気温にも対応できる厳冬用まで幅広く品種があります。


    小さい頃は、比較的暑い時期にお浸しにして食べるイメージが強かったのですが、旬の時期は冬なんですよね。
    全国で栽培されている野菜ですが、千葉県、埼玉県、群馬県、その次に茨城県と関東圏が多くの生産量を構成しているようです。

    冬の時期にシチューに入れて食べるのが楽しみです!

     

    もう一つ、この時期にひょっこり顔を出す植物があります。



    彼岸花です。きれいな花ですが、どこか怖いイメージを彷彿させるんですよね。

    彼岸花の花言葉には、「思うのはあなた一人」といった情熱的なものから「悲しい思い出」といった切ないものまでいろいろあって色んな意味で人を惑わせる花なのかもしれません(笑)


    彼岸花を見ていて不思議に思ったのですが、葉がないんですよね。
    前のブログでも桜で触れましたが、彼岸花も花を咲かせてから葉を出す植物のようです。

     

    この理由は、彼岸花が球根植物だからだそうです。
    つまり、球根の中にすでに栄養分が蓄えられているため、光合成をしなくても花を咲かせるエネルギーがあるというわけです。


    そんな彼岸花ですが、実は有毒植物で虫さえ逃げ出す植物です。
    同時にモグラやネズミなど農産物に被害を与える害獣も嫌うため、水田や墓地にも人為的に植えられたのではないかと言われています。


    そんな彼岸花は冬に葉を出して光合成を行い、ほかの植物が芽を出す春には枯れてしまいます。

    有毒なので、食べられる心配はないはずですが、どうやら他の植物と場所取り合戦や土壌の栄養争奪戦を回避するために他の植物とは違った生き方をしていると考えられます。

     

    大多数とは違う賢い生き方、私が見習わなければならない花です(笑)


















    畠英幹|2018.09.07

     

    少しずつですが涼しくなってきましたね!

    地元の田んぼの金色で埋め尽くされ、もうすぐ収穫の季節を迎えます。



    実は、最近「仏教」について趣味の範囲で勉強しています(笑)

    ラジオに続き、相変わらず渋いと笑われますが、、、

     

    当初、仏教というと葬式のときにお経を唱えるといったイメージしかなかったのですが、その中身を見てみると、結構感心する部分も多かったりします(笑)

     

    もちろん、お経を唱えられても何のことかさっぱりわかりませんが、ベストセラーなどで有名な自己啓発本などは、仏教の内容を引用していたり、無意識に同様のことを話しているケースが多いようです。

     

    例えば、「7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著)」という本があります。

    この本には、農場の法則というものがあり、下記に引用した文章を記載します。

     

     

     農場で場当たり的な詰め込み主義で作業することの愚かさを考えたことがあるだろうか。春に種蒔きを忘れ、夏は遊び惚けて、秋になってから収穫を得るために必死になって頑張る。農場は自然のシステムである。必要な務めを果たし、作業を行わなければならない。蒔いたものしか刈り取ることはできない。そこに近道はない。

     人の成長や人間関係においても、最終的にはこの原則が必ず作用することになる。つまり、人の成長も人間関係も自然のシステムであり、農場の法則が支配しているのである。

     

     

    初めてこの文章を読んだときは、強く心を打たれたことを覚えています(笑)

     

    仏教の言葉に、「因果の道理」という言葉があります。「因果の道理」の
    「因果」とは「原因」と「結果」ということで、仏教では、どんなことにも必ず原因がある、原因なしに起きる結果はないと考えられています。

     

    偶然はあり得ないということは半信半疑なところがありますが、成功している人は何かしら行動をしていることは事実です。

     

    さらに仏教では、この「原因」に対して「縁」を追加することによってよりよい「結果」をもたらすといわれています。

     

    「縁」とは、人のつながりだけでなく、その環境や努力など「原因」を助けるもの全般を指しています。

     

    仏教の世界でもこの「縁」は農業で例えられ、いいお米を作るには日々の土の管理、水の管理、害虫・害獣の管理といった様々な努力があってこそであると述べており、まさに「7つの習慣」と一致しました。

     

    昔は農業が主要産業だっただけに、農業を人生と重ね合わせるほうが理解しやすかったのかもしれませんね。
















    畠英幹|2018.08.26

     

    東京の至る所で、花火大会が行われていますね!

    残暑はまだまだ続きますが、8月も終わりだと思うと少し切なさを感じる今日この頃です。

     

    前回に続き、アールスメロンの成長記録です!

    成長が早いものは、かなり大きくきれいな丸を描いています(笑)

     

    糖度検査を実施してからですが、もうすぐ収穫出来そうですね!

     

    話が変わりまして、先日、ASIA-GAP指導員の資格を取得してきました。

     

    過去のブログでGAP(Good Agricultural Practice)の話をしましたが、簡単に説明しますと、GAPとは安全な農産物を提供するためのやるべき取り組みのことをいいます。

    簡単なものとしては、農作業をする場所ではたばこや飲食を禁止するというルールを作ることで異物混入を防ぐといったものがあります。

     

    自社ではポスターを貼ることでルールの周知を図っています。

     

    前回はJ-GAP指導員の資格を取得してきましたが、J-GAPの場合、日本国内で安全であることを証明するものです。

    対して、ASIA-GAPは国内だけでなく国外でも安全であることを示すためのものになります。

    すなわち、今後、輸出など国外への展開を想定している農産物が対象となります。

     

    現時点で輸出を検討しているというわけではありませんが、もっとGAPについて理解を深めたいという理由で資格取得をしてきました(笑)

     

    ASIA-GAP指導員の資格を取得する際にも研修を受けるのですが、そこでこんな問題がありました。

     

    GAPを実施する差にまず初めにやらなければならないことは何でしょうか?

     

    それは、「整理・整頓」です。

     

    では、なぜ「整理・整頓」が優先されるのでしょうか?

     

    その理由は、どこに問題があるのかを見つけるためには、整理整頓されていなければ始まらないからです。

     

    デスクワークの基本も机の整理整頓であるように、どのような仕事でも「整理・整頓」が大事ということですね。

     

    しかしながら、農業では意外と整理整頓できていないことが多かったりします。その理由として資材が比較的多いことなどが考えられます。

    包装するために必要な段ボールやビニール袋、農業特有のものとすれば肥料や農薬などがあり、他の業種に比べると大変なのかもしれませんね。

     

    医薬外劇物と表記されているものは、鍵付きのボックスに入れておくなどGAP認証を取得するためにはいろいろ新たに設置する必要があります。

     

    画質が悪くて恐縮ですが、自社でもGAP認証に向けて買ってきました(笑)



    今後もGAPについて理解を深め、実践していきます!



















    畠英幹|2018.08.10

     

    こんにちは!

    さっそくですが、アールスメロンの生育記録です。

     

    8月10日

    かなり網目もしっかりとしてきて、メロンらしくなってきました!

    写真を見ていただければわかるかと思いますが、アールスメロンはフックにかけて浮かせるように育てていきます。

    これが春に生産したメロンと違って手間がかかる作業なのですが、きれいな網目模様を作るためには大事なことだそうです。

     

    今年は酷暑による生育に厳しい環境の中で、ただでさえ育てるのが難しいメロンがしっかりと育ってくれると喜びも増しますね。

    手間のかかる子供ほどかわいく見える気持ちがなんとなくわかったりわからなかったり、、、(笑)

     

    先日は、茨城に台風が直撃で一時的ではありましたが、地元でも大雨と強風で外に出ることができませんでした。

    台風で特に怖いのは、露地栽培による農産物への被害です。

    そこに、強風で稲が駄目になってしまうのではないかと思われた今回、その様子はこちらです。

     
    ピンピンしてましたね(笑)

    酷暑とは言いつつ、天気予報を日々追っていると茨城は東京よりは最高気温が3℃ほど低く、ぎりぎり生育には大きく影響しない環境だったのかもしれません。

    お米もだいぶついてきました!



    もちろん今後の天候次第では油断なりませんが、問題なければ例年通り、しっかりと収穫ができるだろうと思われます。

     

    最後に、たまたまラジオを聞いていて興味深いお話がありました。

     

    夏といえばスイカですが、せっかく家庭菜園でまごころこめて作ったスイカを何者かにかじられるという被害があったそうです。

     

    犯人はカラスでした。

     

    しかもカラスは本当に甘いスイカを見極めてそれだけを狙って突いて食べていたようです。

    これはカラスのくちばしに理由があるようで、うまいものを見極める能力があるとのこと。

     

    今回被害を受けた方はお気の毒ですが、カラスのお墨付きをもらえたことは、それだけいいスイカができたということで喜ぶべきなのですと専門家はまとめていました。

     

    まあ、私でしたらすぐには納得できないですけどね(笑)

















     

    畠英幹|2018.07.20

    大変暑い日が続いております。
    外で作業をするには厳しい環境かもしれませんね。

    ハウスなどの園芸施設は、外気よりもさらに暑いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

    実際その通りで、かなり暑いです。

    しかしながら、園芸施設の場合は逆に涼しくすることができます。
    例えば、園芸施設の上に直接、遮光するためのシートを敷くことが可能です。
    これによって、日陰を作ることができ、これだけでもかなり涼しくなります。

    農作業で熱中症により倒れてしまったというニュースがありましたが、露地栽培による作業は夏には非常に厳しいかもしれません。
    向き不向きの農産物もあるため、一概には言えませんが園芸施設は夏の農作業には重要な役割を担っていると考えています。

    そんな園芸施設で生産しているアールスメロンですが、最近、圃場になかなか立ち寄ることが出来ず、生育の様子をお伝えすることが出来ずにいました。

    写真だけ撮っておいてもらっていたので、日付の順番で並べていきます。

    メロンの苗を定植した日付が、以前、農業大学校の学生さんが勉強しに来られた6月6日になります。



    6月26日
    花が咲き、葉っぱもだいぶ大きくなってきました。







    7月3日
    気温も高かったこともあり、かなりのスピードで成長しています。
    見えるかわかりませんが、紐にメロンの茎を絡ませるような形で上に伸ばしていきます。
    春作で作ったイバラキングなどの生産の大きな違いは、横に展開するのではなく、縦に伸ばしていくところにあります。

     

    また、生産場所によってタイミングが異なりますが、ミツバチが今回も活躍します。
    ちょっとおどろいたのですが、これだけ暑いとミツバチもあまり頻繁に飛んでくれませんでした。さらに、巣の中は暑いせいか、巣の中から出て外をうろうろとしている様子が見受けられました。

     


    7月10日
    かなり、成長してきました。
    このあたりで下側にある葉っぱを取り除く作業をします。
    この作業をする理由は、実のなる部分に葉が当たって傷つかないようしたり、通気性をよくするためといったことがあげられらます。

     


    7月17日
    実の生りも良好で、大きいものはすでに高さ15cmくらいはあります。

    網目がとてもきれいで甘味がかなり強いといわれる高級メロン、どんな風に仕上がるのか今からとても楽しみです!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2018.06.22

     

    今週でイバラキングの生産は終了を迎え、生産チームは少し落ち着いている様子です。

     

    残念ながら売り物にならなかったメロンを一つ拝借し、せっかくなのでデザートを作ってみました!

    料理は比較的する方なのですが、デザートはあまり作らないため、凝ったものではありませんが(汗)

     

    前回のブログでご紹介した酒趣の代表とお話をしていて、おもしろい食べ方を教えていただきました。

     

    メロンの中にある種を取り除くとちょうどよいくぼみができます。

    そこにアイスクリームを敷き詰め、冷凍庫に入れておきます。

     

    びっくりしましたがメロンは凍らせると、シャリッとした歯触りで意外とおいしいことに気づき、夏にはぴったりのデザートになります。

    ついでに、牛乳とメロン、それにクエン酸を少量加え、ミキサーで混ぜればメロン風味の飲むヨーグルトもどきの完成です(笑)

     

    自分で作った料理というものは不思議なもので、多少味が独特でも外食とは違ったおいしさを感じることがあります。

     

    夏目漱石は、次のような言葉を残しています。

     

    「粥もうまい。ビスケットもうまい。食事の旨いのは幸福である。」

     

    食べ歩きが趣味の私としては、この言葉がすごく好きだったりします。

     

    空腹は最高の調味料とよく言いますが、これは食欲を満たされるときに生じる幸福感のことを指しており、人は食を通して今の幸福度を測ることができる生き物なのだと私は考えます。

     

    他にも気のおける友人や好きな人と食事をすると料理が何倍もおいしく感じますし、自分で作ったものをおいしく感じるのは、自分の料理の腕が上がったことによる幸福感を得ているのかもしれません。

     

    逆に、体調が悪かったり精神的に不安定だったりすると食欲が減りますよね。

    食事に味を感じなくなってしまうのは、まさに幸福でない状態なのだと思うのです。

     

    私が経営学を学ぶきっかけとなった教授の本には、次のような一文があります。

     

    ・・・農業という職業を、「米や野菜作り」の仕事として考えるか、あるいは消費者に対する「食の提供」の仕事として考えるか、ここに現代の農業に対する考え方の重要なヒントがあると思う・・・(農業ビジネス学校 ―「自立する地域」への7章― より引用)

     

    私は今年初めてメロン生産の一連の流れを追いましたが、やはり「大変」の一言に尽きます。

     

    このメロン達が一人でも多くの消費者の幸福に貢献することを願っています。














    畠英幹|2018.06.15

     

    関東の梅雨入りで、不安定な天気が続きますね。

    「イバラキング」の収穫も終盤を迎えてきました。

     

    実は今週、読売新聞記者が自社へ訪問し、取材を受けることになりました。

    人生初の新聞デビューです!

    まあ、私はあまりしゃべっていないので記事になるかわかりませんが、顔は映るかもしれません(笑)

     

    新聞は7月中旬頃を予定しているそうなので、日程が分かればまたご報告したいと思います!

     

    今回、このような機会を設けることになった経緯としまして、「まんパク」がきっかけとなります。

     

    まんパクってご存知ですか?

     

    残念ながら6月4日で終わってしまいましたが、立川の国営昭和記念公園で行われる食フェスで、全国のうまい食べ物が一斉に集まり、毎年とても賑わっています!

     

    私も遊びに行ったことがありますが、昼食の時間はどこも大行列でしたので、今後参加される方は、食事時をずらして参加されることをお勧めします(汗)

     

    このイベントに、「茨城食文化研究会 酒趣(シュシュ)」というお店があります。

    テレビなどでも取り上げられたことがあるそうですが、メロンカレーやメロンをそのまま容器に使ったメロンクリームソーダがとても有名なお店です。

     

    「まんパク」では、このメロンクリームソーダを売っていたのですが、ここで自社のメロンを取り扱ってくださいました!

     

    このメロンクリームソーダを食べた読売新聞の記者にとても好評だったらしく、今回取材をすることになったようです。

     

    取材のとき、酒趣の代表も一緒で、例のクリームソーダを作っていただきました!

     

    読売新聞のカメラマンがメロンをバックにして、メロンソーダを置いて何枚も写真を撮っていましたので、私もお願いしてその一部を撮らせていただきました。

     


    写真の招き猫は、酒趣オリジナルのもので「まんパク」でも屋台に置いてあります。

    もし来年以降「まんパク」へ行く機会がありましたら、ぜひ探してみてください!

     

    メロンソーダですが、ジュースを飲み終えた後、周りのメロンをそのまま食べることができるのでなんとなく得した気分になります(笑)

    酒趣の代表は、茨城のモノでたくさんの人へ驚きと感動させたいという思いから、この商品が生まれたそうです。

     

    この酒趣の代表の考え方に感銘を受け、自社で積極的に協力したいということになり、長くお付き合いさせていただいています。

     

    このメロンソーダはメロンまるまる1個使って1000円しないため、本音を言うと自社の収益にはあまり貢献していません(笑)

     

    この商品を通じて、茨城のメロンが少しでも多くの人に知られるようになることを願っています。

     

    ちなみに「酒趣」は茨城県のうまいものにこだわった居酒屋さんでもあり、とてもおしゃれなお店です。

    水戸に訪れた際は、ぜひ検索してみてください!
















     

    畠英幹|2018.06.08

    今週は、茨城を代表するメロン「イバラキング」の収穫が行われました。

    イバラキングは、アンデスメロンより関心が高いからか、複数の業者から注文をいただきました。


    写真のイバラキングは出荷規格の一番大きなサイズになりますが、2キロ前後あり運ぶのも結構大変です(汗)

     

    来週、東京へ出かけますのでイバラキングの売れ行きを見に行く予定です。

     

    実は、今週はイバラキングの収穫に加え、新たにアールスメロンの定植を開始しました!

    よくメディアなどで取り上げられる高級メロンとして名高いアールスメロンは、一つの苗に対して、1、2個だけ実を残して他はすべて捨ててしまいます。

     

    非常にもったいない気もしますが、さすが「フルーツの芸術品」と呼ばれているだけに貴族並みの扱いを受けています(笑)

    上手に育てると、きれいな網目にできて軽く感動を覚えるほどです。

     

    今回はこのアールスメロンの生産過程において、「アンデスメロン」「イバラキング」でも大活躍したミツバチさんに引き続き稼働してもらおうか検討中です。

     

    うまく実がならないリスクがありますが、このミツバチ交配にこだわっていこうと思っています。

     

    引き続き、生育過程を報告していきます!

     

    最後に、今週は茨城の農学系の学生さんがGAPや農業生産法人での農業経営などを学ぶために実習に来てくれました!

     

    いやー、18歳!若いですね(笑)

     

    実家が農家だったり非農家だったりと様々ですが、なぜ農業に関心があるのか聞くと「PCに向かうより自然とともに生きたい。」「農業従事者が減少しているからこそ、農業を盛り上げたい。」など熱いメッセージをいただきました。

     

    実習では、アールスメロンに関わる工程を集中的に行われました。

     

    定植作業の様子です。


    次回以降のブログで詳しく説明しますが、アールスメロンはイバラキングなどと生産方法が異なり、苗を上へ伸ばして成長させていきます。

     

    そのための準備として支柱を立ててもらいました。



    素直で体力があり、農業に真剣に取り組む若者の姿を見ていて、改めて農業に対する姿勢を見直すきっかけになりました!

















     

    畠英幹|2018.05.28

     

    5/27(日)、アンデスメロンの収穫が始まりました!

    今年は1月~3月が非常に寒かったので、メロンの生育が心配されていましたが、無事収穫を迎えることが出来たのでよかったです。



    果肉はこんな感じです!



    アンデスメロンは、果汁たっぷりでみずみずしいのが特徴です。



    初夏の陽気が続きますが、地元民はメロンで水分補給をしている姿が目立ちます。

    スイカよりもメロンを頬張る県民のようです(笑)

     

    6月には、茨城を代表するメロン「イバラキング」の収穫が始まります!

    先日も東京の友人に「イバラキング」のお話をしたところ、相変わらず変な名前と笑われてしまいましたが、アンデスメロンとは違ったすっきりとした甘味の特徴です。

     

    イバラキングの収穫の様子も追ってご報告していきたいと思います!

     

    話が変わりまして、以前、当ブログでお話ししたGAP指導員の資格に無事合格することが出来ました!



    こちらの試験は100点満点中90点以上で合格ですが、今回の結果は94点でした。

    中には1問4点という問題もありましたので、ややぎりぎりの合格となってしまいましたので、改めて見直しをする必要がありますね(汗)

    テストの結果は、郵送で帰ってくるので間違えた部分は再復習することが可能です。

     

    テストの内容は、選択式が7割、記述式が3割ほどで、特に記述式に間違いが目立ちました。

     

    例えば、トマトを生産している農家にて、トマトを手で収穫しているとします。

    この時のリスクとして、作業員の手指の傷口から病原菌がトマトに移るリスクというものが考えられ、これは食品安全面でも非常に大きな課題であると言えます。

    皆さんだったらどのようにこのリスクを解決しますか?

     

    この時、私は「怪我をしているならばトマトに接触する作業をしない」と回答したのですが、結果は○でも×でもなく△でした(笑)

     

    あまりにもひどい場合はやらないことに尽きるのですが、特に個人でやられている農家の場合、たとえ1人抜けただけでも大変なことです。

     

    回答例としては、手をしっかり洗い、アルコール消毒を行うこと。さらに絆創膏などで傷口をしっかりと防ぎ、ビニール手袋を装着すれば、傷口からの病原菌を防ぐことができるでしょう。

     

    このようにリスクを確認し、どのようにすれば防ぐことができるのかを考えることがGAPであり、対策・ルール・手順を決めるのがGAP指導員の役目になります。

     

    GAP指導員としての新たなスタートを切りましたが、引き続きGAPについて勉強を続けてまいります!


















     

    畠英幹|2018.05.20

    暑いですね(汗)

    東京でも30度近くの気温とのことですが、地元は太平洋に近いこともあるのか20~25度をうろうろしているような感じです。

     

    そんな農産物にとっては都合のよい時期なので、前回植えたサツマイモは元気に成長しています!





    ツルを植えた時点では、ぐてっとしておりこのまま枯れてしまうのではないかと思ったほどですが、余計な心配だったようですね。

     

    続いてメロンですが、形は収穫できるものにまでなってきました。


    5月末には本格的に収穫が始まるので、これからの糖度計測がとても重要になります。

    先日、業者に依頼し、メロンの糖度計測をお願いしてきました。

    結果が分かり次第、改めて報告したいと思います!

     

    メロンの糖度を上げるコツは、収穫前に水を与えないことですが、気を付けなければ枯らしてしまうこともあるので、園芸施設内の温度を気にかけながら生育を見守る必要があります。

     

    そんなメロン収穫の時期に、小さい時からお世話になっていたお隣のクリーニング屋さんに全国放送のテレビ番組から取材を受けていました。

    メロンをたくさん食べている地元民を撮りたかったそうです。

     

    確かにメロンは小さいころから食べてきましたので、あながち間違ってはいないのですが、地元民が一気に集まってメロンを頬張る姿は、逆にシュールな映像に見えてしまわないか不安です(笑)

     

    最後にメロンの収穫が始まるに伴い、メロンを守るネットの準備をしました。

     

    在庫を調べてみると、ネットにはオレンジと白の二種類あったのですが、これらの違いはわかりますでしょうか。


    果肉の色がわかるようにするためで、オレンジの果肉はオレンジのネットで覆われています。

    多くのスーパーは写真やPOPがあるため、果肉の色などは一目瞭然かもしれませんが、スーパーなどでメロンを見かけた際はネットの色をぜひ確認してみてくださいね!














    畠英幹|2018.05.07

     

    ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたでしょうか?

    私は残念ながら、ずっと仕事でした(泣)

     

    しかし、ゴールデンウィークは売り上げが伸びる時期でもありますので、ここで休むわけにはいかないですね。

    代わりに、今週休みを取る予定です!

     

    ゴールデンウィーク中は、サツマイモの定植を急ピッチで進めました。

     

    サツマイモの種イモの写真がなくて恐縮ですが、種イモを土に植えてその上にもみ殻を敷いておきます。



    その種イモから伸びたツルを切りとり、それを直接植えることで準備完了です!

    ツルを植えることで、サツマイモができる事実を知ったときはとても驚きました。

    収穫は秋ごろになりますので、およそ半年間、これからじっくり観察していきたいと思います!

     

    また、サツマイモに続き、ミントとハラペーニョの定植も完了し、夏の収穫に向けた準備も着々と進んでいます。
     


    (ミント)

     

    (ハラペーニョ)


    ミントは匂いがきつく、個人的に苦手だったのですが、最近ハイボールに入れて飲むとおいしいことに気づきました。

    収穫時期が楽しみです(笑)

     

    実は、このゴールデンウィークにもうひとつ順調に育っている野菜があります。

     

    キュウリです!

    これは、売り物ではなく私が個人的に食べたかったから余った土地を使って勝手に育てています(笑)

     

    実は、この余った土地に使われていないパイプなどが倉庫に眠っていたので、他のハウスを見様見真似で建ててみました。

     

    作業中は、一寸の狂いもなくをモットーに取り組んでいたのですが、よく見ると骨組みであるパイプの間隔が不均一で見た目がひどいですね(泣)

    大変な作業だったので、しばらくハウスを作ることはないですが、次に作るときはもう少し調べてから、見た目も恥ずかしくないハウスを建てるよう努力します。

     

    もうすぐメロンの収穫が始まりますので、追って経過を報告していきます!
















     

    畠英幹|2018.04.26

    気が付けば、花粉が気にならない時期になってきました。

    ホントに助かりました(汗)

     

    そして、これからは田植えの季節を迎えますね。

     

    自社でも田んぼの土地がありますが、販売用としては作らず身内間で食べる量しか作っていません。

     

    そんなお米の苗ですが、芝生のように成長していました。

    地元の農家さんでは米の生産をやめ、サツマイモなど別の農産物を作る方が多いように見受けられます。

     

    理由はいろいろあると思いますが、利益にならないことも一つの理由かと思います。

    また、高齢になりお米を同時に作ることが厳しくなったということも考えられます。

     

    せっかくなので今回は地元をちょっとだけ紹介させてください。

     

    地元の田んぼの中心には、実は小さな神社があります。

    鳥居をくぐると竹で作られた柵でおおわれており、どことなくと「となりのトトロ」の雰囲気を感じます(笑)

     

    この神社の中には、神田(じんでん)という田んぼの神様が祭られているそうです。

    この神社があると、この周りでお米の生産する際に、機械を導入するのが大変そうだなと思っていましたが、そんなこと考えるのは罰当たりだと怒られそうなので心に留めておくだけにします(笑)

     

    お米と同時にもう一つ、サツマイモの準備が地元で進んでいます。

    春から初夏まではメロンの収穫ですが、秋の収穫に向けてサツマイモやジャガイモの定植が4月末から5月初旬ころから始まります。

     

    実は、茨城県はサツマイモの栽培面積と生産量が全国第2位だそうです。(茨城をたべようHPより引用)

     

    サツマイモなどの土物の農産物は定植するまでの準備がやや重労働ですが、その山場を越えるとあまり手を加えなくても立派に育ってくれるため、農家にとっては非常にありがたい農産物でもあります(笑)

     

    しかしながら、園芸施設で育てるのとは違うため、雑草の処理や虫の対策、さらには雨量などを気にする必要がありますね。

     

    今後はメロンに続き、サツマイモについても成長記録を報告していきたいと思います!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     


     

    畠英幹|2018.04.21

    東京でも、20度を超える日々が続き、もう夏ですね。

    園芸施設内では、暑すぎて作業にならないので、始業時間を早めてお昼の休憩時間を長く取る体制に切り替わりました。

     

    夜がまだ冷えますが、昼間の時間帯はメロンにとって生育に最適で、ぐんぐん成長しています!

    もうすぐ収穫なので、少し落ち着いてほしいところですが植物も精一杯生きているのだと改めて考えさせられます。

     

    メロンの生育方法は、地域や品種、何より生産者によって大きく異なるのですが、自社を含む地元の農家さんの多くは、ハウスの床に広がるようにして生産しています。

    ご参考までに、過去のブログにいくつかその写真を掲載しております。

     

    この方法ですと、メロンが網目を作る際に果汁が出てきて、メロンの表皮と床が接触することで黄色く変色します。

    そのままにしておくと、その部分の網目の形が悪くなったり、病気もしくは腐ってしまい商品にならなくなってしまいます。

     

    そこで、メロンの収穫前の工程に「皿敷き」という作業が入ります。

     

    皿はこんな形をしています。


    この上にメロンを置くことで腐敗を防ぐことができるというわけです。

    この作業が意外としんどいんですね(笑)

    ですが、生産しているメロンを腐敗させるわけにはいきません。

     

    農薬や肥料なども一緒で、正しく適した量を使用することで農産物を守ることができます。

    いいものを作るために、農業従事者は農産物の医者として作業に臨むことが大切ですね。

     

    この話をしたのは、前回のブログでちょっとだけ紹介したGAP認証と関連しています。

     

    先週になりますが、J‐GAP指導員研修に参加してきました。

    「J‐GAP」とは日本版のGAPで、日本で考えられた農産物の品質基準になります。

     

    試験に合格していれば、J-GAP指導員の資格を得ることができるのですが、結果はまだわかりません(とりあえず合格することを祈っています)

     

    日本の農産物は他国のものより安全だという思われることが多く、私もそう思っていました。

    しかし、農薬等の不適切な使用や過剰な使用による問題は日本でも毎年のように起きています。

     

    メディアでは外国産の野菜でまた問題があった!と取り上げられ、日本産はあまり取り上げられていない現状があるようです。

     

    生産者にとっては、ありがたい話かもしれませんが、だからといって不祥事があっていいわけではありません。

     

    時に農薬は悪者扱いされることがありますが、農薬自体は過去の膨大な研究や実験から生まれた産物であり、正しく使えば害はないと証明もされています。

     

    最終的には使う側がどのように使い、どう処理しているのかが大切なことなのですと研修の中で話がありました。

     

    研修終了後、自社でも気になる部分がいくつか見受けられました。

     

    農作業もまた忙しい時期になりましたが、加えてGAP認証に向けてもさらに忙しくなりそうです(泣)

     

    暑い日が続きますが、水分補給を忘れずに明日も頑張ります!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     


     

    畠英幹|2018.04.11

    最近、風が強い日が続いています。

    都会と違い、農地の広がる田舎では花粉以外にも砂埃が舞っており、苦戦する日々を送っております(泣)

     

    さっそくですが、メロンの近況報告です!

     

    片手で持つと重いくらい、大きくなりました。

    少しずつですが、メロンの特徴ともいえる網目模様も出始め、いい感じです!


    ツルもハウスの端っこまで伸びています。

     
    ところで、なぜメロンには網目模様があるかご存知ですか?

     

    実は、私も最近まで知りませんでした(汗)

     

    このメロンの網目は、果汁が染み出して固まったものだそうです。

    なぜ、メロンの果汁が成長過程で染み出すのかというと、網目ができるメロンは、表皮よりも内側の果実の成長が早く、成長が進むにつれ内側から圧力がかかります。

    そして、表皮が圧力に耐えられなくなると、表皮にひびが出来て、そこから果汁が溶け出すという仕組みでした。

     

    この網目は、メロンの価値を高めるのに重要な役割を担っています。

     

    過去に夕張メロンが二玉、300万円で落札されたと話題になったことがありました。

     

    この事例は、初競りで買い手のスーパーが宣伝の意味も込めての価格だと思いますので、いいメロンを作れば一玉150万円で売れるぞと考えるのはちょっと厳しいかもですね。

     

    この高価格の値段がついたメロンには、大きな特徴があります。

    それは、丸みがキレイで網目がクッキリと細かく均等に広がり、網1本1本の盛り上がりが高いことです。

    メロンの基準としては、上記の条件であるほど良品と位置付けられています。

     

    農産物のおもしろい(むしろ不思議な?)ところは、見た目で価値が変わるところですね。

     

    よく直売所では、わけありと書かれた商品が並んでおり、味は変わらないけれども見た目が悪いという理由で安く販売されることがあります。

     

    これは、農産物の味は食べてみないとわからないため、他に見た目くらいでしか判断しようがないという理由でしょうか。

     

    他にオーガニックやブランド構築などにより、価格を高める手段もありますね。

     

    メロンの場合、味の基準は糖度による判断になりますが、昔はメロンを直接切って、果汁を糖度計という機械に入れて計測していました。

     

    今では、光センサーの技術を使ってメロンを切らなくても糖度が計測できるようになり、同時に見た目以外でも味による良品を判定できるようになりました。

     

    ただし、光センサーの機械は非常に高額のため、JAなどの協同組合でないと導入が難しいという課題もあります。

     

    ちなみに地元のJAでは、光センサーの導入により味を保証するという取り組みを前面に押しているようです。

     

    消費者にとって光センサーがどれくらい認知されているのか気になるところですが、付加価値を高める要因になってくれるといいですね!














     

    畠英幹|2018.04.06

    新年度を迎え、新たにフォークリフトの免許取得のために自動車教習所へ行ってきました。

     

    見たことある方は多いかと思いますが、フォークリフトってご存知ですか?

    下の写真は、フォークリフトと教習所の様子です。



    農作業ではあまり使うことはないですが、収穫した農産物を運搬車に積み込むためには必須アイテムです。

     

    自宅敷地内で使う分には免許等は必要ないのですが、敷地外での使用や作業現場で安全を証明するために免許取得をしてきました。

     

    今年度から、本格的にGAPと呼ばれる取り組みを開始するため、その第一歩としてフォークリフト免許の取得に踏み込んだという訳です。

     

    GAPとはGood Agricultural Practiceの略で、日本語では「農業生産工程管理」と呼ばれています。もう少し詳しく言うと、農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取り組みのことをいいます(農林水産省HPより引用)。

     

    私なりにGAPを簡単に言うと、「良い農産物を提供するためには良い農作業から」という理念ととらえています(笑)

     

    オリンピックも近いことから、このGAPの取り組みが注目されています。

     

    今月、GAP指導員の資格を取得するために研修に行きますので、GAPについても今後お伝えしたいと思います。

     

    話は変わりまして、メロンは順調に成長しています!

     

    結構な数の果実がなってきましたね。

     

    蜜蜂さん達がホントに頑張ってくれました!まだしばらくメロンの生産は続くので引き続き仕事をしてもらいますが(笑)

     

    これから、いよいよ摘果の作業が始まります。摘果とは、ざっくりいうと実の数を減らすことで残した実の味をより向上させる工程になります。

     

    この工程はとても繊細なため、経験豊富な従業員が担当しています。

    私もやり方を教えてもらったのですが、作業が遅すぎてかつ苗が傷ついてしまうので今回は見学だけとなりました(泣)

     

    この早い段階で収穫されたメロンは摘果メロンと呼ばれており、大玉のメロンのような甘味はないです。ですが地元では、キュウリの漬物のような感覚で摘果メロンの漬物が食卓に並んでいます。

     

    さすが、同じウリ科だけに漬物が一番ですね!

     

    先日、この摘果メロンを祖母の所へ持っていき漬物を作ってもらうようにお願いしてきました。

     

    小さいころはこの漬物のおいしさがわからなかったのですが、少し大人になってからおいしさに目覚めました(笑)

     

    摘果メロンの漬物、おいしいのでご存じでない方は、ぜひ検索してみてください!

    マイナーな地元のメジャーな食べ物です(笑)

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2018.03.30

     

    いよいよ地元の桜が満開になりました!

     




    突然ですが、桜に関するおもしろいクイズを紹介させてください。

     

    アブラナと桜は、花を咲かせ双子葉類(子葉が二つ)で離弁花(はなびらが離れている)と共通の性質を持っています。

     

    しかし、アブラナは葉をつけてから花をつけますが、桜は花が咲いてすべてが散った後に、葉をつけます。なぜでしょうか?

     

    初めてこのクイズを出されるまでは、まったく気にしてこなかったので私は全く答えられませんでした(泣)

     

    さっそく答えですが、栄養がキーワードでした。

    植物は、根っこと葉っぱから栄養を作ります。アブラナも同様に花そして種を作るために頑張って栄養を作っています。

     

    対して桜のような樹木は、幹の中にすでに栄養が詰まっています。

    カブトムシなどが樹液を吸って栄養を得ていますよね。

     

    答えは、栄養をすでに持っているか、一から作るかの違いでした。

     

    そして、光合成をするなら夏が一番いいから夏の時期に向けて葉をつけるようです。

     

    以上、桜に関するプチ豆知識でした。

     

    さて。
    メロンの成長記録ですが、いよいよ花がたくさん咲いてきました!

     

    次週には、実をつけたものを紹介できるかと思います!

     

    現在、二種類のメロンを育てています。

    ひとつは「イバラキング」です。茨城を前面に押している品種ですね(笑)

    こちらはイバラキングの葉っぱになります。

     

     

    もう一つは「アンデスメロン」です。

    こちらはアンデスメロンの葉っぱです。

     

     
    アンデスメロンの名前の由来は、「安心です」からだそうですよ。昔はアンデス山脈から取れた品種なのでは!?と思っていたのですが、まったく関係ないようです。

     

    葉っぱも色の濃さに違いがありますね。どちらもおよそ4月から6月くらいまでが旬の品種になります。

     

    どちらも果肉は緑色ですが、比較してみればやはり違いがあると思います。

     

    個人的な感想ですが、若干アンデスメロンの方が甘めですね。

    口触りなども異なりますので、好みは人それぞれですが甘いものが若干苦手な私は(茨城を応援する意味も込めて)イバラキングの方が好きだったりします(笑)

     

    そういえば、なぜか私の周りには夕張メロンのようなオレンジ色の果肉こそメロンだという方が多いんです。

     

    私にとって、緑の果肉がメロンのイメージだったのですが皆様はいかがでしょうか?

     

     

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2018.03.25

    桜の開花宣言がいよいよ発表されましたね!

    ちなみに地元の桜はまだまだ咲く気配がありません。。。

     

    いきなりですが、私の趣味はラジオを聴くことだったりします。

    よく爺くさい趣味だねと言われますが、今はスマートフォンでアプリから聴くことができるので、車の運転中や単純作業が続くときはほぼアプリが稼働しています(笑)

     

    最近、ラジオでとても興味深いお話がありました。

     

    「植物に話しかけると植物の成長が早くなる」というお話を聞いたことはありますでしょうか?その問いに対して私は、植物に話しかけることで息を直接受け、二酸化炭素の吸収量が増えるからじゃないかと考えていました。

     

    ラジオの回答によると、植物に話しかける人は植物に触れる機会が多くなります。植物は、動物などに触れることで刺激を受け、成長が早くなるということでした。

     

    このお話をしていた人は、田中修先生という植物研究家の方でした。

     

    田中修先生は、NHKラジオの夏休み子ども科学電話相談にも出演しており植物に関する本も多数出版しています。

     

    私も何冊か持っているのですが、一冊紹介したい本があります。

     

    その本のタイトルは「植物はすごい - 生き残りをかけたしくみと工夫」です!

     

     

    この本の一節に「植物のトゲ」に関する内容があります。

     

    トゲのある植物は、多くの場合、動物や昆虫に食べられることから守るためであると言われています。

     

    このトゲにはほかにユニークな役割を持っています。

     

    それは、トゲがフックの役割を担っているということです。

     

    トゲがフックとして活躍することで、動物にくっつくことで種と一緒に遠くへ運ばれたり、例えば木や支柱などに絡まりやすくなります。

     

    実は、メロンの茎や葉っぱもすごくギザギザしており、注視してみると小さなトゲのようなものが見えます。素手で触ると若干痛かったりします。


     

    田中修先生いわく、植物は動物と違い動くことができないからこそ、動物以上にいろいろ工夫を凝らして必死に生きているのだと言います。

     

    誰もが知っている光合成ですが、あの薄っぺらい葉っぱがやっていることの仕組みはわかっていても人工的に実施することはできません。

     

    そう考えると植物は本当に不思議ですごいですね。

     

    ご紹介した本は、植物に関する雑学がたくさんありますので、とても楽しく読めてお勧めですよ!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2018.03.12

     

    前回のブログに続き、花粉症に悩まされる毎日です。職業上、外に出ざるを得ないため花粉から避けることができません。東京と比べると、茨城の方が花粉の量が多いような気がしてなりません(泣)

     

    しかしながら、いちごやメロンなどいわゆる果実類の野菜には、花粉がなくては生産が始まりません。

     

    現在、生産しているメロンでは他の生産者さんとの少しでも差別化を図るためにちょっとした特別な工夫をしています。

     

    これです。

     


    何かわかるでしょうか?

    苦手な方がいらっしゃったら申し訳ありません(汗)

     

    正解は、ミツバチです!

     

    栃木のイチゴではCM(昔見たCMですので、今はわかりませんが…)で宣伝するくらい有名な方法ですが、もちろんメロンでも実用が可能です。

     

    ハチと一緒なんて危ないと昔は思っていましたが、こちらから危害を加えない限り、刺されることはまずありません。

     

    こちらが人工蜂の巣になります。



    周りに段ボールを敷いている理由は、可能な限り蜂の巣を刺激しないようにするためです。本来臆病なミツバチですが、さすがに巣に刺激が加わると興奮して刺してくる可能性があります。

     

    蜜蜂栽培の基本は、ミツバチに一切かかわらないことかもしれません(笑)

     

    びっくりすることに、メロンの生産が一通り終わったころには、巣の中にはしっかり蜂蜜ができており、食すことも可能です。メロンの生産が一通り完了したころに巣の中をお見せできればと思います!

     

    しかし、当たり前の話ですが人工的な授粉に比べると圧倒的に非効率です。

     

    大学で農業における様々なバラつきを無くす経営の研究をしてきた身としては、この方法はとてもいいとは言えません(笑)

     

    もちろん果実をつけないまま枯れてしまうものも出てきますが、こればかりはミツバチの気まぐれになります。

     

    ただ、多少値が張っても蜜蜂栽培によるメロンを購入したいという取引先がある以上、こちらも期待に応えなければなりません。

     

    ミツバチの授粉により、味がよりおいしく形もよくなる!と言い切っているネットの記事を拝見したことがありますが、残念ながら形が悪いものはできますし、味に関しては人それぞれなので何とも言えません(生産者としてはおいしくなることを願ってやみませんが!)

     

    ミツバチによる授粉のおかげでメロンがよりおいしくなるとは限りませんが、自然に近い農法の実践という意味では、安全性という面で新たな付加価値を生み出しているのかもしれませんね。

     

    ただ、生産者の願いとしては一つ!

    ミツバチさん!

    どうか、結実数を高めてください(-人-)

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2018.03.05

     

    花粉の季節到来で、起きてから寝るまで一日中、目と鼻が痛いです(泣)

    実は園芸施設の中にいる時が、一番落ち着いていたりします(笑)

     

    前回に続き、メロンの成長をご報告します!

     

     

    メロンなど生産する野菜の苗は基本的に苗専用の園芸施設があり、電熱線などを用いることで、30度前後の温度を保っています。

     

    前回紹介したメロンの苗は、まだ小さい葉っぱが2、3枚程度でしたが、2週間もしないうちにあっという間に大きく成長してしまいました!

    前回までは、赤いポットに入れていませんでしたが、しっかりと根を張らせるために、苗を育てる専用の培養土をポットに敷き詰めて苗を移しました。培養土は、「土太郎」というものを使用しています。

     

     
    高さはざっと15cmほどで、大きな葉っぱが3枚ほど出てきたところで、いよいよメロン専用の園芸施設への定植が始まります!

     

    苗は30度前後を保っていないと弱ってしまう恐れがあるので、朝の10時くらいの暖かくなってきた時間帯から植えはじめ、午前中には植えきるようにスケジューリングをしています!

     

    低姿勢での作業が続きますので、全部植えきったころには足が痺れてしまいました(笑)

     

    ちなみに2月の初旬にすでに定植していたメロンの様子を見てみると、花が咲いていました!

    早いものは定植して2週間足らずで咲いていましたが、最近の春一番で、一気に咲き始めたみたいです!

     

     

    実は今回、メロンの苗を仕入れる際に、自社では2件の種苗メーカーから取り寄せています。理由としては、苗の確保もありますが、メーカーによって苗の育ちに違いがあるため、まったく育たないリスクを避けるためです。

     

    また今年は、イバラキングという品種ともう一つクインシーメロンを育てています。お恥ずかしい話ですが、イバラキング以外のメロンをあまり試食してこなかったものですからどっちがおいしいの!?と聞かれると困ってしまいます(汗)

     

    しかしながら、人によって味の好みは違いますが、おすすめのメロンを紹介できるようにならないといけません。

     

    茨城県民としては、イバラキングを押したいところですが、今後は様々なメロンを試食していく予定です!

     

    今回のメロンの報告はここまでです。

     

    余談ですが、先日再び名古屋へ学会に参加してきました(笑)

    名古屋は何度行っても飽きないですね!

     

    とりあえず、飯がうまいです!

    名古屋名物「あんかけスパゲティ」皆さんはご存知ですか?

     

     
    お好み焼きソースのようなトマトソースのような、初めて食べる味で表現しにくいのですがとりあえずおいしかったです(笑)

     

    写真の撮り方がへたで分かりにくいかもしれませんが、お店の一番大きいサイズで500gと具材爆盛りを注文しました!

     

    やはり、観光するうえで食の存在は絶対に欠かせませんね!

     

    何度でも名古屋には遊びに行きたいと思う今日この頃でした。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2018.01.04

    明けましておめでとうございます!

    愛犬の柴犬「茶々(ちゃちゃ)」と近くの湖を散歩中、二人(一人と一匹?)で夕日をぼーっと眺めていました。

     

    今年は、いい年にしたい!

    ならもっと努力しろ!と自分に言い聞かせています(笑)

     

    去年の最後の授業に出席した際、とても気になった話題があります。農業従事者は立場上、買い手と売り手にとって弱い立場になりがちであるという話です。

     

    ここでいう買い手とは、一般の消費者や食品メーカーなどの野菜や果物を買ってくれる人たち、売り手とは、種や苗、肥料などの資材を売ってくれる人たちを指します。

     

    経営学を学ぶ際に、マイケル・ポーターが提唱したファイブフォース分析というモデルがよく提示されます。これは、企業の業界分析をする際に、それぞれ5つの脅威があり、何が脅威なのかを分析するためのツールです。



    今回はこの脅威のうち、買い手と売り手の脅威について取り上げます。

     

    最初に売り手から説明します。売り手の脅威とはどういうことが挙げられるでしょうか。それは、資材の価格が高くなっても買わざるを得ない環境に置かれているということです。農業は、種や肥料がなくては始めることはできません。農家が自ら種や肥料を生産しているならば別ですが、たいていの場合は購入しているかと思います。

     

    資材メーカーもたくさんあるため、購入先をいくつか検討しておくことで高く売りつけられるような理不尽なことは回避できると思います。しかしながら、ひとつの資材メーカーに依存している場合、気を付けなければならない問題になりますね。

     

    次に、買い手としてはどのような脅威があるでしょうか。この議論の難しいところは買う人によって価値観が異なることです。例えば有機野菜ですが、もちろん作り方が難しいため、価格は上がります。さらに、健康に良いという付加価値も加わり、それを求める消費者や飲食店がいて当然かと思います。

     

    一方で、野菜はスーパーなどでは客引きのためにかなり安めの値段を設定し、それを求める消費者も当然います。食品メーカーなどでも原料を安く調達したいと思うところはあるでしょう。農家が自ら商品を売らない場合、協同組合や食品メーカーなどの仲介を担う業者に価格の決定権を握られることになります。この状況は残念ながら、価格を下げられても抵抗することが難しく、買い手の脅威になります。

     

    受講生の一人が、野菜とかの食べ物は生きる上では必需品だから高いと消費者に叩かれるから農家は弱い立場になりがちであるという意見がありました。

     

    この意見は、難しいところでもありますね。確かにスマートフォンは無くても生きていけますが、食べ物に関してはそうはいきません。ただし、それが価格を下げる要因になるかというとそれもまた疑問です。高くても買いたいと思うのは、それだけ生産者が努力をしている証であり、メーカーのブランドと同じだと考えます。

     

    最後に、種の供給というのは考えると恐ろしかったりします。以前、「種を制する者は世界を制する」という話を聞いたことがあり、今でも耳に残っています。いい品種、需要の高い品種は当然値段も高くなりますから、生産者にとってはつらい話ですね。もちろん高すぎる種は売れなくなるので、種苗メーカーも値段の調整はしていますが、農業に必須の種の存在は少なからず農業経営では見過ごせない課題となりそうです。

     

    去年は経営の手法を学ぶ年でしたが、今年から新たな農業生産技術を勉強する予定です。

     

    生産と経営ともに優れた経営者になるために、今年も引き続き勉強の年になりそうです!

    昔から机に向かうことは苦手なタイプですが、気を引き締めて頑張ります(笑)

     

     

     

     

     

     

    畠英幹|2017.12.06

    街はすっかりクリスマスモードに突入しています!



    こちらの写真にあるイルミネーションは、地元の商工会が冬の期間限定で展開しているものです。

    しかし、ここに来た目的はイルミネーションを拝みに来たためではなく、青色申告決算書作成の勉強会に駆り出されたという理由です。

     

    勉強会は農家の方も多く、収支を見定めて農業経営される方が地元にこんなにいたことに驚き、若干の焦りを感じました。

     

    勉強会は夜の7時から9時まで続くのですが、皆さんものすごくまじめです。仕事で疲れているとか言い訳すると怒られそうな雰囲気で会場が満たされています。

     

    帰りに私の母校の制服を着た学生がイルミネーションに見とれていた姿を見ていて、なぜかセンチメンタルな気分になりました。青春の香りがしますねえ(笑)

     

    ところで皆さんの地域では、どのような野菜や果物の生産量が多いかご存知でしょうか?東京ですと、実は小松菜の生産がすごく多いんですよね。茨城よりも多いと知ったときは驚きました!

     

    私の地元では、メロンやトマトのほかに水菜や先ほど申した小松菜の生産が多いのですが、なぜなのか気になっていました。

     

    そのヒントに、価格安定出荷安定法という野菜の生産に関する制度が少し関係していると思い、今回はこのことについて紹介したいと思います。価格安定出荷安定法とは、消費上重要な野菜を中心に指定産地制度を柱として野菜産地の育成を推進する制度のことで、農協を中心に産地形成が推進されていきました。

     

    残念ながら、日本の農産物生産量は年々減少傾向ですが、これらの野菜は減少していないという結果が得られています。

     

    指定産地の制度により、その地域で特定の野菜を作ると補助金などの制度を受けることができ、結果として農業従事者はその生産に飛びついたという流れになりますね。

     

    2010年度時点の情報で若干データが古いですが、野菜産出額における上位10件で産出額全体の半分以上を占めているという結果から、地理的に農業がやりやすいという点も含めて、農業生産における地域の集中化が進んでいるとも見て取れます。



    ちなみに現在、北海道がダントツですが、2位争いで茨城、千葉、さらに鹿児島が競い合っているみたいです。

     

    ここまでいくと誤差の範囲のようにも思えますが、茨城の自治体では「茨城は2位なんです!農業がしやすい地域なんです!」と名刺にも記入がなされているほどの気合の入れ様です。が、重要なのは生産量ではなく、「その産地と言えば○○!」と言われるブランド力でしょう。お隣の栃木県のイチゴに習わなければなりません。

     

    生産量が多いということは誇るべきことなのか、実は若干の疑問を持っています。

    なぜかというと、本来の農業という自由な経営スタイルを見失ってしまうようにも思ってしまうからです。ただし、全員が自由気ままに好きなものばかり作っていると、ほどんどの野菜が消えてしまうかもしれません。それは輸入で補えばいいじゃないかという声をありますが、それもやはり疑問です。

     

    価格安定出荷安定法によって、生産の自由を奪われたとみるか、消費者の食に貢献していると見るべきなのか価値観は人それぞれです。

     

    ただ、それでも自由な農業経営を貫いた経営者はやはり目が輝いています。

     

    後に、茨城にて多くの小売業者や外食産業と直接契約を交わし、時々、農業に関する番組に出演されている自由な農業経営を貫いた農家さんにお話を伺うことができたので、ぜひその農業経営モデルをご紹介できればと思っております!

     

    寒い日が続きますが、お体を崩さないようご自愛ください。






    畠英幹|2017.11.29

    トマトやサツマイモが終了し、ベビーリーフの生産が急ピッチで進んでいます!クリスマスシーズンに向け、12月は需要が高まるベビーリーフですが、いろいろな種類があり、覚えるのが大変です。。。



    写真にある黄色い葉っぱはスイスチャード、赤い葉っぱはレッドビートという品種で、サラダに加えると食卓に彩りを与えてくれますよ!
     

    ほぼ毎日食べているので、ありがたみが半減していますが(笑)

     

    いきなりですが、デイル・ドーテンの「仕事は楽しいかね?」という書籍を読んだことはありますでしょうか?2001年に発行された本なのですが、2017年でもまだまだ発行され続けているのは、すごいですよね。

     

    この本の中に、「新しいアイディアというのは、新しい場所に置かれた古いアイディアなんだ。」というセリフがありました。経営学を学ぶ上で、耳にタコができるほどいわれる「イノベーション」ですが、新規のアイディアというのは、たいていの場合、古いものの組み合わせだったりします。

     

    例えば、スマートフォン。一見革新的アイテムですが、機能を分解してみると、ATMなどのタッチパネル、携帯電話、パソコン、カメラなどの組み合わせとも見て取れます。

     

    このつなぎ合わせを見つけることが難しいところでもあるんですが。。。

     

    地方活性化に関する研究の中に、「地元学」というものがあります。地元学を簡単に言うと、地方は都会に比べるとなんもないよと嘆くのではなく、そんな地域で生きている人たちは逆に生きる知恵や技術をたくさん持っているじゃん!とプラスに考え、それを使って地域再生を図っていく取り組みのことを言います。

     

    この地元学のような取り組みを行っていくためには、プラットフォームを形成していくことがカギではないかと考えています。ここでいうプラットフォームとは、だれでも「公」の空間の中に、信頼しあい、共通のテーマ、目的を持った人間同士が繋がれる「共」の空間をつくる場所とやや硬い表現で定義します。





    山形県のJAさがえ西村山の事例を紹介したいと思います。

     

    こちらの地域では、さくらんぼを中核として、りんごや西洋梨などの果樹の生産が盛んであり、個人農家で観光農園を実施している箇所がいくつかありました。

     

    この観光農園に注目し、地域の農業者やJAが協力し合い、品質のバラつき解消や地域間でのさくらんぼ狩りを宣伝し、ひとつのプラットフォーム形成していきました。そこに、行政、観光協会、商工業者等がそれぞれの役割を担うネットワークを構築し、地域の自然や景観、温泉、郷土料理などを含めた寒河江市を丸ごとブランド化する取り組みを推進し、今の観光名所を築き上げていったのです。





    就農者減少が進む今日では、少しでも多くの農業従事者が共創し合える環境、すなわちプラットフォームが必要なのかもしれません。では、誰がプラットフォームを作るかという話ですが、授業ではJAが作る役割を担えるとありました。ですが、本当に重要なのはプラットフォームをまとめ上げるリーダー的存在で、それはJAだけとは限らないと思います。

     

    寒河江市は、地域全体の協力体制で発展した事例ですので参考になる部分があるかと思い、今回取り上げました。

     

    地方の衰退が騒がれる今日ですが、少なくとも農業従事者はその地域で生きるなど、何かしらの形で地方活性化に貢献しています。そのような生き方に誇りを持ち、少しでも多くの人に農業をやってみたいと思えるようなモデルケースが生まれるといいですね!

     

    最後まで、お読みいただきありがとうございました!

     

     

     

     

    畠英幹|2017.11.16

    流行語大賞の季節がやってきましたね!もう今年も終わりだと切なく感じる今日この頃です。

    いつか始めようと思っているインスタグラムですが、未だに始めていません。
    その癖に、インスタ映えという言葉は常に多用しており、写真を撮ったり撮らなかったりを繰り返しています。マメじゃない私にはちょっと難しいかもしれません。

    また、朝がすっかり寒くなり、布団から出るのに10分以上かかる季節ですが、ようやくサツマイモの収穫が終わりました。

    品種は「紅はるか」で、甘みがあり、個人的には好きなサツマイモです。
    細く切って、オーブントースターで10分ほど焼くとサクッとしたおやつになりますよ!



    私が作ったとき、若干生っぽかったのでもう少し焼いたほうがいいかもしれません。。。

    突然ですが、「オルタナティブ農業」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。

    いくつか定義があるのですが、農業の近代化がもたらす問題の解決を目指した取り組みのことをオルタナティブ農業といいます。

    なんのこっちゃと思いましたが、一例を挙げて説明してみます。

    オルタナティブ農業の始まりは、女性農業従事者たちによる自給運動からと言われています。これは、1960年代の話ですが、簡単に言うと農業に関する法律によって農家さんは作れる品目が限られたことが理由であるとされています。これにより、自給自足が魅力的だった農業が法律で難しくなってしまい、これはおかしいやろ!と食卓の現場で疑問に感じた農家の主婦たちが立ち上がって、自分達の自給する暮らしを取り戻そうとして運動が行われたという内容です。

    そのような運動は年代通して、いろいろ行われており、簡単な表にしたものは以下のようになります。



    この表だけではありませんが、比較的、食を軸にした健康という考え方からオルタナティブ農業における取り組みが多いようにも感じます。

    ここで注目すべきは、女性の活躍という面です。「俺はこのような意識を持って農業に取り組んでいるよ!」という男性農業従事者ももちろんいらっしゃいますので、偏見を持ってほしくはないのですが、家族経営で農業を営んでいるケースでは、奥さんが作業管理を担っている例が若干多いとも言われています。

    先日の授業で、農業における女性起業に関するテーマがありました。現在でも、女性が農業に従事すると支援金や補助金、無利子で融資を受けられるなどといった様々な取り組みがあり、女性起業数の動向は年々増加傾向にあります。

    起業における経営内容としては、食品加工がもっとも多く、次に流通や販売という順番でした。つまり、自身で作ったものないし夫などが作ったものをより利益につながるようにマーケティングしている役割を担っているケースが多いということです。

    男性という立場ではありますが、負けていられませんね。これらの成功事例は本当に参考になるものが多いので、今後も事例調査を続けていかなければなりません!

    話は戻りますが、訳あり商品についての取り組みはひとつのオルタナティブ農業であると思っています。

    というのは、味は変わらないのに、形が悪かったり傷がついているだけで、捨ててしまうのはもったいないということで、それを加工したり今までと異なる流通で売るなどといった感じの取り組みです。これも今では当たり前の形になったので古い内容かもしれませんね。

    掘ったサツマイモには、変な形をしたものがたくさんありましたが、これはインスタ映えするかもとパシャリしました(笑)



    見方を変えれば、「デカい鼻をした顔」に見えませんか?若干無理があるもしれませんね。

     

     

    畠英幹|2017.10.30

    台風、すごかったですね。
    農家の皆さんの被害が最小限であることを願ってやみません。

    急なお話ですが、先日名古屋で学会発表に行って来ました!
    発表が終わり羽を伸ばして、名古屋飯を満喫してきました!
    名古屋コーチンの煮込みうどん、味噌カツ、天むす、手羽先、〆にひつまぶしを食べました(食い意地がすごいと笑われました)。




    学会よりも名古屋飯がメインになった2日間でした!

    さて、先週の授業では「農産物のブランド化」について勉強してきました。
    ブランド化された農産物はどのようなものが挙げられるでしょうか。
    北海道の夕張メロンや新潟のコシヒカリ、栃木のイチゴなどがパッとイメージが湧きますが、これらの共通点は、「地域」が大きく関連していることです。

    とりわけ、農産物は自治体によるPR活動が主で、さらに地域の特産品を守るためにブランドを保護する制度も存在します。



    しかし、農産物のブランド化は各地方で一生懸命にブランド構築へ勤しんでいますが、上手くいかないのが現状です。

    まず、ブランド開発における課題は大きく2つあるとの意見がありました。

    一つ目は、製品開発とブランド開発に時間のずれが生じるということです。
    どういうことかというと、ブランドが構築されていない地域で農産物を出しても、すぐに売れることはないでしょう。とりわけ、他と違う生産方法や品種であることをアピールできなければ広告を行ってもなかなか関心を持ってもらえないものです。ようやくブランド化に一定の成果がもたらされたころには、その製品が下火になってしまい、結果としてブランド化できずに終わってしまうのが多くの日本の農産物で起こっている現象だそうです。

    これを解決するためには、一人でブランド化を構築するという考え方を捨て、他の生産者と共にブランド構築に取り組んだり、次の就農者へ継承するといった長期的な視点で粘り強く管理していく体制を整えていくことが考えられます。




    二つ目は、ブランドが消費者に提案すべき価値、もしくは便益に製品機能的価値が関与する余地が限定的であり、ブランド価値を高めるためには産地の認知度やイメージに依存せざるを得ないものの、それを活用できる産地が限られているということです。
    これはやや表現が難しく、私はあまり理解できていません(笑)

    ブランドというと高級バックが思いつくのですが、なぜ人は高級バックを求めるのでしょうか?もちろん、いろいろな目的はあると思いますが、そのバックを持つことで他人に自分の価値を示すことができます。一見嫌味な表現ですが、これは意味的価値と呼ばれる要素の一つであり、ブランドを形成するうえで非常に重要な考え方です。

    農産物の場合、松茸など一部例外もありますが、基本的に安いものは消費者にとって魅力的要素になります。ある土地で作る果物は、どこの地方で作るよりも甘みが強いといった地理的環境による優位性や、自然が豊かできれいな水が流れている、といった魅力的な環境イメージがブランドを形成するうえで優位に働くこともあります。ほかにない独特な地理的環境や独特の技術と農産物を組み合わせたストーリーを作ることで、差別化を図り、ブランド形成に至ると私は考えています。

    最後になぜ、ひつまぶしは名古屋で有名になったのか?
    発祥の地という説がありますが、理由は分かりません(笑)
    ただ、歴台のパンフレットや多数の店舗の存在、どの店舗も高価格帯であることには何かしらヒントを提示してくれているように思いました!

    ブランド化の形成は、直売りをする農家にとっては見過ごせない課題ではないでしょうか?

    最後までお読みいただきありがとうございました!

    畠英幹|2017.10.24

    はじめまして!農業をしながら大学院に通っています、ハタと申します。
    初めてのブログ、とても緊張していますが、暖かい目で見守っていただければ幸いです!

    現在、メロン、トマト、ミニトマト、サツマイモ、米(コシヒカリ)、ベビーリーフ、ちょっと珍しい野菜では、ハラペーニョ、バジル、スペアミントなども作っています。
    大学卒業後、どうしてもやりたかったブドウと梨の生産をしたく、それに向けた準備を進めています。



    ハラペーニョ



    バジル



    ミニトマト


    さて、当ブログでは大学や実践による農業経営から得た知見を少しでも多くの皆様に発信できればいいなと思っております。

    それではさっそく本題に移ります。

    先日、大学で農業と地域の関連性を考える授業に参加してきました。
    その際に、JAは必要あるのかという一人の同級生の意見がとても記憶に残っています。
    確かに、少し前に自民党からも様々な問題を指摘され、ある意味話題になっているJAですね。どういうことが指摘されているのかはネットで検索すればいろいろ出てきますので、ぜひ確認してみてくださいね。

    しかしながら、JAは地域によって経営が異なりますので、一概にすべてが悪いとは言い切れないと思います。
    例えば、ある地域では「うちじゃなくて違うところに出荷するならば資材は売らない!」なんていうところもあるみたいですが、地元のJAではそのようなことはあり得ません。JAは、野菜の出荷する集荷場だけでなく、生産技術の教育や有望な人材の紹介など様々な役割があるのです。日本は北から南の気温、山間部から平野部のような地理的な条件も農業経営では大きく影響しますがJAの存在も要因の一つになりえるだろうと思うのです。

    ただ、農業経営をするうえでJAに頼りきりになると大事なことが欠けてしまいます。
    それは、消費者の顔が見えず、農家がモノづくりだけの存在になってしまうことです。



    JAでも直売所を運営しているところもありますので、これも一概には言えませんが、今回は直売所については省略します。

    農業は、工業と違い生き物を育てるからやりがいがあるという意見を耳にしたことがありますが、残念ながら就農者数は減少する一方です。人によってやりがいの定義は異なりますが、作ったものを消費者からおいしいと直接言われることは生産者にとって大きな喜びではないでしょうか。

    工業の世界でも、ずっと下請けだった部品メーカーがこれまで培ってきた技術を生かし、家電製品を作り、それが成功している例もあります。生き残りをかけて必死に創意工夫される姿は本当に素晴らしいです。この考え方は農業をするうえで最も重要であると考えています。

    JAの最大の強みは「安定性」にあります。とりわけ大規模化するほど、確実な出荷を実現するためにJAへ卸し、逆に小規模な生産者はネットや直売所などの消費者との直接取引をする傾向があるそうです。面白い結果だなぁと思いましたが、よく考えてみたらたくさん作るほど、余らせるリスクはなくしていきたいですよね。最後の締めでは、JAに頼ってばかりや逆に否定するのではなく、大事なことは、様々な流通経路をうまく組み合わせて、出荷ないし販売することが農業経営の重要なポイントですという授業内容でした。



    一見当たり前の話ですが、これが意外と難しいのです。今は、JAへの出荷および業者との直接取引がほとんどで、消費者との直接的な繋がりがわずかしかないのが自社の経営です。
    既存の経営に満足せず、常にハングリー精神でありたいですね。


    今後も農業経営の課題を分析して、少しでも魅力的な経営をできるよう努めてまいります!


    最後までお読みいただいて、ありがとうございました!