あらたふみな|2019.02.13

 

数年前に体調を崩していた頃、料理研究家の梅崎和子さんの話を聞く機会がありました。

 

梅崎さんは陰陽のバランスを整えることを基本にした考え方や、レシピを伝えられています。

 

陰陽は食べ物だけではなく、体の中にも存在し健康な時はバランスが取れている。

 

反対に病気というほどではないけれど、なぜか疲労感が取れない、寝つきが悪い、肩こりがひどい、などといった不調な時はバランスが崩れている状態のようです。

 

では体の陰陽のバランスを取るためには、どうすればいいのでしょうか。

 

それは決して特別なことではなく、

「季節の旬のものを食べる」というシンプルなこと。

 

そして生まれ育った土地の物を食べる「身土不二」といった考え方や、食べ物には不要な部分はないので、素材を丸ごと取る「一物全体」といった考え方を取り入れる。

 

例えば、れんこんやニンジンの皮は剥かずに使い、じゃがいもなど灰汁(アク)の出るものも水にさらさず、素材のそのものの個性を大切にするということ。

 

 

我が家ではその時に教えてもらった「重ね煮」のお味噌汁が定番メニューの一つになっています。

 

すべての具材をカットして鍋に重ね入れて、煮るだけの簡単レシピです。

 

【みそ汁レシピ】

  • 鍋の一番下から順にキノコ類、海藻類、葉物、根菜、イモ類、ネギ類、豆、一番上に魚、肉類、味噌も入れる。
  • 水を材料の七~八分目まで加えて、蓋をして強火にかける。
  • 煮立ったら、弱火にして10分ほど煮る。
  • 残りの水を加えてひと煮立ちしたら出来上がり。

 

具を入れる順番がポイントで、鍋の一番底から体を冷やす陰の素材を入れ、土の中で育つ陽の素材を上にして入れ、味噌も野菜と同時に入れてしまいます。

 

野菜からもうまみが出るので、わざわざ出汁を取る必要がありません。

 

2つ以上の素材が重なることで、陰陽のエネルギーが鍋の中で統合され、うまみを出しながら体を整えてくれるというパワーがあるそう。

 

普段の食事でももちろん、体の不調サインが現れた時は重ね煮を作ってみてください。

野菜の優しさが体にじんわりと伝わり、整う感覚が実感できると思います。

 

お薬で一時的に症状を和らげるだけことも時には必要ですが、自分や身近な人の健康は自然の力を借りて、自分たちで整えていきたい。

 

これからも色々なところで学んだことを、無理のない範囲で取り入れて暮らしていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2019.01.31

今回は強い香りが特徴の春菊のお話。

 

子供の頃は香りが苦手であまり好きな野菜ではありませんでした。

 

関西に住む私は小さいころから「キクナ」と呼んでいて、母が「鍋にキクナ入れ忘れた!」というと、ラッキー!と心の中で喜んでいた記憶がよみがえります。

 

冬によく出回っているように見受けられますが、年中食べられる春菊は地中海沿岸が原産で、室町時代に日本に渡ってきた古い野菜。

 

とても栄養価が高く、免疫力を高め、抗酸化作用のあるβカロテンの量はほうれん草以上と言われています。

 

他にもビタミンC、ビタミンEや鉄分、ミネラルが豊富で、貧血や骨粗鬆症の予防にも効果があり、妊婦さんにとって大事な栄養素の葉酸も含まれています。

 

あの独特の香りは自律神経に働きかけ、胃腸の調子を整えて、食欲増進に効果があります。

 

お店では以下のことをチェックして選んでみてください。

・ハリがあって、香りが強いこと

・緑色が濃く、葉が茎の下の方まで生えていること

・切り口が新しく、茎が太すぎないもの

 

お家での保存方法は湿らせた新聞紙などに包み、ビニール袋に入れ、なるべく立てて冷蔵庫で保存する方が良いようです。

 

生のまま冷凍保存することもできます。

凍ったままあまり長く火にかけずサッと加熱して使うことができるので便利です。

加熱料理するとβカロテンの量は生の二倍になりますが、生で食べる方が葉の苦みは弱いので味に抵抗がある方にはサラダなどで食べるのもおすすめ。

 

今では我が家の鍋に欠かせないそんな春菊、使い始めたのは実は数年前から。

 

それまでは自分の中で「あってもなくても良い食べ物」のカテゴリーに入れていました。

しかし数年前に子供のお友達から聞いた「私の一番好きな野菜は春菊!春菊大好き!」という言葉がしばらく脳裏から離れず。

 

あんな小さい子が好きな春菊ってそんなに美味しかったっけ?どんな味だったっけ?と思い試した時が春菊との再会でした。

 

食べてみると、私はどうして今までこの野菜を避けていたのだろうと思うほど、春菊のおいしさを味わうことができました。

 

みなさんも子供の頃苦手だったもの、無理だと思って避けている野菜を一度試してみませんか。

思い込みから、美味しいものを食べ逃してしまっているかもしれません。

 

そんな私もひそかにまだ食べずに避けている野菜があります。

 

今年はそんな食わず嫌いなお野菜にもチャレンジしてレポートしたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2019.01.17

新学期がスタートした週は外出の予定があまり入っておらず、家にいる時間が長かったせいか、気が付くと作り置きの総菜を色々作っていました。

 

2日程で作ったのですが、1日目にして野菜のヘタや皮が山盛りに。

 

捨てるのがもったいない気がしたので、大きめのジプロックにためておき、初めて「べジブロス」作りました。

 

ベジタブル(野菜)とブロス(だし)を省略して「べジブロス」なんておしゃれな名前がついていますが、要するに野菜のクズで作った野菜スープのことです。

 

捨ててしまうような野菜のヘタや皮などの部分には「ファイトケミカル」という栄養素がとても多く含まれているのが特徴。

 

「ファイトケミカル」には免疫力を増強し、抗酸化作用があります。

 

べジブロスの作り方はとても簡単です。

大きめの鍋に両手いっぱいくらいの野菜の皮や種、ヘタなど捨ててしまう部分と、水1000ml、お酒大さじ1~2杯ほどを入れてコトコト30分から40分程度煮るだけです。

 

煮た後はキッチンペーパーなどを敷いたザルでこせば、黄金色の野菜スープの完成です。

 

出来上がったべジブロスは、とても良い香りがしました。

 

しかし味見をしてみると、ん?若干苦みを感じます。

 

基本的に使ってはいけない野菜はないらしいのですが、調べてみると苦味が出る野菜があるので使い過ぎに注意、という野菜がありました。

 

それが、アブラナ科の野菜。

ブロッコリーや菜の花、キャベツの芯、などです。

 

私、ブロッコリーの芯の部分を多めに入れてしまっていたかも。

 

それでも冷ますと苦味が落ち着きまろやかになっていました。

冷蔵庫に保存して2,3日で使い切るのが良いようです。

 

もちろん冷凍保存すると長期保存できます。

 

出来上がったスープはみそ汁やカレー、うどんの出汁などあらゆる料理に使えます。

そして作った後で気になったのが農薬のこと。

 

自宅での解決方法としてあげられるのは

1.水でよく洗う。

2.酢水や塩水につける。

3.重曹水につける。(あまり長い間つけると栄養素も出てしまいます)

 

一応作る前にはよく洗ったし、と自分に言い聞かせながら、出来上がったスープに天然塩を入れておくと味は格段に美味しくなりました。

 

我が家では次の日お好み焼きの粉に混ぜて使いました。

とても美味しく出来上がりましたよ!

 

毎回作るのは難しいかもしれませんが、無農薬野菜など良い野菜を手に入れたら作らないともったいない気がしました。

 

べジブロス、ぜひまた作ってみようと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2019.01.07

 

2019年がスタートしました。

 

今年も主婦目線でいろいろなお野菜や農業をより身近に感じられる話を書いていきたいと思っています。

 

今回はローズマリーのお話です。

 

私は数か月に一度、地元の道の駅のハーブ教室に通っています。

先生は自宅でハーブ畑をお持ちで、道の駅でもたくさんのハーブを売られています。

 

楽しむのが一番!がモットーの教室、先生の育てた香り豊かなハーブでそれぞれ好みの花束を作ることがメインで難しいことはお話されません。

 

その教室でも必ず使っているのが、若返りのハーブと言われるローズマリー。

元々は地中海沿岸地方で栽培されていたもので、たくさんの品種があります。

 

古代ギリシャなどでは悪霊を払うためや、虫よけとして使われていました。

香りが強いので、今ではお料理の際に肉や魚の臭みを取ったりして使われます。

 

木質化(枝が固くなって木の表面のようになること)していない枝の状態のものを土に挿しておけばそこから根が生えて育っていくそう。

 

枝から葉を取って使うこともでき、冷凍保存しておけば鮮度はキープできます。

 

挿し木の仕方は水はけを良くする、など調べると色々と書かれていますが、教室では何もしなくても鉢植えの土に挿しているだけで根が付いたという方もたくさんいらっしゃいます。

記憶力や集中力を高める作用があり、運転中も効果的。

頭痛軽減や利尿作用もあって血行が良くなり、抗酸化作用もあるので美容にも良いです。

 

ただし、刺激が強いので妊娠中の方は使用を控えてください。

 

私は香りは好きなのですが、基本的に草花を育てることが苦手なので挿し木には挑戦したことはありません。

 

そんな育てることが苦手な方にも楽しめるローズマリーの活用法としては、

・葉をお茶パックなどに入れてお風呂に入れる。

・冷蔵庫や靴箱にいれて消臭剤代わりにする。

・お茶やお湯に入れてハーブティーでいただく。(朝一に飲むと口臭予防に効果あり)

・水に挿したり、リースにしてインテリアとして楽しむ。

などです。

                         

指で葉をこすると、いい香りがするのでうちでは玄関に置いています。

元気が出ない時にこすると一瞬のうちに気持ちがスッキリして出発できます。

 

アロマの精油としても人気ですが、生の状態で売られているのを見つけたら一度ローズマリーの葉を楽しんでみて欲しいです。

 

普段はあまり頻繁に使うことはないかもしれませんが、暮らしの中で心が豊かになる自然のアイテムです。

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.12.21

地元のJAのイベントで大根とブロッコリーの収穫をしてきました。

 

天候が悪い日が続いていたので、出来はあまり良くなかったよう。

ブロッコリーは収穫のタイミングが遅れ、花が咲きかけているものが多かったのが残念でした。

 

広がってスカスカになり始めていて、花も咲きかけて黄色くなりつつありました。

 

お店には出せないようなものですが、それでも充分食べられますので、数株取っていただきました。

 

 

大根は秋に種まきをしてから間引きをせずに育てていたようなので、大小さまざま、形もいびつながらたくさんできていたので、好きなだけお持ち帰りください!という状態。

 

スーパーの袋3つ分ほど、14,5本はもらったでしょうか、一人で運べる限界の重さまでいただいてきました。

 

帰ってきてからおすそ分けしてもまだまだある大根。

その日から我が家の大根レシピが始まりました。

 

豚汁に煮物、おでん、サラダなど一通り良く作るレシピも作り、大根の豚バラ巻きなど作ったことのないレシピにも挑戦。

 

そして、残ったものは切干大根に。

はじめは水気がありますが、一週間もそのままにして干しておくと乾燥してとっても小さくなります。

 

大きく切ると存在感があっておいしいので、なるべく大きく切ったつもりでしたが、結局市販のものと同じような大きさになってしまいました。

 

そしてあと一つ、以前から作ってみたかった大根餅を作りました。。

 

以前台湾の大根餅というのを頂いた時にとっても美味しかったのですが、具材も豊富な蒸し料理で時間がかかりそう。

そこで私が作ったのはフライパンで作れる簡単大根餅です。

【材料】

★米粉 大さじ3

★かたくり粉 大さじ3

★鶏がらスープの素 小さじ1

★塩 ひとつまみ

大根 15㎝

ベーコン 2枚

長ネギ 15㎝

小エビ 大さじ1

ごま油 大さじ1

 

【レシピ】

  • ベーコン、ネギを細かく刻む。
  • 大根をスライサーで薄くカット、みじん切りにして軽く水気を切る。
  • 大根に1と★の調味料を入れて混ぜ合わせる。
  • フライパンにごま油をいれて温め、3.を入れて形を整え中火で焼いていく。

両面焼けたらできあがり。ラー油やポン酢などをつけていただきます。

もちもちでとっても美味しく、子供にも大好評でした。

 

 

農家の家で育った方は子供の頃、毎日同じ野菜ばかりが並んで嫌で仕方がなかったという話を聞いたことがあります。

 

おしゃれなレストランで出されるとみんなが喜ぶようなものでも、全くうれしくなかったそう。

毎日のように口にしていると違った思いになるものですよね。

 

私にとっては一つの野菜でいろんな料理に挑戦でき、いろんな味を楽しめた出来事でした。

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.12.10

先日ゆずを手に入れたので、早速はちみつ漬けにしてゆず茶を楽しんでいます。

 

ゆずは果肉より皮の方に栄養価が高く、ビタミンCも豊富。

 

貧血や食欲不振、疲労回復、肌荒れなどに効果大、さらに皮の部分のリモネンとβカロチンが血行を良くし、整腸効果もあります。

 

香りはリラックス効果もあって脳をすっきりさせてくれるので、アロマテラピーでも楽しむことができます。

 

選び方は少し触ってみてしっかりと固さのあるものを選んでください。

少し傷があるようなものでも特に問題はありません。

皮がぶよぶよとして柔らかいものは中身がスカスカで香りも落ちていることがあります。

 

 

購入後は水分が蒸発して、乾燥してしまうことがあるので、新聞紙に包む、ジプロックなどに入れるなどして冷蔵庫で保管しておきます。

一週間程度で使い切るのがオススメです。

 

使いきれない場合は果肉と皮を分け、スライスして冷凍保存し、色々なお料理の風味付けに活用してみてください。

 

面倒な時は切らずにそのままの状態で冷凍しても大丈夫です。

 

いつものお味噌汁にパラパラっと入れるだけで、ゆずの香りがふわっと漂い上品な風味を味わうことができますよ。

 

 

 

ちょっと話は変わりますが、今我が家では「葛湯」がちょっとしたブームになっています。

 

奈良の特産品として身近にあるものの、なんとなく古いイメージの食材だったので家では使ったことがありませんでした。

 

今では取れる山も、採る人も少なくなり貴重なものになっているそう。

 

昔から自然のお薬としても重宝されてきたマメ科の植物です。

 

葛粉はその植物の根の部分を手間暇かけて粉にしたもので、料理に使ってかたくり粉のようなとろみをつけることもできます。

 

葛根湯(かっこんとう)という風邪薬の成分にも含まれているように、昔から血の巡りを良くして体を温め、熱を下げ、痛みも和らげてくれます。

 

そんなゆずと葛、最強のコラボになること間違いない!

 

早速とろみのある葛湯にはちみつ漬けのゆずを入れて、ゆず入り葛湯を作ってみました。

 

 

トロっとした中にさわやかな風味で気分もスッキリ!徐々に体が温まってくる感覚が自分でも感じることができます。

食べやすいので子供にも好評でした。

 

年の瀬はもうすぐそこ、そして今年の冬至は12月22日です。

 

この日はゆず湯に入った後にゆず入り葛湯を食べ、外からも中からも温かなパワーをもらって新しい年を迎える準備をしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.11.30

 
先日、農民連(農民運動全国連合会)の事務局の方や地元農家さんお話を聞く機会がありました。
その中で出てきたキーワードが「家族農業」。


「家族農業」とは農業の運営から管理までの大部分を1戸の家族で営む農業のこと。
意外に思いましたが、世界の約8割が家族農業によって生産されています。


家族農業こそが食卓を守る大切な役割だ!と、国連総会では2019年~2028年を「家族農業の10年」と決定しました。


しかし高齢化や離農、不安定な天候が続く日本ではベテラン農家でも安定して生産することが難しくなっている状況。
さらに「非効率」「儲からない」といったイメージで家族農業は崩壊しつつあるようです。
規模を拡大したり、企業が参入したり大規模農業へ移行されている風潮もあります。

きゅうりとトマトを主に作っているという家族農家さんは、野菜セット以外に市場に卸すこともあるそうですが、その際のサイズの仕分けがとても負担になっているそうです。
一つでも小さな点が見つかると、一箱300~500円も値が下げられるという話でした。


そこで出てきたキーワードが「野菜セット」。


今まであまり深く考えたことがなかったのですが、「野菜セット」は食べる人、作る人、届ける人すべてのひとにメリットがある!という話が出ました。




理由は、

・新鮮な農産物が手に入る。

・誰がどこでどんなふうに作っているのかがわかる。

・少量多品目で生産している農家の農産物も入りやすい。

・天候不順などで価格が変動するときも安定した価格で提供できる。

・野菜をベストなタイミングで収穫し、届けることができる。

・農家にとっても無駄なく手間を少なくできる。


なるほど、確かに作っている人がわかるってとても気持ちがいいと実感します。
 

田舎のおじいちゃんや、近所の農家さんなどからいただいた野菜で料理に取りかかると、その人のことが思い起こされます。
子供との会話の話題にもなるので食育など教育的にもいい影響があります。
 

単純にその時一番良いタイミングで収穫したものをいただけるので美味しい!

もちろん私もスーパーの野菜を買いますし、どんな野菜も日本を含む世界中の農家が一生懸命作っているものなので、否定するわけではありません。
でも野菜は自分たちの体を作ってくれるとても大切なもの、できるだけ安全安心なものを気持ちよく体に取り入れたい。


日本の農業が持続していくために、食べる私たちにも心がけていけることがあると思った一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.11.19

11月23日の祝日は勤労感謝の日です。 

元々はその年に収穫した新穀を神様に捧げ、感謝する儀式が行われる新嘗祭(にいなめさい)の日、ということでした。 
昔は神様に備えてはじめて人々も新米を食べることができたのです。 

皇室では現在でもこの日に新穀を神前に備え、感謝されたあとに天皇陛下自身が召し上がるという儀式も行われているそうです。 

新嘗祭は今でも神社で行われている行事ですが、農作物に限らずにすべての生産を祝い勤労をねぎらう日として勤労感謝の日が制定されています。 

そして小ネギ記念日とは、この日の「勤労をねぎらう」に通じる意味で「小ねぎ生産県協議会」が制定したもの。 



ネギは元々晩秋から春先に出回っている冬の野菜でしたが、今では一年中食べられるようになりました。 

私は関西人なので、ネギと言えばここでお話しする小ネギ(葉ネギ)が主流で馴染み深いです。 

長ネギは鍋やぬたなど、これに使うぞ!という目的があって買いますが、小ネギは何に入れても大丈夫な薬味的存在で使っているので目的なしに購入することが多いです。 

正直言うと小ネギがなくてもなんとかなるということも多々ありますが、ないと何だか物足りなくて、無性に恋しくなる憎らしい存在。 

購入するときの選び方はピンとしてハリのあるもの、色が鮮やかで白い部分と緑の部分がはっきりしたものが良いです。
乾燥しやすいので新聞紙に包んだり、根の部分をキッチンペーパーで包んだりしてできれば立てた状態で保存してください。 
1週間くらいするとしなびたり、色が変色し始めたりするので細かく切って冷凍保存しておくと便利ですよ。

ネギの栄養はビタミンC、カロテン、カルシウムなどが含まれていますが、特徴的なのが玉ねぎにも含まれるアリシンという成分。
血行促進、肩こり、疲労回復、殺菌など様々な効果があります。 

アリシンは生の方が効果的ですが、水に長時間さらすと減少してしまうので気を付けてください。

 切ったあとは15分ほど置くようにすると、切り口が空気に触れてますます効果が高まります。私もネギや玉ねぎを料理に使うときは、早めに切って置いておくようにしています。 

調べてみるとどうやら、白ネギよりも小ネギの方が栄養価は高いよう。
ほっそりとして、か細いイメージですが、見た目以上にできるネギなのですね。



これからの季節、疲労気味の体や風邪の引きはじめにはみそ汁やスープなどに生姜とネギをたっぷり入れて、まずは「自分をねぎらうこと」をしてみてください。

薬を飲む前に、自分で自分の体調を整えていくことを意識して食べ物を選び、免疫力や自己治癒力を高めていきたい初冬です。
















あらたふみな|2018.11.08



まっすぐ伸びるもやしの様子から11月11日に制定されたもやしの日。 

安くて低カロリー、お料理のわき役、家計のお助け役、といったイメージ。 

栽培方法は種子をひたして室内の光を遮断して容器の中で発芽させるので、種子そのものの栄養に、成長しながら新しい別の栄養素がさらにプラスされるという特徴があります。 

豆類にはないビタミンCやビタミンB群、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維など栄養価も高い見た目であなどってはいけない、立派な野菜。 

日本では主に緑豆、ブラックマッペ、大豆と三種類に分けられます。

 

緑豆…中国原産の豆が原料。茎が太く、みずみずしい。国内もやしの9割を占めている。

ブラックマッペ…名前の通り黒い種子で、茎はやや細くしっかりとした食感が特徴。

大豆…豆が付いたままで売られている。独特の食感や味わいが楽しめる。

 

この中でも一番栄養価が高いのがダントツで大豆もやし! 

アスパラガスに含まれていることで知られているアスパラギン酸は、疲労回復や代謝を良くしてくれる栄養素。 

そのアスパラギン酸の量が大豆もやしにはアスパラガスの2倍も含まれているのです!

今まで大豆もやしは食感が気になるので選んでいませんでしたが、次は必ず豆のついた大豆もやしを購入しようと思いました。 

選ぶときはなるべく太く、張りがあり、白いものを選んでください。 

古くなるとだんだんと茶色く変色し始めるのでなるべく早く、購入してから2,3日くらいで使い切りましょう。 

調理するときはシャキシャキ感を残すには手早く加熱することを心がけてくださいね。

ビタミンC の損失も防ぎますよ。

 

今回もやしのことを調べてみると元々230社ほどあった国内のもやし工場は、100社以上が廃業し、現在は130社を切るほど経営状況は悪いそうです。 

理由は種子や人件費が高騰し続けているのに価格が変わらないから。

土で育つお野菜は天候にも左右され、出来上がる量や質も年によって変わる場合があります。

一方でもやしは水耕栽培で作られ豆苗やカイワレ大根などスプラウトの仲間で質も均一で旬といったものはありません。

徹底した衛生管理の中、24時間年中無休で栽培されています。

 

それゆえに消費者にとってはありがたい存在で、価格を上げたいといわれると耳が痛い話ですが、そのような背景があることを知っておくということは大事なことではないでしょうか。

 

11日はもやしを多めに買ってもりもり食べてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.10.29


奈良時代から栽培されている柿は日本の風景にぴったりな果物。 

夏はスイカ、冬はみかんなど季節を感じる果物は色々ありますが、柿は季節と同時に日本的な趣を感じさせてくれます。 

ご近所でも家の庭先、畑と色々なところで柿の実が見られます。 

「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」は有名な俳人、正岡子規の俳句。 

子規が法隆寺に訪れたとされる10月26日は「柿の日」なんだとか。

 

他にも

「柿落ちて、犬吠ゆる奈良の横町かな」

「渋柿や、あら壁つづく奈良の町」

「渋柿や古寺多き奈良の町」

といった俳句も詠まれ、どれだけ柿のある風景が風情あるものかをうかがい知ることができます。

無類の柿好きだったのかもしれませんね(笑)。

 

おいしい時期は10月下旬から11月にかけてで、今がまさに旬です。 

甘くて華やかな果物も多い中、やや地味な印象の柿ですが栄養価は負けません! 

ビタミンC、カロテン、ミネラル、カリウム、食物繊維がとても豊富。

ビタミンCはみかんの2倍ほどあるといわれ、これから訪れる寒い冬に備える養生になりますね。

 

他にも抗がん作用、風邪予防、貧血予防、血圧降下に効果が期待できます。 

ただ、食べ過ぎは消化不良や体を冷やしてしまうこともあるので注意してください。

また、柿は渋柿と甘柿の大きく二種類に分けられています。

理由は柿に含まれるタンニンの成分で、渋柿はこのタンニンが溶けることで舌に伝わって渋みを感じます。

一方、甘柿はタンニンが溶けないので渋みを感じることがないといった違いがあります。

柿をカットすると黒い点々が見られることがありますが、あれが甘柿の溶けていないタンニンなのです。

 

おいしい柿の選び方は、

  • 葉が4枚そろっていて、果実に張りつき隙間がない物を選ぶ。
  • 果実は全体にしっかりと濃いオレンジ色がついていて、形がいびつでなく整っているもの。
  • ずっしりと重く柔らかすぎない物。

どんどん柔らかくなってくるので購入したら早めに食べることをおすすめします。

 

シャキシャキの食感のまま保存するには、水を含ませたティッシュやキッチンペーパーを小さくたたみ、柿のヘタの部分にあててそのまま冷蔵庫で保存すると良いです。 

品種も次郎(じろう)、愛秋(あいしゅう)富有(ふゆう)、平核無(ひらたねなし)、刀根早生(とねわせ)、甲州百目(こうしゅうひゃくめ)などなど、なんと1000種類ほどあるのだそう。 

ほとんど漢字の名前ばかりで読みづらいのですが、それもまた柿らしくていいですね。

 

これからもずっと柿は柿らしく、和の心を感じさせてほしいと思います。



















 

あらたふみな|2018.10.19

先日は久しぶりの畑のお手伝い、ニンジンの間引きをさせてもらいました。 
今までいろいろなお手伝いをした中で1,2を争う楽しい作業です。

ニンジンは育っていく途中、土の中で隣同士が近い距離だと根が大きく育たないので、成長の邪魔になるニンジンを取って間隔をあけてあげます。 

邪魔になるとはいってもニンジンはニンジン。 
途中で抜いてしまうのはとてももったいない気持ちになり、はじめは戸惑うのですが、それでは大きくなるはずのニンジンも育たない。若いうちに間引いてあげることも必要です。

3,4㎝ほどあるキアゲハの幼虫の出現に時々顔を引きつらせながらスポスポの土から抜く作業、始まってみるといいきもち良い感触で戸惑う気持ちも薄れてきます。
逆に調子に乗って抜きすぎないようにしなくては!と思うほど。
 

今回抜いたニンジンの根の部分はまだまだ小さく、赤ちゃんの小指ほどあれば大きい方。
そんな小さな根とは違い葉の部分は、ずいぶんモサモサと大きく育っています。



若いニンジンの葉は畑の中でもとてもさわやかなグリーンで絵本のピーターラビットが出てきそうな雰囲気。
色々な野菜の葉がぐんぐんと生い茂る中、ひときわその可愛らしさが引き立ちます。

 

ニンジンの葉の部分は栄養価も高く、

・カリウム…老化防止や美肌効果、抗がん作用。

・カロテン…高血圧予防、むくみ解消。

・ビタミンE…血流を良くし、心筋梗塞や動脈硬化予防。

・ビタミンK…骨を丈夫にする、血を止める。 

他にもカルシウムやビタミンCも豊富に含まれています。

 

実と同じく時期によって大きさも硬さも変わりますが、若いうちはまだ柔らかく独特の苦みもあまり強くありません。




料理方法はサラダ、お味噌汁の具、胡麻和えやジャコ炒めなどあらゆる料理に刻んでいれることができます。 

たくさん手に入れられた時はレンジでチンして乾燥させれば容量を抑えて保存できるので、パセリ代わりにスープやパスタに入れても色どり良くなります。 

レシピの中でもおすすめはかき揚げと聞き、ニンジンやジャガイモ、玉ねぎと一緒にその日は作り慣れない天ぷら料理にチャレンジしてみました。 

柔らかくてとてもヘルシー、油料理でもおいしくてモリモリ食べてしまいました。




ただ葉はニンジンの実の栄養を吸収してしまい、すぐしなびてしまうのでスーパーでは葉つきのニンジンはほとんど見かけられません。食べたことがないという方も意外に多いとか。

 
直売所などで葉のついたニンジンが手に入るチャンスがあれば、捨てずにぜひ色々な料理に使ってみてください。
















あらたふみな|2018.10.09



秋はじゃがいもやさつまいもなどの芋類が豊富な季節。 
ほくほくしていて、体がほっとする大好きな野菜。 

実は芋類の中でもあまり使わないのが里芋でして。 
理由は、土がいっぱいついていて手間のかかる感じと、皮を剥くと想像以上に小さくなって少し残念な気持ちになるから。

しかし今回、里芋は歴史も古く魅力満載な野菜ということを知ってしまいました! 

里芋はなんと縄文時代から食されてきた野菜。
じゃがいもやさつまいもの栽培が盛んになる江戸時代まで芋と言えば里芋のことでした。 
親芋ができた後に子芋、孫芋、ひ孫芋、と親芋のまわりにたくさんできることから子孫繁栄の意味でお正月料理などにも出されます。

主な成分はでんぷん質で加熱するとあの独特の粘り気が出て消化吸収が良くなります。

カリウムの量は芋類の中でNO.1! 

他にもたんぱく質やビタミンB、C、食物繊維も豊富で水分が多いので低カロリー。
高血圧予防や便秘改善などに効果があります。

スーパーでの選び方はふっくらしていて、丸くハリのあるものでひび割れなどがないものを選んでください。
おしりの方をチェックしてフカフカしていたら傷んでいるかも。
乾いているものより、湿っている方が良いです。

低温と乾燥に弱いので、秋は新聞紙に包み常温で保存しておいて大丈夫です。 

土がついたまま売られているのは、皮の表面に繊維が多いのでしっかり洗ってしまうとカビが発生しやすくなることが理由のよう。

調理前にはぬめりを取っておくことがポイントです。
ぬめりが強いと味がしみにくく、出汁が濁ってしまう原因になります。 

下の3つのうちどれか一つでもしておけば美味しくいただくことができます。

1.茹で汁に塩を少々入れる。

2.皮を剥いた後に塩でもむ。

3.一度茹でて、また自ら調理する。

 

また、昔から里芋を使った自然療法がありました。 

「里芋パスター」と呼ばれていますが、打ち身やねんざ、のどの痛み、咳、乳腺炎などのあらゆる炎症や、筋腫やガンなどの体内の毒出しにも効果があるとされています。

作り方は皮を剥いた里芋をおろし金ですり、同じ分量の小麦粉とまぜ粘りをつけ、ショウガと塩を少々混ぜて綿布などに1~2㎝の厚さに伸ばし、それを患部に当てるといった簡単なもの。 

効果には個人差があり、必ず治る!とは言い切れませんが、古くから伝わる民間療法として里芋が使われていたのは驚きです。
じゃがいもだとその効果は半減するようですよ。 

めでたい食材でもあり、手当もできる内なるパワーを秘めた里芋。 
見た目や扱いにとらわれて、敬遠していてごめんなさい。 

これからは積極的に里芋を使っていこうと思っています。










あらたふみな|2018.09.28

夏も終わり一気に秋の気配が訪れている今日この頃です。

毎日暑いとは掃除する気分も薄れていましたが、家で過ごしやすい時間も多くなってくると気にならなかったちょっとした汚れが気になってきました。

 私は普段洗剤もケミカルなものはできるだけ避けて、重曹やクエン酸なども併用して掃除するように心がけていますが、食べ物にも同じように汚れやにおいを落としてくれる力があります。 

今回は捨ててしまうような野菜や果物のクズや皮などを使った簡単なお掃除方法をお話します。


ジャガイモの皮…鏡や蛇口を磨くとピカピカになります。 
サポニン成分が界面活性剤のような役目をして、でんぷんはくもり止めの効果もあります。

大根やカブの皮…ほうろう鍋やシンクの汚れを取ってくれます。 
ジャガイモの皮と同様にシンクや蛇口を磨いてもO.K.
特に葉の付け根あたりを使うのがオススメです。
大根に含まれるジアスターゼが汚れを分解し、ビタミンCには漂白作用もあります。

 米のとぎ汁…食器のつけおき洗い、フローリングの拭き掃除など。
食器はとぎ汁にしばらくつけてから洗うととぎ汁の油分が汚れを取り、使う洗剤も少なく済みます。
フローリングを拭く時はとぎ汁で拭いた後に乾拭きするとベタベタが取れてつやも出ます。

みかん…皮を使った洗剤を作っておけばコンロまわりやキッチンの油汚れ取り、フローリング磨きなど色々な場所で活躍してくれます。
皮に含まれるリモネンが油汚れを落とし、ペクチンが艶を出してくれます。

 

【オレンジクリーナー】

材料…みかんの皮3個(お茶のパック袋に入れるとクズが出にくい)、

水300㎖

重曹(あればで良い)小さじ2

(手順)

1.鍋に水とみかんの皮を入れて20分ほど弱火で煮出す。

2.火を止めて冷めたら重曹を加えて混ぜる。

3.クズなどを取り除き、容器に入れて冷蔵庫に保存。なるべく一週間くらいで使い切る方が良いです。


レモン…まな板の除菌やキッチンまわりのお掃除に。
使いきれなかったレモンや切り落として捨ててしまう箇所を使えば無駄がありません。
他にもレモン果汁を絞ってふきんに垂らしてレンジでチン!
そのふきんでレンジの庫内や周りを拭けば、さわやかな香りの中でキッチンの掃除ができます。
果汁にはクエン酸が含まれているので、アクを落として色の沈着を防いでくれます。

 

(まな板の除菌)

1.果肉をまな板にこすりつけた後、20分ほど置く。

2.熱湯をかけて洗い流す。

3.拭いてから日光にあてて干す。

 

 

年末の大掃除時期になると大がかりで気持ちも焦ってしまいますが、まだ今は気分に多少余裕がある時期。 

子供にもやさしいエコで無理をしないお掃除を楽しんでみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.09.18

 


以前から薬膳に興味があり、我が家の食卓にもうまく取り入れていけたらいいなと思っています。

 

薬膳は元々中国から伝わってきたものです 

昔の中国では漢方を煎じたり、体調を考慮し食材を選んだりする「食医」と呼ばれる医者が内科医や外科医よりも一番権威ある医者として朝廷に仕えていたそうです。

 「薬」という字から、難しそうで食材も手に入りにくくて、手間のかかる料理と感じてしまいがちですが、

 

  1. 毎日の食事でよく使う食材
  2. 季節
  3. 自分の体調

 

これらを合わせて身体を整えるだけのことなので、とても簡単。 

日本の和食はこれに通じるものがあるので、普段から食材に意識をしている方ならば、気づかないうちに薬膳を取り入れられている気がします。

 

そして薬膳の中では考え方が大きく二つあります。

 

1.自然界のものは「陰」と「陽」の二つに分かれる。

昼と夜、男と女、熱と寒、など朝太陽が昇って夜日が沈んで一日が終わるという流れから生まれた考え方。

 

2.自然界のものは五つの行に分けられる。

万物は木・火・土・金・水の五行(ゴギョウ)と呼ばれる五つの性質にすべて分類されるという自然哲学。

 

五行の中にはさらに五臓、五季、五味、五色という分けられ方がありすべて五行にあてはめて考えていきます。

と、ここまでは薬膳の基本中の基本のお話でしたが、秋から冬にかけては季節の陰陽で言えば陰に向かっていく季節。

 

特に秋は朝晩が冷え込んでくるので風邪の予防や、乾燥トラブルに対策していくことが大切で「うるおい」を補うことが良いとされています。

 

そんな秋におすすめの薬膳的レシピは

温かいスープや蒸し物、ホイル焼きなどの蒸気たっぷり、しっとりレシピです。



お野菜レシピで言うと、

ふろふき大根、レンコンのはさみ揚げ、かぼちゃのそぼろあんかけ、山芋グラタン、スープ(大根、にんにく、白ネギ、鶏肉)などです。

 

熱々というよりも、じんわりと温もりを感じるほくほく系のレシピですね、

 

また夏の睡眠不足や水分を多く取って胃腸が弱ってしまっているお疲れ気味の体におすすめの食材は山芋! 

唯一生でも食べられる芋で、中国では漢方薬として利用されるほど。 

消化促進、滋養強壮力が高く、老化予防、肌荒れ予防、便秘改善、疲労回復とうれしいことだらけです。 

保存は切り口が乾かないようにラップできっちり包んで冷蔵庫保存してください。 

すり下ろして小分けにして冷凍保存もできますよ。 

私も近頃少し胃腸が疲れていたので、早速長芋入りスープで温もりました。

 

食養生は続けることが何より大事。 

でも何でも続けることって難しいですよね。 

少しずつ、無理せず「簡単そうだし、やってみようかな」とピンときたものを気楽に取り入れていくことが秘訣ですよ。

 

楽しみながら、潤う秋をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.09.07

九月に入り、丸茄子の生産農家さんのお話と調理実習の講座に参加してきました。 

私自身丸茄子はしっかりと見ることも食べることも初めてで、ただ形の違う茄子といった印象しかありませんでした。

最初に若手の丸茄子農家さんのお話を聞かせてもらえることに。 

茄子は1300年以上前に日本に伝わってきて、元々は朝廷に献上していましたが徐々に庶民の間にも広まってきました。 

初夢の「一富士二鷹三茄子」や「物事を成す」という意味で縁起の良いものとされています。

 

そんな茄子の中でも原種に近い状態のまま栽培されている「大和丸茄子」。 

大和野菜と呼ばれる奈良の伝統野菜の中でも、濃い紫色で皮がしっかりして味わい深い野菜として「茄子の女王」と呼ばれています。 

田楽や炒め物、揚げ物といったしっかり火を通すお料理がおすすめ。

 

そもそも伝統野菜というのは「地方野菜」とも呼ばれていて、国内の各地で古くから栽培利用されてきた在来品種のこと。

コストの問題もあって、大きな消費地向けにはほとんど流通していません。 

流通し過ぎると大量生産となり、値段も下がってしまうのであえて種を出さないようにもするそうです。

 

元々日本の古い食文化に根差したものなので基本的に「和食」に合った食材となります。 

関西の方では良く耳にする京都の伝統野菜の丸茄子とは同じ品種だそうです。

 

違っているのはナスの頭にある帽子のような部分の額(がく)の数。 

その額の形が、京都の丸茄子は三弁に対して大和丸茄子は五弁あります。 

また、一般的に売られている千両茄子は一つ100g程度で葉の色は黒っぽいのですが、丸茄子の葉は緑色で重さも200g~300gと重量感があります。

 

 

丸茄子のお話をたっぷり聞かせてもらった後、丸茄子を使ったアレンジレシピの調理実習がありました。

メニューはスライスした茄子でお肉を挟んだ「丸茄子バーガー」と「フライド茄子」。 

家ではなかなか思いつかないアイデアレシピです。

 

さっそくスライスしてみると丸くて大きい! 

普通の大きさのフライパンでも4枚ずつしか焼けません。 

油を吸っていくと、とろみも出てきて茄子だけそのまま食べても十分おいしそう。 

バーガーにするとボリュームも出てお腹いっぱいになりました。

 

奈良県民でもあまり頻繁にお目にかかることのない丸茄子の講座は、お腹も満たされて満足な内容でした。

 

また機会があれば地元で採れる伝統野菜をご紹介していきたいと思います。



















あらたふみな|2018.08.28




八月も中頃、関西でもほんの一瞬涼しい日が続くことがありました。

 

わずかにでも気候の変化を感じると、今まで散々食べていたトマトやキュウリも体が冷やされているようで、ホッとできる煮物やスープなどを取り入れたくなりました。

 

あれ、このまま秋に突入?なんて思ったのはつかの間、すぐにまた猛暑日がはじまり少し体の疲れを感じるこの頃です。

 

食材には「旬」というものがあり、その食材がほかの時期よりもおいしく新鮮に食べられます。

 

旬に関わる言葉も色々あります。

 

■旬の走り…その食材の出始めの事を「走り」と言います。季節にはじめて収穫したものを「初物」(ハツモノ)とも言い、「初物を食べると75日寿命が延びる」と昔から言われています。

 

■旬の盛り…食材の最盛期を「盛り」と言い、この期間を「旬」と呼ぶ。栄養価が高く、食材のおいしい季節です。

 

■旬の名残…食材の終わり、最盛期を過ぎた時期を「名残」と言います。食材と共にその季節も終わりを惜しむのは日本人ならでは繊細な表現。「旬外れ」とも言われています。

 

■時知らず…旬を感じさせない食材で季節を問わず一年中食べられるもの。こんにゃくや乾物、豆腐などのものを言います。

 

 

9月の旬の食材を並べてみると、

モロヘイヤ、オクラ、きゅうり、なす、ズッキーニ、ピーマン、おくら、とうがらし、かぼちゃ、インゲン、栗、ニンジン、里芋、ジャガイモ、しいたけ、しめじ、など。

 

真夏にたくさん食べていた野菜も思ったよりも多くあります。

 

産直市場に出向くとオクラやなすが多く並ぶ中、里芋が「旬のお野菜!」と書かれてたくさん並んでいました。

 

夏野菜の中に徐々に秋野菜が入ってくるのですね。

 

一方で夏の行楽グッズを売り出していたお店には早々とハロウィングッズが並べられていていることに驚きました。

 

食べ物はそういったものとは違い、今日と明日で突然秋のものにガラリと変わっていくものではありません。

 

天気の移り変わりは昔よりも激しく感じられますが、やはり自然の中で育ち続ける食物はそんな季節の移ろいを受けながら徐々に変わっていくものなのです。

 

お店では多くの野菜が一年中出回っていることが多いので、日本に住む私たちは食べたいときに食べたいものが食べられます。

 

豊かな食生活が送れることは本当にありがたいもの。

 

でもそんな「時知らず」な生活は味気なく、少しもったいない気がします。

 

 

みなさんの住む町ではこれからの季節どんな食を楽しめますか。

 

奈良ではこれから柿がたくさん出てくるはず。まだ少し先ではありますがその季節を思い夏の終わりを待ちたいと思います。
















あらたふみな|2018.08.10

 




夏の冷蔵庫にトマトがなくなってしまうと心細くなってしまう私。

 

母が私を妊娠中、無性にトマトが食べたくてたくさん食べていたという話を聞くと、私のこのトマト好きも納得できます。

 

最近は大玉よりも手軽で食べやすく栄養価も高いと言われているミニトマトが人気のようです。

 

あらためてスーパーに並んでいる品種を見てその多さにびっくり、近所のスーパーでも数えると10種類ほど並んでいました。

 

こんなに数多く品種別に売られている野菜はトマトくらいではないでしょうか。

 

品種はここにざっと挙げてみても

 

桃太郎(大玉)

こくみラウンド

イタリアン

シシリアンルージュ

ピッコラルージュ

アイコ

ピッコラカナリア(黄色)

グリーン(緑色)

ブラック

 

…まだまだあります。



 

お店ではなるべく色むらがなく、持つとずっしりと重いもので、ヘタが枯れておらず緑色がしっかりとしているものを選んでください。

 

完熟したトマトは味も濃く栄養も豊富ですが、大量に仕入れる店のものはたいてい緑色が残る状態で収穫されたものが多くなってしまいます。

 

緑色が残っているものであれば、少し常温で置いておくと赤みが出て味もしっかりとしてくるのでおいしく食べられます。

 

それでも枝についたまま完熟させたものの方が栄養価は高いので、なるべく近郊で獲れたものや、収穫後すぐに手物に届くものを口にしたいものです。

 

トマトはビタミンAやビタミンC、食物繊維も豊富で、血圧を下げてくれるカリウムやルチンも含まれています。

 

そして特に注目されるトマトの栄養成分はリコピン!

 

抗酸化作用が高く、体に有害のある活性酸素を抑えてくれるため、がん予防や高血圧、老化防止に有効という考えが定着しています。

 

生の状態より加熱することでリコピンは2~3倍も吸収しやすくなるので、生で食べるも良し、加熱して食べるも良し、の優等生野菜です。

 

また人の味覚には基本の五味(ごみ)、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味というものがあり、その中のうま味成分、グルタミン酸の量が野菜の中ではトマトはトップクラス!

 

トマトソースなど最後まで後を引く味はうま味成分によるものなのですね。

 

夏の野菜は体を冷やす効果もあり、トマトもその一つですが冷たいものばかり食べていると胃腸が弱ってしまうこともあります。

 

またあまり冷やしすぎると甘みがうすれてしまいます。

 

ミニトマトや少し潰れてしまったトマトはカットしてお味噌汁に入れていただくのもおいしいよ、と農家のおばあさんに教えてもらったことを思い出しました。


 

涼しくなってくる夏の終わりには、ホッとする温かなトマト入りのお味噌汁で体を休めてみるのはいかがでしょうか。

















あらたふみな|2018.07.30




私は野菜に限らずネバネバの食材が大好きです。

 

野菜でネバネバ成分のあるものは

オクラ
長いも
自然薯(じねんじょ)
モロヘイヤ
つるむらさき
金時草(きんじそう)
おかわかめ
明日葉(あしたば)

などがあげられます。

 

その中でも我が家で一番出番が多いのはオクラ。

 

すでに2000年以上前からエジプトで栽培されていたといわれるオクラはネバネバと種のプチプチした食感がたまりません。
日本語ではなく英語でOkraと書き、漢字では「秋葵」と書きます。

 

可愛らしい花を咲かせてくれるお野菜で、開花後わずか4~5日ほどで収穫、採り遅れてしまうと硬くなってしまいます。


そしてあのネバネバはペクチンという成分。
食物繊維のペクチンは血中コレステロールを減らして血圧を下げてくれます。またネバネバの成分は胃の粘膜保護、整腸作用、消化促進に効果があるといわれています。

 

たんぱく質と一緒に食べるとより効果的なので納豆は正にベストパートナー!

 

他にもカルシウム、カリウム、マグネシウム、カロテン、ビタミンCなどが含まれていて免疫力をアップさせてくれるので夏バテ防止に取り入れたい食材です。

 

スーパーにいくと5角オクラ、丸オクラはよく見かけますが、他にもいろいろな品種があります。

 

赤オクラ…生だと赤色ですが火に通すと緑色に変色するので、色を楽しむには生のまま使うのがオススメ。

花オクラ…オクラの花の部分を食べます。その花の部分もネバネバしています。

ダビデの星…太くて肉厚、ダビデのマークのような形が美しい星形のオクラ。

 

お店では緑の色が鮮やかで、産毛がしっかりとあるものを選んでください。
黒ずんでくると古くなってきた合図です。

 

暖かいところで育つオクラにとってはあまり冷やし過ぎるのも良くありませんので、冷蔵庫で保存するときは必ず野菜室に入れます。
傷みやすいので、できるだけ早く食べてくださいね。



さらに生で食べられるのもうれしいポイント。

 

暑い時はできるだけなるべく台所でも火を使いたくないですし、調理はなるべく楽にしたい!
塩でもみ洗いすると産毛が取れてチクチクせずによりおいしく食べることができます。
さらに生でも湯がいてどちらでも冷凍保存できるのでカットして冷凍しておけば、料理途中の材料にすぐに使えます。

私は夏に体力を回復したいときは温かいお味噌汁に入れるのがお気に入り。

くせのない味でお浸し、酢の物はもちろん、スープやみそ汁、炒め物、揚げ物、とどんな料理にも合う万能野菜のオクラ。


夏には欠かせない名わき役です。











 

あらたふみな|2018.07.20



毎日暑い日が続いていますが、みなさん体調いかがでしょうか。

汗まみれなのは子供だけではなく大人も一緒、農家さんも含めて外で働く方は本当にお疲れさまです。

 

そんな中ほんの少しの時間ですが、農家さんの収穫にお邪魔しました。 

今回は奈良の伝統野菜の一つ「ひもとうがらし」の収穫でした。


実の部分はしっかりしているのですが、茎は意外と細くて柔らかく片手だけで実を採ろうとすると、ポキッと折れてしまうので茎に指を添えて採っていきます。

太さは5ミリほどで細くてひょろりと長い姿は少々頼りない形ですが、とうがらしは暑さにとても強いお野菜。

家庭のプランターでもどんどん実をつけてくれるので育てやすく、畑のひもとうがらしも突き刺すような日差しの中でしっかりとたくさん育っていました。

 

とうがらしは元々南米で栽培されていて、日本には16世紀になってからポルトガル人によって持ち込まれました。

種類も多くあり、外国のものではメキシコのハバネロ、やハラペーニョ、韓国唐辛子、日本には沖縄の島とうがらしや京野菜の京都伏見辛といったものがあります。

「カプサイシン」という成分がとうがらしのピリッとした辛さの元で体脂肪を分解するので肥満防止にも効果があります。

ビタミンCやカロチン、マグネシウムも多く含まれていて、食物繊維も豊富。

 

また血流がよくなって体があたたまるので足湯などに入れてもいいですし、虫よけにもなるので米びつに入れたりもします。


種を取る必要もなく、サッと炒めてそのまま食べられるお野菜なので調理も簡単ですし、エアコンなどで冷えてしまうこともある夏の体にもどんどん摂り入れたいと思っています。

子供には少し刺激が強くて食べられなかったので、大人向けのお野菜としておすすめしたいです。

 

カレーにトッピングしてみるとピリッとした刺激がとても良く合いましたよ!

 

先日西日本では数日間豪雨に見舞われました。 

私の住む地域は幸い被害の酷い場所ではありませんでしたが、畑は少々影響があったそうです。

道から畑を見渡すとトマトの赤い実がたくさん見えていたのですが、実際に畑に入らせてもらうとほとんどが商品にならない状態のようでした。

雨が畑に大量に入りすぎたことで、生育に影響が出ていました。

県外に住む仲間の農家さんは大きな被害がある方もおられるよう。

天候の影響で野菜が高騰しているというニュースを耳にしていましたが、そんな農業の現状を見聞きし、暑い中の畑作業を目の当たりにすると不満など口にできず頭の下がる思いになります。

 

自然とたたかう全国の農家さん、毎日暑い中本当にありがとうございます!という気持ちでいっぱいになった一日でした。











 

あらたふみな|2018.07.09



大好きな梅干し作りを教えてもらえる機会を見つけ、先週初めての梅仕事にチャレンジしてきました。

梅干し作りは面倒で時間がかかる作業といった印象でしたが、 

果実園の奥様の手順は 

大まかで大丈夫なんです!

私も瓶で漬ける時も消毒はしないで作る時もあります! 

梅も汚れが取れればいいのでさっと洗って、何個かまとめて拭いてもらったらO.K.です!

と、とてもざっくりとしたものでむしろプロを感じさせます。 

これならば大雑把な私にもできる気がすると一気に気持ちが楽になりました。



簡単に作業を紹介したいと思います。

 

◆分量

梅   1キロ

塩        180g

シソを漬けたもの           300g

※市販されている梅シソ漬けを使用しました。面倒なあく抜きが不要でこれはかなり便利でした!

 

◆用意するもの

竹串

ジプロックフリーザーバックLサイズ

大きめのザルとボール

キッチンペーパー

 

◆手順

  1. 梅のヘタの黒い部分を竹串で取り除き、ボールにあけてサッと水洗いする。

  2. キッチンペーパーで表面の水気をふき取る。

  3. ジプロックフリーザーバックのLサイズに梅を入れて、塩を入れる。

 


その日の作業は以上、拍子抜けするくらいあっという間に終わりました。



家に帰った後は、梅の袋を梅と同重量ほどの鍋の下に塩が溶けるまで置いておき、1日おきに上下さかさまにします。

5、6日程すると、塩が完全にとけて梅になじんできます。(上の写真右側の状態)

その溶けた梅酢とシソを絞って出た液をボールで一つにし、梅の入ったジプロックに戻し入れ最後にシソをのせてなじませます。(上の写真左側がシソ漬けして売られているもの)

 

シソを入れたら鍋の重石もいりません。 

1キロ分と少量なので置き場所にも困らず、シンクの下の引き出しの隙間などに保管しておけばO.K.。

 

私の漬けた梅は今こんな感じになっています。 




そこから土用の丑の日を待ちます(今年の丑の日は7月20日)。

 

丑の日には朝から夕方まで天日に干して、部屋の中にいれるという作業を3、4日繰り返します。

雨でじとじとしていると干せないですし、丑の日から数日前後して干しても問題ないですとのこと。

 

漬けておく場所がない!道具がない!時間がない!どうせならたくさん作りたい!そんな気持ちがすべて払拭された簡単梅干し作り。



子供の頃は祖母や母が手間暇をかけて梅干しを作っていた印象があり、ハードルの高い作業と諦めていました。

今の時代だからこそ形にこだわらず、便利な道具や材料を使ってできる手仕事は私にとって新しい発見となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 


あらたふみな|2018.06.30

先日、野菜ソムリエの野菜講座に参加してきました。

実家は農家で元JAの職員というおじさんソムリエのお話は親しみやすく、役立つ情報満載の内容でした。



今回はそこで学んだこれから旬を迎える野菜、かぼちゃ、ズッキーニ、なす、じゃがいもの見分け方、保存の仕方などをお伝えします!

 

◆かぼちゃ 

選ぶときは軸の切り口をチェック!乾いてカチカチになっているものを選んでください。

軸が緑っぽいものは味がなく水っぽいのでおいしくありません。

新鮮なものを選ばないのがポイントです。

価値が上がるといった理由で、早めに売られているかぼちゃは収穫も早いので味が良くないこともあります。

その頃に買う場合は注意してみてください。

カットされているかぼちゃは中の種が大きく膨らんでいるものを選んでくださいね。

 

◆ズッキーニ


適度な大きさがポイントで大きくなりすぎると、実の部分にワタができてしまいます。 

ワタを取ればふつうに食べることができますが、20㎝くらいのものがベストです。

 


◆なす

つやが良く、形は電球型が理想的。

あまり細長いものはオススメしません。

ナスの頭にある帽子のような部分を「がく」と呼びます。 

その「がく」の下に白い部分が残っている方が、太陽の日差しを浴びて一気によく成長した証拠なので、白い部分があるものを選んでください。

皮の部分は水をはじきますが「がく」にはいっぱい穴があいています。

保存するときは水分が蒸発しないように「がく」の部分にラップしておけばO.K.です。

 


◆ジャガイモ

まだ若い青っぽいものは選ばないようにします。

ジャガイモの芽にはソラニンと呼ばれる毒素があることはよく知られていますが、若いジャガイモには実の部分にもソラニンが多く入っています。

青々としたものがあればすぐに食べずに、しばらく置いて色が変わってきてから調理してくださいね。




講座の最後に今回の講座で野菜が苦手な方にもおすすめの新しい食べ方を聞きました。 

それは野菜にチョコレートをつけて食べること!

 板チョコなら2,3かけをレンジでチンすればすぐに溶けるので、それをカットした生野菜にかけるだけ。




おやつ感覚で簡単に野菜をいただけます。 

ピーマンやニンジンといった苦みやにおいがある野菜にこそチョコレートの甘みが合うようです。

 

家に帰って子供にも出してみると「おいしい!」と大好評!

そのまま食べられるに越したことはありませんが、身近に野菜が苦手な方がおられたらぜひお試しください!

















 

あらたふみな|2018.06.18

 

子供が小さいころは香りの強い薬味を使ったレシピは作れず、大好きなシソもしばらくご無沙汰になっていました。

 

子供が少し成長してきたこともあり、最近はサラダに混ぜたり、お肉に挟んでみると少しずつ一緒にたべられるようになってきました。

 

近頃は毎週のように手に入れて、独特の香りがお料理を引き立ててくれるシソの風味を味わっています。

 

とても生命力が強いので、気をつけないとどんどんと増えてしまい一面赤シソだらけになってしまいますよ、と先日地植えしている赤シソを前に農家さんが教えてくれました。

 

花言葉を調べてみると「力が蘇る」とあり、そこからもすごいパワーがあることが感じ取れます。

 

 
また別の日にアンチエイジング&予防医学の講座に参加してきましたが、講座の中でも若さを保つ食品としてシソが登場。

 

これからの季節、シソは特にオススメです、しっかり食べてくださいね。とお話されていました。

 

効果は
・食欲増進
・免疫力増加
・疲労回復
・骨や歯を丈夫にする
・血行を良くして血液をサラサラにしてくれる
など魅力いっぱい。

 

抗酸化作用が強く、ビタミンAが豊富です。

 

肉、卵などに含まれているビタミンAは、たくさん摂りすぎると吐き気や頭痛、倦怠感などの不調につながる場合がありますが、シソは体内に入ったβカロテンから体に必要な分だけをビタミンAに変換してくれるので、過剰に取ってしまうことがありません。



シソには赤シソと青シソがあり、大葉と呼ばれることもありますが全く同じものです。

 

青シソは刺身の薬味や、天ぷら、肉に巻いて焼いたり揚げたり、サラダなど使い方は様々。

 

細かく刻んで、冷ややっこに添えたりそうめんのつゆに入れてもおいしくいただけます。

 

赤シソは梅干しを漬ける時くらいしか使用するイメージがなかったのですが、簡単にシソジュースができると聞き、今年はシソジュースを手作りしてみようと思っています。

 


紫蘇ジュースレシピ

◆赤しそ 300g

◆砂糖 300~800g

◆水 2L

◆クエン酸 20g

 

1. 赤しそを良く洗って、茎から葉っぱをちぎる。葉っぱをざるにあけておく。

2. 大きめの鍋に水2Lを沸かして赤しそを入れて煮出す。

3. 約5分ほど煮出してシソをザルにあけて液を漉(コ)す。シソの葉はザルに押しつけて液を絞りきる。

4. 3の液を鍋に戻し、砂糖を加えて煮る。クエン酸(ない場合は酢でも代用できるようです)を入れてかき混ぜる。

5. 冷まして保存容器に入れて保管する。

 

今年の夏は猛暑が続くと予想されています。

 

水やソーダで割ったり、固めてアイスにしたり、栄養満点の自家製ジュースで暑い夏を乗り切ります!


















あらたふみな|2018.06.08

先日、家族で田植え体験に参加しました。

 

今年で二回目の参加になります。

子供も含めて総勢30名ほどが集まり、まずは田植えのポイントを教えてもらいました。

 

手のひらに乗る程度の苗のかたまりを持って、そこから苗を引き離しながら植えていきます。




植える本数も元気に育つ大事なポイントで、3~4本程度が多からず少なからずベストな数だそうです。

 

みんなで田んぼの脇に整列、全員裸足になって泥の中に入ります。

 

泥に足をつけることは、大人はもちろんのこと子供でさえも今はなかなか体験できないことです。

 

足を入れた瞬間はひんやり感じると同時にヌルっとした感触が伝わってきます。

 

慣れてくると土のぬくもりも感じはじめて、泥の栄養分が浸透し美容にもいい気がしてきました。

 

説明を聞く間に、さりげなく足の裏に泥をすり込んでいると号令と共に作業が始まりました。


苗は田んぼの両端から張った紐に添って一列にまっすぐ植えていきます。

 

全員で力を合わせて一列植え終わってから、ご主人の「一歩下がってくださいー!」の声で一斉に移動、紐も列に合わせて張り直します。

 

はじめはみんなの動きも一定ではなかったのですが、植えていくうちにだんだんとコツをつかんでスピードも出てきました。

 

しかしその頃になると子供たちは一人減り、二人減り、作業に飽きてしまって田んぼの脇で虫やカエル探しがはじまっています。

 

予想はしていましたが、結局最後は大人だけで作業範囲を広げて植えることになりました。 




作業していると足の跡が穴になって土がデコボコになってしまいます。

 

そうなると苗が水の中に沈み込んでしまうので、時々泥を寄せ集めて平らにしながら進めていきます。

 

作業中は水に埋もれてしまっている短い苗もありましたが、泥から上がり田んぼにバランスよく水がひろがると最後にはきちんと整列して水面に並んでいました。

 

植え終わった田んぼは達成感もあって眺めも格別!

 

田植えは単純作業ですが、余計なことを考えずお日様の下で目の前のことに没頭していると頭の中もすっきりとした気持ちになります。

 

正に自然の癒し体験。

 

植えた苗は農薬を使わずに太陽と水といった自然の恵みだけで育っていきます。




秋には稲刈りがあり、自分たちで植えたお米を味わえることも楽しみ。

 

子供にもこうした経験の中で、自然を味わい大切に思う気持ちを育んでくれたらいいなと思います。

 

苗の成長を見守りながら田んぼ道を通り、秋の稲刈りを楽しみに過ごす今日この頃です。





















 

あらたふみな|2018.05.28

私の住んでいる奈良には大和茶(やまとちゃ)という日本茶のブランドがあります。

 

先日、その大和茶の茶摘み体験と工場見学に行ってきました。




年に3回、5月頃に一番茶、梅雨が終わる7月頃に二番茶、10月頃に秋番茶が摘み採られます。

 

今はちょうど一番茶の摘採時期です。

 

通常は機械で行う茶摘みですが、今回は手摘みでの茶摘みの仕方を教えていただきました。

 

摘み採る葉は伸びてきている一番上の部分。

 

一芯二葉といって芯が真ん中にあり、2枚の葉のついているすぐ下の部分を折って摘みます。

 

3㎏の生葉から600gしかできず、収穫から製品になるまではとても手間と時間がかかることを知りました。

 

茶摘みのポイント

◆大きさ(長さ)をそろえて採ることが最重要ポイントで4.5~5cmくらいのところを折る。

◆爪を使って折ってしまうと折った部分が茶色く変色していくので、指の腹で折らなくてはいけない。

◆採った葉は直射日光に当てない。

◆摘み籠に芽をたくさん詰めてはいけない。(発火するほど熱をもつそうです)

 

など色々お聞きした後にいよいよ茶摘みがスタート。

 

気を許すとついつい爪で折ってしまいますが、緑の茶葉に囲まれてとても清々しい気持ちになりました。

 

その後、場所を変えて日本茶のおいしい淹れ方を教わりました。




お茶の淹れ方はお湯の温度がポイント。

 

沸き立ての熱湯ではなく、低めのお湯だとよりうま味が引き出てきます。

 

温度が高くなればなるほど、渋味の成分タンニンやカフェインは溶出してきやすいので、熱湯はいきなり急須に入れるのではなく、別の器で冷ましてから急須に入れます。


湯冷まし用の器がなくても、湯のみなどで代用しても構いません。

 

茶葉の量は一人あたり大体3g(小さじ1)ほどでお湯の適温は60℃~70℃。

 

器にうつすと10℃くらい温度が下がるので、2回ほど器にうつしかえると良いそうです。

その後ようやくお湯を急須に入れて1分~1分半待って湯のみに注ぎます。

 

と、ここまで聞いて私が普段淹れているやり方は全く違っていることに気づきました。

 

事実、現地でこのやり方で淹れていただいた緑茶は甘みがあって、家で普段飲んでいるお茶の独特の苦みは感じられませんでした。

 

温度も思った以上にぬるく感じられましたが、決して熱々が良いというわけではないのですね。



帰って自宅で教わったやり方で入れてみると、ほんのわずかな時間ですがゆったりとした過ごすことができました。

 

コーヒーや紅茶と違い、緑茶は日常の食卓になじみがあり過ぎてじっくりと味わっていなかった自分にも気づかされました。

 

忙しい日常で毎回は難しいかもしれませんが、これを機会にたまにはゆっくりと緑茶を淹れてみようと思っています。



















 

あらたふみな|2018.05.18

週末に宅配会社の主催するオーガニックエキスポに行ってきました。

 

大きな体育館にはメーカーごとにオーガニックの商品や、添加物が抑えられた商品が並んでいて、たくさんの人が訪れていました。

 

こういったイベントの楽しいところは作り手の方と直接お話できること。

 

加工品はもちろん、野菜コーナーもあり生産者さんが自分たちの作ったお野菜を直接売られている姿も見られました。


特設のステージでは有機やさい講座などが行われていて、私も少し話を聞くことにしました。

 

科学的、論理的な話も盛り込まれて、少々難しく感じる場面もありましたが、より良い農作物を作るため様々な研究が日々行われていることを知りました。

私たち消費者にオススメしていたのは難しいことは考えずに、7色の野菜をバランスよく摂ること。

 

色を意識するだけなら簡単にできますよね。

 

ここでいう7色とは、赤、白、みどり、黄、オレンジ、紫、黒。

 

代表的なものとして

赤…トマト

白…大根、玉ねぎ、レンコン

緑…ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、ピーマン

オレンジ…にんじん、かぼちゃ

黄…しょうが、ゆず、とうもろこし

紫…なす

黒…ごぼう、じゃがいも



野菜は抗酸化力が高い食べ物で、色の違いでそれぞれ栄養素も違います。

 

人は活性酸素という力で老化や病気の原因になる錆(さび)を体に作っていきます。

 

抗酸化力とはその活性酸素を消す力のことをいいます。

 

活性酸素が作られる原因はストレス、アルコール、紫外線などがあげられていましたが、ダントツで影響されるのは「タバコ」だそうです。

 

喫煙者には耳の痛い話ですね。

 

昔と比べて一つ一つ野菜の栄養価も落ちてきているので、できるだけ良いお野菜を選ぶことも大事なことのようです。

 

 

数日後、私はご近所の農家さんでミニトマトの茎に紐を貼る「誘引」の作業をしました。

 

その「紐」の材質一つも毎年試行錯誤されていて、なるべく傷めずに大事に育てようとする姿は、まるで我が子を育てるかのよう。

 

経験や勘を駆使しながら、気候や土の具合を感じ取り、愛情を持って作業されている様子を目の当たりにしました。

 

そしてあらゆるデータを取り研究を進める一方で、経験を活かしながら作物を育てるという現代の農業の奥深さを実感。

 

日ごろ服や靴などは悩みに悩んで買うことがあっても、食べ物をそこまで悩んで選ぶことは少なくないでしょうか。

 

しかし私たちの体を作ってくれるのは毎日口にする食べ物。

 

何でもいいや、ではなく食べ物のことを知ることや選ぶことも大事な気がします。

 

こういったイベントや生産者さんとのつながる場所に参加すると自分なりに考えるきっかけになるのではないかな、と思いました。




















 

あらたふみな|2018.05.09

キュウリのような姿のズッキーニ。

 

正直いって私はあまり使い慣れていないお野菜です。

我が家で使うレシピと言えば、たまにパスタや炒め物に入れる程度。

 

絶対なくてならないものでもないし、スーパーで見かけても「必要ないか」とスルーしてしまうことが多いのです。

 

休み前になるとなんとなくいつもと違う食材に手を出してしまう癖があり、先日のゴールデンウィーク前に1本購入してみました。

 

作ったのは定番のラタトゥイユ。

 

作り置きできるのでそれはそれでとても便利でした。

 

そんな機会もあってズッキーニとは一体どんなお野菜なのか調べてみると、ズッキーニはかぼちゃの仲間だと知りました。

 

丸いゴルフボールのような可愛い形のものもありますが、レストランなどに出回り、残念ながら市場ではあまり手に入らないようです。

 

味はほんのり甘みがありますが、淡白でカロテンやビタミンCが豊富。

 

美肌効果もあり、低カロリーなので女性にはうれしいお野菜です。

 

油をよく吸収するので、やはり炒め物など油をつかったお料理との相性が良いです。

 

見た目はきゅうり、品種はかぼちゃ、そして扱いはナスによく似たイメージです。

かぼちゃの仲間だからといって、収穫してから寝かせても良いお野菜ではなく、なるべく早く食べることがおすすめです。

 

選び方は上から下まで太さが均一なもので表面に艶があり、傷がないもの。

 

大きくなりすぎていると味が落ちているので、大きすぎないものを選んでください。

 

保存方法はあまり温度の低いところで保存するのも良くないので、冷暗所に保管すれば大丈夫です。

 

この洋風でおしゃれなお野菜というイメージのズッキーニをもっと身近な存在にできないものだろうか、と考えてみました。

 

ナスと同じ感覚ならお漬物にしてもおいしいのでは、とふと思いつきました。

 

早速冷蔵庫の「ぬか」に漬けてみることに。

 

最近はジッパー袋入りのぬか漬けが売られていて、スペースを取らずに冷蔵庫でも簡単にお漬物が作ることができます。

 

ナスと同様に包丁で皮を何筋か剥いて実を半分にカット。

 

そのまま漬けること1日、できあがりましたズッキーニのぬか漬け。

たった1日で十分漬けられていて、ちょうど食べやすくお漬物に目がない私と娘はおいしくいただきました。

 

意外なお野菜でぬか漬けのレパートリーが1品増え、何より和食にすることで慣れないお野菜が一気に身近な存在になりました。

 

新しいレシピにチャレンジすることも楽しいですが、いつもの自分の食卓にお野菜を合わせてみることもオススメです。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

あらたふみな|2018.04.27

タイトル

 

ベビーリーフの種植えをしました 

 

最近はスーパーでもベビーリーフをよく見かけるようになりました。

 

ベリーリーフは名前の通り赤ちゃんのような若い葉っぱのこと。

葉の種類はいろいろで全部で30種類ほどあります。

育ちきったお野菜よりも成長途中で収穫するベビーリーフは小さいながらもたくさん栄養を含んでいるのですよ。

 

水菜(ミズナ)…京野菜。カルシウムがほうれん草の3倍。



ルッコラ…独特の苦みが特徴。βカロテンがかぼちゃとほぼ同じ。




他にも

ロロロッサ…ポリフェノールがほうれん草の2倍。ヨーロッパのサニーレタス。

ロメイン…抗酸化作用が高く、亜鉛がかぼちゃの2倍。フランス生まれ。

ビート…赤い葉脈が特徴的でベタシアニン(一部の植物にしか含まれていない貴重なポリフェノール)がたっぷり。マグネシウムがほうれん草の2倍。

オーク…カリウムがスイカの2倍。レタスの仲間。

 

など、どれもこれも多くの栄養があるようです。

 

扱いやすく、サッと水で洗ったらそのままお皿に盛ることができますし、食卓も華やかになりますよね。

 

先日はご近所の農家さんでベビーリーフの種植えをしました。

 

種植えは種を一つ一つを1㎝感覚で土の中に並べていく作業。

 

この種がとにかく小さい!一粒2、3ミリくらいなのでとてもつまみにいんです。

 

ちょっと目をそらすと土と見分けがつかずにどこまで並べたか見失ってしまいそうになります。

 

ですので、作業は自然と無言になってしまいます。

息さえも止めてしまいそうになるので、「呼吸もちゃんとしてくださいね」と時々声をかけてもらいながらしばらく続けていると、こんなに小さい種から芽が出て、野菜になって私たちの体に入っていく食べ物になるのだな、と不思議な気持ちと一緒に愛しくも見えてきます。

 

植え終わった種は指でやさしく押えて土になじませて、乾いた土を薄くかぶせてあげます。

 

湿っている土はひんやりとして、乾いた土からは温かみが伝わり、身体が自然を感じ取る貴重な時間でした。

 

ベビーリーフは大体1ヵ月くらいで10㎝~15㎝に伸びたら収穫できるので家庭でも簡単に気軽に育ててみることができそう。

 

はじめて家で何かお野菜を育ててみたいという人にもおすすめです。

 

用意するものは

✔ベビーリーフの種

✔野菜栽培用の土

✔容器(水抜きができるように穴があけられるもので準備してください。プランターがなくても、いちごパックやアルミ缶などでもO.K.)

✔受け皿

種は重ならないようにパラパラと撒き、その上に土を薄くかけてあげて、はじめはたっぷりと水を与え芽が出るまでは日陰で育てます。

 

芽が出たら日の当たる場所にうつしてあげるとどんどん成長してくれます。

 

1ヵ月ほどで食べられるのも嬉しいです。

 

種植えの時期もちょうど4月~6月の暖かく穏やかな今頃がベスト。

 

ゴールデンウィークはベビーリーフを植えてみるのもいいな、と思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.04.18

 

毎月19日は食育の日、毎年6月は食育月間になっていて各市町村、地方公共団体、関連団体が食育についてのさまざまなテーマやイベントを開催し、人々に呼びかけています。

厚生労働省の食育の定義をお伝えすると

 

『食育は生きる上での基本であって、知育、徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択するちからを習得し、健全な食生活と実現することができる人間を育てること』

 

ちょっと堅くて小難しい感じがします。

 

目標とするこどもの姿は以下の5つとなっています。

1.食事のリズムが持てる子

2.食事を味わって食べる子

3.一緒に食べたい人がいる子

4.食事作りや準備に関わる子

5.食生活や健康に主体的に関わる子

 

うん、わかりやすくなりました。

 バランスのよい献立を食べて育っていくといった食事そのものより、むしろ「食への関わり」が掲げられていることを知りました。

 

ということで、なんだこれくらい普通のことだわ、と思っている方もおられるかもしれませんが、食卓事情は家庭によって千差万別。

 

幼児期はまだしも、学童期になると子供が忙しくなり、習い事などで毎日の食事が遅くなったり、おにぎりをかじるだけで済ませてしまったり、同じ時間に家族できちんと食卓を囲むことも難しくなっている現状もあります。

あらためて家の冷蔵庫に貼ってある給食メニュー表を見てみると、今月の19日は「かみかみデー」としてよく噛むことがテーマになっていました。

 

噛むことは周知のとおりとても大切なことであごや脳の発達にも影響しますし、噛むことでたくさん分泌される唾液が自律神経を整えてくれる役割があり、農薬や添加物を除去してくれる効果もあるようです。

我が家でも食事中よく噛むことを伝えるのですが、それと合わせて食べる前には必ず「感謝していただきます」ということになっています。

 

これは子供が保育園に通っていた頃、給食をいただく前に言っていた言葉のようで、家の食事でも言っているのを耳にして、自然に家族全員が言うようになりました。

 

大人の私でも言葉にすると「そうだ、感謝して食べよう」って自分の心に伝わる時があります。

 

日常に追われていると、疲れてイライラしている時もありますが、食べている時は副交感神経が働くので体がリラックスする時間です。

「食事に感謝して楽しんでいただく」ことは今晩の食事からでもできるのではないでしょうか。

 

イライラした気分も一言添えるだけで少し立ち戻ることができますよ。

 

いきなり言葉にするのが抵抗あるようなら、心の中だけでも「感謝していただきます」と言ってみませんか。















 





 

あらたふみな|2018.04.09

温かく過ごしやすくなってくるこの季節は、はじめての一人暮らしの方はもちろん、特に今までと変わりない生活でも心がワクワクして新しいことを始めたい気持ちになりますよね。

 

自炊でもしてみようかな、と思っている方もおられるのではないでしょうか。

 

そんな方にとって野菜を買うことは少し抵抗があって、使いきれずに腐らせてしまうくらいなら、とスーパーのカット野菜やコンビニのサラダなどで済ませてしまいがちのようです。

 

市販のカット野菜などは菌の繁殖を防ぐために水洗いされた後、殺菌されています。

 

いくら便利とはいえ、体にとってはやはりそのままのお野菜を買って自分で料理する方が体に優しいのではないかと思います。

 

せっかくなので春野菜を使ってお料理を楽しんでほしい、ということで、今回は春キャベツを紹介します。

キャベツなんて大きくてぜったいに買わない!という声が聞こえてきそうですが、春キャベツは冬のキャベツと違ってやわらかく、葉の枚数も少ないので、思ったよりも早く使い切ることができます。

 

お店では葉がゆるく巻かれていて、軽く、緑が濃くつやつやしたものを選んでください。

 

おすすめレシピのレシピはこの季節にピッタリの春キャベツとあさりの酒蒸しです。

 

フライパンににんにくをバターや油で軽く炒めた後、あさり、キャベツ、お酒、お水を加え蓋をしてあさりが開くのを待っていると10分もかからないうちに完成。

 

キャベツは水分が多いので、一人で4分の1ほど使っても全部食べきれるほどしんなりと小さくなりますよ。

 

キャベツの栄養はビタミンUが含まれていて胃の粘膜を正常に保ってくれる作用があり、胃炎や胃潰瘍の予防に効果があります。

 

あさりも春に旬をむかえる食材。

鉄分やビタミンB12が貧血予防にもなりますし、タウリンが肝臓機能を整えてくれます。

 

他にも春キャベツのサラダは定番中の定番です。

千切りにするのが面倒に感じてしまいますが、春キャベツは柔らかいので多少荒く切っても全然問題ありませんし、包丁を使わずに手でちぎってしまっても大丈夫。

 

また、少し残ってしまった時はビニール袋に塩昆布、ごま油を入れて軽く揉めば簡単副菜レシピの完成です。

 

新生活は浮足立つ気分になる反面、歓迎会などで外食が続いたり、新しい環境でふと我に返ると体も心も緊張したり疲れを感じることもあります。

 

胃腸を整えてくれるキャベツはそんな時にピッタリのレシピですよ。

日ごろの食事で体を整えていくと、自分をいたわる気持ちになって息抜きにもなります。

 

不調になった時に薬を飲んで対応する前に、今度の休日にはお散歩ついでに野菜売り場に足を運んで、お野菜で季節を感じてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

あらたふみな|2018.03.30

 

先日、家の近くの公園の脇で、おばさんが体をかがませて何やら採っている姿を発見。

 

どうやら「つくし」を採っているのでは?それをみた娘が採りたい!ということで、早速その野原に向かいました。




私も今はのんびり静かな郊外で生活していますが、実は都会育ちなので生まれてはじめてのつくし採り。

 

パッと見たところ、緑の草だらけで全然見当たりません。

 

もうおばさんがほとんど採ってしまったんじゃない?という思いもよぎりつつも、どんどんと中に入っていく娘。

 

私もあらためてじっくり見つめてみると意外にも見つけられ、そのひっそりと隠れるようにちょこちょこと生えている姿がとても可愛らしい。

 

喜んで採り集めたものの、調理したことがないので早速パソコンでレシピを検索開始!やったことのない料理でも簡単にトライできて、ほんとに便利な世の中です。




まずはつくしの節にある袴(はかま)の部分を採ります。

 

つくしは料理する前にあく抜きが必要だそうで、2,3回しっかりと水洗いし汚れを取り塩水に30分以上つけておきました。

 

そのあとさっと湯せん後、水に通し、水気を切って食べやすいようにカット。

 

ダシとしょうゆ、みりん、酒で味付けて作ったのが、こちらのつくしの卵とじ丼です。

 

少し筋が感じられ、フキが細く柔らかくなったような春らしい食感を味わいえましたよ。

 
つくしにも栄養があるのかと疑心暗鬼でしたが、フラボノイドの一種「ツクシフラボノイド」が免疫機能を高めてくれ、βカロテンやビタミンCも多く含まれているので花粉症などのアレルギー予防になる栄養価が多く含まれています。

 

じゃがいもの芽にある毒性と同じアルカロイドという成分が含まれていて、大量に食べてしまうと頭痛や下痢、めまい、呼吸困難が起こることがありますが、つくしに含まれているのは微量なので心配する必要はなさそうです。

 

娘も自分で採ったものなので、下ごしらえから積極的に手伝ってくれて、自分が採ったものが食卓に出るということは、子供にとっても意味があることだと思いました。

 

店で売っているものをいただくのとはまた違い、何が作れるのか、どんな味がするのか、好奇心を持って、味わっているのが感じ取れます。

 

子供には本物をみせたり、実体験する、そんな機会を作りたいと日々思っていますが、それは時間やコストをかけることだけではないんだな、つくづく感じました。




大人にとってはいつもの通り道で、何という場所でもない近所の原っぱでも春を感じ、心がワクワクしている子供の姿を見ることができます。

 

私もじっくりと野草や土をじっくりと眺めてみる、そんな春のひとときを過ごせました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.03.21

これって何の野菜だと思いますか?


答えは白菜。

 

先週久しぶりに農家さんの収穫を少しお手伝いさせてもらった時にいただきました。

 

白菜は収穫した後も葉を伸ばし続けるのですが、上に伸びて巻きつく力がなくこんな風に花びらみたいに広がった状態になります。

 

大きくてとてもゴージャス。

 

同じころにたまたまテレビで観たのが、食料廃棄問題。

 

毎日毎日山のように賞味期限切れの食材を処分しなければならない現状。

最近では災害用の非常食が大量に処分されるようです。

 

結局それらは家畜のえさにするなどされて何とか再利用しようと努力はしているようですが、とても消費が追いつくことができません。

 

足りないより余る方がいい、欠品してお客さんが離れてしまうことが怖い、経済が回らない、といった風潮もあります。

 

特に今年はスーパーやコンビニなどで売られていた恵方巻が大量に余ってしまい、恵方巻廃止論争まで上がりました。

 

恵方巻はちらしの写真用にも大量に作られ、失敗しては廃棄、と売られる以前からも廃棄が繰り返されるそうです。

 

思わず目を覆いたくなるほどの廃棄の量で、一人の消費者として何もできない状態にむなしくなりました。

 

子供にはお皿に残ったものは残さず食べなさい、なんて言っているけれど大人のしていることはなんて理不尽なんでしょう。

 

でもちょっと待って、大きすぎて冷蔵庫に入らない白菜と格闘しつつあらためて我が家の食材を見直すことに。

 

さっそく野菜室をチェックしてみると、ひゃ~!これはなんだ!すっかり買ったことを忘れていた小さな野菜が奥の方から出てきて自分でもびっくり。

 

まだ食べられる状態だったので良かったですが、こういうことから気を付けていくべきだな、と足元を見ていない自分に反省しました。

 

一年にたくさんあるイベント料理もなるべく自分の手で作ることを心がけよう、そうすれば家族の分だけ材料をそろえて作るので余らせることなんてありませんよね。

 

恵方巻も具材をたくさん入れる必要もなく、みんなで食を楽しむという意味ではキュウリ1本でも十分ではないかと私は思います。

 

まずは買ったものは食べつくす、いただいたものは余すことなくいただく、食料廃棄という大きな問題を嘆くだけでははく、自分たちの日常の食生活を見直してみることが大切ですね。

 

油断すると忘れてしまいがち、でも大事にすべきことを思い出させてくれた白菜。

 

売られているものより少ししっかりした葉っぱでしたが、しゃきしゃきで味も濃くもちろん全部いただきましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.03.09

 

真冬の厳しい寒さが続く毎日からだんだんと温かくなり、道や庭先の草花も芽吹き始めている風景が目に留まるようになってきましたね。

 

この季節はぽかぽかとした陽気で気持ちもゆるんで、気持も浮足立ってしまう気がします。

 

 

人の体も同じように、冬にじっとおとなしくしていた生命力が春の陽気で活動しはじめます。

 

そんな季節は陽気な天気やウキウキする気持ちに、体がうまくついていかずに、だるくなったり、ぼーっとしたり、人によっては頭痛や神経痛などの痛みが出てくる場合もあります。

 

そんな季節の変わり目には旬の野菜を食べることで自己治癒力や、免疫力を高くしておきたいものです。

 

春は苦みのあるお野菜を摂ることがおすすめ。

 

冬にお休みしていた胃腸の動きを刺激してくれて、老廃物を身体から出してくれる作用があります。

 

春の苦みのある野菜といえば、タラの芽、ウド、セリ、フキ、などありますが、私は正直今のところあまりうまく使いこなせずにいます。

 

他に苦みのある野菜はないか、と考えてみると菜の花がありました。

 

これならこの時期スーパーでもすぐ手に入ります。

 

鮮やかな緑色でほんのりとした苦味があり、ちょっぴり花の黄色い部分が見えてくると可愛らしいですよね。

 

 

カロテンやビタミンC、B1、B2、葉酸、カルシウムなどミネラル分が多く含まれていて、その中でも特にビタミンCが豊富で野菜の中ではトップクラス!

 

貧血予防や、風邪予防に効果的です。

 

ちなみに与謝蕪村(江戸時代の俳人)の有名な俳句「菜の花や月は東に日は西に」などで詠われるような目で見て楽しむ菜の花は「鑑賞用」。

 

食用としては「油」にするものと「食用」にするものとでもそれぞれ品種が違います。

 

お店ではつぼみが固くて、切り口がみずみずしいものを選んでください。

 

鮮度が落ちてきているものは、切り口が白っぽく空洞ができてしまいます。

 

先ほどは黄色の花が可愛い、と言っていましたが、花が咲き始めると味がおちてしまうので購入後は早めに食べる方が良さそうです。

 

私はさっとお浸しにして食べることが多いのですが、油を使って炒め物にβカロテンを効果的に摂ることができるので、我が家でも早速ベーコンなどと一緒に炒めてみることにします。

 

卒業や入学、新生活のスタートなど新しい世界が始まる人も多く、喜びの中にも少し気の張った季節でもあります。

 

変化の多い季節には野菜のちからをかりて、心と体にしっかりと根を張るイメージで野菜選びをして春を満喫していきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.02.28

3月3日は女の子の誕生や成長をお祝いする桃の節句のひな祭り。

 

「上巳(ジョウシ)の節句」というのが正式な節句名です。


 

節句とは季節の節目に邪気を払ったり、無病息災を祈ったりする行事のことで、年に5回もあることを私は最近まで知りませんでした。

 

ちなみに5回ある節句は以下の通り。

 

1月7日 人日(ジンジツ)の節句【七草の節句】

3月3日 上巳(ジョウシ)の節句【桃の節句】

5月5日 端午(タンゴ)の節句【菖蒲の節句】

7月7日 七夕(シチセキ)の節句【七夕まつり】

9月9日 重陽(チョウヨウ)の節句【菊の節句】

 

馴染みのあるもの、あまり馴染みのないものと色々ですが、節句の食事に欠かせないものとして造形しやすい「粒食(リュウショク)」が作られていました。

 

粒食って聞きなれない言葉ですが、穀物を粉にせずに粒のままのかたちで調理してたべることで、特にお米のことを言います。

 

この粒食に対し、小麦を粉にしてパンなどにして食べることを「粉食(フンショク)」と言います。

 

日本は粒食文化に対して欧米は粉食文化ですね。

 

粒食はお米の粒の色艶などを視覚でも楽しむ日本食の文化にももつながっていると言えますし、固形の粒をしっかり噛んで食べる食生活は日本人の健康にも貢献しています。

 

ひな祭りの粒食といえばちらし寿司、菱餅やヨモギ餅など。

 

ちらし寿司は一から作ると少し手間がかかりますが、お祝いの席の定番メニューです。


 

お正月のおせち料理のように、レンコンには「見通しがきくように」、豆は「健康でマメに動けますように」、エビ「長生きできますように」など縁起を担いだ意味のある具材を使って作ります。

 

菱餅のピンクと白と緑の3色もそれぞれに意味があるんですよ。

 

ピンク(クチナシの実)…魔除け、厄除け。

白(ひしの実)…子孫繁栄、清浄。

緑(ヨモギ)…健康、長寿。

 

 

日本人はこうして季節ごとの食べ物にいろんな意味を持たせて、健康を祈ったり、厄払いをしたり食事の中で幸せを願う気持ちがあります。

 

食べたいものがいつでも簡単に手に入れられる豊かな時代に生まれた私たちですが、少し時間をかけてお料理を作ることで相手を思う気持ちが食べ物に染み渡るのかもしれませんね。

 

忙しくて時間のない方もこの日は今の季節のお野菜を一品、取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

簡単なものでも思いを込めれば何よりのごちそうです。

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.02.19

根菜の代表といえる大根。

 

最古のお野菜の一つで古代エジプトでは紀元前から栽培されており、ピラミッドを建設した時の労働報酬だったという説もあります。

 

 

豊富に含まれるアミラーゼ、ジアスターゼ、セテラーゼがといった消化酵素が働いてくれる、とても消化の良いお野菜。

 

私は味のしみた煮物やおでんが大好きなのですが、火にかけてしまうとビタミンCが失われてしまい、栄養価が下がってしまいます。

 

一番大根の栄養をより吸収できる食べ方は生でいただくこと。

 

大根のイソチオシアネートという辛味成分を取り込むことになり胃腸を整える働きをしてくれるので、大根おろしは言わばお野菜の胃腸薬です。

 

生のお刺身には大根のつまがついていたり、焦げ目のつく焼き魚には大根おろしが添えられているのも、解毒作用や発がん物質を抑える作用があるからです。



また、大根は葉の部分にβカロテンやビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。

 

葉つきだと扱いが悪くて面倒だな、なんて思っていると大間違い。

 

葉っぱにこそ栄養素が詰まっているんです!

 

スーパーでは刃の部分が切り取られた状態で売られていることが多いですが、葉つきの大根があれば迷わずそちらを選んで欲しいです。

 

ただし、大根は葉の部分にどんどん養分を取られていくので、買ってきたらなるべく早く葉の部分と根っこの部分を切り分けてくださいね。

 

私は大根の葉は細かく刻んでごま油でジャコと煎って軽く醤油で味付けをして、フリカケのようにして食べることが多いです。

 

刻んだ状態で冷凍して、お味噌汁の具材に加えても便利ですよ。

 

さらに、大根を干して食べることもおすすめ。

 

干すことでうまみも出てきますし、カルシウム、鉄分、食物繊維がぐんとアップし大腸がん予防や肥満予防にも効果的。

 

切干大根は簡単に自宅でも作ることができます。

 

細く切った大根をざるや網に広げて数日野外で放置しておけば、自然乾燥して自家製切干大根が出来上がります。

 

切干大根は煮物だけでなくサラダや、お味噌汁に入れてもおいしいです。

 

大根は主菜より、むしろ副菜や添え物として生で食べたり、葉を食べることでより栄養を吸収してくれるお野菜だったんですね。

 

それでもやはりおでんの主役は大根!と思う私。

 

根菜は体を温めてくれるので、火に通したほくほくの大根をいただくこともやめられません。

 

どんなお野菜も同じレシピばかりにかたよらず、バランス良くお料理しながらいただくことを心がけていきたいです。

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.02.09

今年の冬はとても寒さが厳しいです。

 

畑に出られる農家さんもさぞかし寒さと戦いながら作業されているのではないかと思います。

 

メディアでも取り上げられているように、私の住む地域でもインフルエンザが大流行中。

 

この寒さは全国的にまだしばらく続くようでなかなか気が抜けません。

 

というわけで、今回のお野菜は風邪予防に効く「ネギ」を紹介します。



ネギにはにら、にんにく、しょうがと同様に辛味成分があり、消化を助け殺菌にも効果的で風邪予防に良いとされています。

 

ネギには大きく分けて長ネギと青ネギ(小ねぎ)があります。

 

長ネギはヌルヌルする部分にアリル硫化物がふくまれています。

 

アリル硫化物には様々な種類がありますが、代表的なのがアリシンとよばれるものです。

 

このアリシンは血管を広げて、血流が良くなる効果で体温を上げてくれます。

 

青ネギは青い部分が多いので長ネギに比べてカロテンやビタミンCが豊富で、ミネラル分も1.5~2倍ほど多く含まれています。

 

薬味としてどんな料理にも気軽に取り入られるので、特に冬はどんどん使うといいですね。

 

ネギ類の調理のポイントは

1. 栄養を摂るには生で食べるのが1番効果的。

2. 長ネギの白い部分は切って15分ほど置く。

3. 水にさらすと栄養成分が少なくなるので、あまり長くさらさない方が良い。

4. 細かく切る方が栄養価がアップする。

 

1.の生で食べるというのは辛味が強いのでなかなか難しいかと思いますが、料理する少し前に切っておいたりすることはできます。

 

辛味が大丈夫な方は水にさらす時間を少なめにしてみてください。

 

また、ネギは小さく切って空気に触れる部分が多くあるほどアリシンがたくさんできると考えられています。

 

風邪の時は細かく刻んでネギと同量の味噌とで熱湯でとかして飲むのも良いそうですよ。

 

 

でもネギって辛味があるだけに、子供には今一つウケが良くないのですよね。

 

そんな時におすすめの簡単レシピは白みそと合える「長ネギのぬた」です。

 

白みその甘さが辛味を和らげてくれますし、ヌルヌルして舌触りも良いので子供にも人気の一品。辛味に弱い方にもおすすめです。

 


 風邪予防には「体を温める」ということが、冬を乗り越える最重要ポイントです。

 

冷えて血行不良になると老廃物も排出されないので巡りも悪くなるので、風邪だけではなく疲労や他の体調不良にもつながっていきます。

 

身近なお野菜の簡単レシピで体を整えて、暖かい春を待ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらたふみな|2018.01.29

今週末は節分ですね。

 

節分は毎年立春の前日と決まっています。

 

暦では立春、立夏、立秋、立冬とそれぞれ季節の始まりの日があり、その中で立春は一年のはじまりとされています。

 

立春が年の始めということはその前日の節分は大晦日です。この日にその年の厄を払って次の年の無病息災を願うという風習があります。

 
節分に主に家庭ですることといえば、豆まきをする、恵方巻を食べる、いわしを食べる、などでしょうか。

 

本来の意味や成り立ちは、

 

  • 豆まき

その家の主人が煎った大豆(地方によっては落花生)を家の外、家の中にまく。年男、年女、厄年の人がまいても縁起が良いです。

 

まずは家の外、次に家の中で、奥の部屋から順番にまいていきます。年の数の1つ多く豆を食べて次の年の無病息災を願います。庶民に広まったのは室町時代あたりから、北斎の版画などにも描かれており昔からの風習です。

 

  • 恵方巻

大阪から発祥した風習で、大阪の海苔問屋が節分のイベントとしてはじめたなど諸説ありますが、いずれも昭和に入ってからはじまったたものと言われています。

 

「その年を司る(つかさどる)神様の方向を向いて食べる」「一本食べ終わるまで話さない」といったルールがあります。

 

  • 鰯(いわし)

焼いた鰯の頭をヒイラギの枝にさして玄関先に飾ります。

 

鰯の臭いで魔除けをする意味があります。

平安時代や、江戸時代の書物にも残っている古い風習です。

 

そして現代。

 

豆まきは子供のいる家庭では子供がする場合が多いでしょうし、外はいいけど家の中で一部屋ごとに撒くのはやめて!というお宅も多いでしょう。

 

恵方巻は大昔からの風習ではなく、全国的にも周知されるようになったのもコンビニ会社が仕掛けたもので、ごく最近のことなんですね。

 

大阪で生まれ育った私でさえも「昔はお寿司のまるかぶりなんてしなかったわ!」と祖母や母に言われながら食べた記憶があります。

 

具材もスタンダードなものから、アボガドをなどを巻いた洋風なものまで種類も様々で自分たちの好みに合ったものを買って食べるスタイルを耳にします。

 

鰯に関しては、玄関に鰯の頭を飾っている家を私はいままで見たことがありません。

 

鰯は焼いて食べる方が多いのではないでしょうか。

 

昔ながらの風習も今は自分たちの生活や好みに合ったスタイルで楽しみながら取り入れる感覚になっているんだなと感じました。

 

 

私も少しでも自分たちらしく過ごせるようにしたいな、と思っていてここ数年の節分は豆まきと恵方巻を子供と一緒に作って過ごします。

 
恵方巻に入れる野菜は、茹でたほうれん草がおすすめですよ。

 

甘みもあり、さっぱりとしてとってもおいしいので、我が家の巻きずしにはマストなお野菜です。

 

今年も豆を撒いて、お寿司を巻いて、楽しみながら厄を払い健康を願う1日にしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

あらたふみな|2018.01.19

すっかり年も明けてお正月気分も完全に抜けきった今日この頃です。

 

少し食べ過ぎた、外食が続いた、という毎日から日常の食事に戻ってきました。

 

しかし今年の冬は野菜の値段が高く、我が家の家計は苦しめてられています。

 

その中でも根菜はあまり大きな値上がりもなく購入しやすいので、ここのところもっぱら根菜中心の毎日です。

 

今回はその根菜のひとつ、「にんじん」のお話をしましょう。

煮物、炒め物、みそ汁やスープの具、たくさんのお料理に使える万能野菜なので、家の冷蔵庫には必ず入っていて、ほぼ毎日どこかの食事の一品で使っています。

 

栄養素はβカロテンが豊富。老化防止、抗発がん作用があります。特に皮の部分に多く含まれているので、私は皮は剥かずにそのまま使っています。

 

このβカロテンが体内でビタミンAに変換されて、視力の維持や呼吸器系統の粘膜を正常に保ってくれたり、免疫機能をアップしてくれます。

 

漢方の世界では血の巡りが良くなって、体を温める作用があると言われているので、冷え性や病後の回復、食欲不振、下痢、便秘などの体を整えてくれる役目があります。

 

選び方としてはあまり先が細くなっていないもの、オレンジの色が濃いものが良いそうですよ。

 

生よりも油で炒めると栄養価がアップするようですが、私は冬はサラダにしたり、にんじんリンゴジュースを作って生でもいただいています。

 

ジュースはにんじんが硬いのでミキサーでもミンチ状になってしまい、毎回悪戦苦闘していますが水分(レモン汁などでも可)を少し入れてみるとスムージー状になります。


 
今までは安いとつい買い過ぎていましたが、今回の野菜高騰で厳選してじっくりと野菜を選んだり、手元にある物でレシピを工夫してみるようになってきました。

 

野菜をむやみに痛めてしまったり、無駄な使い方をすることもなくなっています。

 

考えてみると、昔はこんなにもたくさん物が出回っていなかったんですよね。

 

作物も今よりもっと大切に味わっていただいていたはずです。

 

お財布事情が辛いことは変わりありませんが(←やはりここは強調したい!)時代が変わり、どれだけいろんな技術が発達していても天候など自然の力には及ばないことも心に留めておかなければいけないな、とあらためて思う日々です。

 

今夜の食卓に並ぶ野菜も大事に使って、味わっていただくことにします。

 

 

 

 

 

 

 



あらたふみな|2017.12.18

 

日本には「ハレの日」と「ケの日」という考え方があります。



ハレの日とは普段とは違う特別な日のこと。この日は着るものや、部屋の飾りも普段とは違い特別な食事をして過ごします。そしてその逆、日常の普通の日のことをケの日と言います。

 

ハレの日は揚げ物やステーキやパスタなどの肉食中心な洋食、ケの日の基本はご飯とお味噌汁、納豆、干物や煮物といった日本食、といったイメージでしょうか。

 

ほんの数十年前まではこのハレの日とケの日がとてもわかりやすく違っていたようですが、最近ではとても曖昧になってきていますよね。

 

ひな祭りや子供の日などの日本の行事とハロウィンやクリスマスといった外国の行事が入り混じり、さらには誕生日や結婚記念日など個人のお祝いもあるので、またもや次のイベントだ~!とハレの日に追われてる気がするときも。



SNS上でも「インスタ映え」するイベントごとのお料理や、日常の家庭料理とは思えないほど何品ものおかずとおしゃれな盛り付けの画像が見られます。

 

参考にさせてもらうこともあるのですが、料理研究家の土井善晴さんはそれに苦言を指すように普段の食事には「一汁一菜」を提案されています。

 

質素と思われる日本人のシンプルな食生活が健康にも良く、日本人としての生き方として美しい、と。

 

それを聞いて少しホッとする私。

 

もちろん私も「ハレの日」は大好きですし、子供にもちょっとしたごちそうで喜んでもらえると嬉しい気持ちになります。

 

ちなみに私の誕生日は、1月初旬で年末からお正月にかけてのハレの日が落ち着いてそろそろ日常に戻りかける時期です。

 

お正月までのハレの日続きで誕生日の頃は正直あまりごちそうが食べたいという気持ちにもなれず、母親に何が食べたいか聞かれても普通の食事でいいよ、と言っていた記憶があります。

 

ハレの日も毎日続くと体もお疲れモードになります。ケの日があるからこそハレの日が嬉しいものになるのですね。

 

これからクリスマスや忘年会、お正月など行事が目白押しで人と集まる機会も多く、ハレの日が続く方も多くなってきています。その合間には野菜たっぷりのお味噌汁と炊き立てご飯といったシンプルな食事が体をホッとさせてくれると感じています。



特にこの時期はケの日を少し意識して忙しい体を休ませてあげて、年末年始のハレの日を楽しみたいと思っています。









あらたふみな|2017.12.06

 

我が家は数年前まで夫婦共働きの生活でした。当時は娘もまだ保育園児でとにかく毎日時間との戦いのような忙しい日々を送っていました。

 

数年後、体調を崩し何度も入院し手術も経験しました。今はその持病のため、自分の体とうまく付き合いながらの専業主婦です。

 

自分が病気になるということは想像以上に大変でした。自分のことで必死で、周りに元気を与えることもできません。

 

こうなったらとにかく今自分にできることをやっていくしかない、まず第一に基本的な日常生活、そして食べることを見直すことになりました。自己流ではありますが、少しづつ実践しています。

 

先日は図書館に行ってお勉強してみようかと、検索機で検索ワード「オーガニック」と入れてそれに関する本を探してみました。

 

その中の3冊をご紹介

 

「オーガニックのおはなし」

「オーガニックな生活」

「オーガニックノート」

 

 
どれもオーガニック検査員の水野葉子さんという方が書かれた本です。

 

これら全て子供向けのようで児童書のコーナーにありました。

 

著者が当時小学校5年生の自分の娘さんでもわかる内容に仕上げたというだけあって、かわいいイラストもたくさん盛り込まれていて、とにかくわかりやすいんです!

 

2000年頃発刊されているので現状は変わっているかもしれませんが、オーガニックの基本的な考え方はこの本でばっちり理解できました。

 

難しいものは苦手、ちょっと知りたいだけ、という方は是非手に取ってみて欲しいなと思います。


そこには自分で無農薬、無化学肥料で自給自足できるのがベストですが、全ての人が簡単にできることではないといったことが書かれていて、その次に自分で信頼できる生産者から直接買うことも勧めておられます。



確かに私も近所の農家さんから野菜を買って調理するときは、スーパーで買ってきたものを調理するのとは少し思い入れが違うことを自分でも感じます。

 

そうしたちょっと思いのある食材で作った料理は、食べる相手にも良いエネルギーが伝わるのではないでしょうか。

 

私もまだまだ勉強中の一消費者ですが、大量の情報、物にあふれる中、消費者としても少しずつでも知識を持って選んでいくことは大事なことだと思っています。

 

あらたふみな|2017.11.22

 




カリフローレというお野菜をご存知ですか。

 

カリフラワーの仲間で5年ほど前に日本で生まれたとっても新しい野菜です。

 

カリフローレは収穫のタイミングが絶妙なお野菜だそう。

 

霜が降りるような寒くなる前に採ったので味は格別だよ!と、ご近所の農家さんからベストタイミングに連絡をもらいいただきました。

 

見た目も花束のようにかわいらしいんですよ。



カリフローレは普通のカリフラワーより、茎が長くこの茎の部分もすべて食べることができるので捨てるところがありません。

 

主婦にとっては調理が楽でありがたい!

 

生で食べられるのでサラダにもできます。

 

今回採り立てをいただいたので、さっと茹でて何もつけずに食べました。

 

やはり採り立てのお野菜は新鮮そのもの、体全体が喜ぶ感じがします。

 

よくあるカリフラワーは少しモサモサとした食感で元々あまり買うことはありませんが、カリフローレは白い房と茎のバランスがよくモサモサとコリコリの食感がちょうどよいバランスです。

 

ちなみに色は違うけれどブロッコリーはよく似たお野菜ですよね。

 

ブロッコリーの方がカリフラワーよりポピュラーなお野菜かなと思うのですが、実は両方とも元はキャベツの変種で、ビタミンCがとっても豊富です。

 

普段は定番のお野菜を選ぶこと多い中、目新しいものを一つ取り入れるだけで、家庭料理にも新鮮な風が吹きますね。

 

「これはカリフローレってお野菜だよ」

 

「珍しいね、コリコリしておいしい」

 

パーティーメニューのような、見栄えのよいごちそうではなくても、いつもと違った一品は、日々の会話をほんの少し弾ませてくれるようです。

 

たまにはまた違ったお野菜を使ってみるのもいいな、と思いました。

 

 

 

 

あらたふみな|2017.11.12

 

全体的に茶色くてちょっと地味なイメージの根菜ですが、栄養成分はとっても豊富です。

その中で今回はレンコンについてのお話。

 

しゃきしゃきしたり、もちっとしたり、形もかわいいですよね。

子供の時、レンコンのまわりの穴の数は絶対に9つなんだと聞いて驚き、レンコンの料理が出るたびに穴の数を数えていました。

その穴があることで「先が見通せる」と言われて縁起のよい食材としても使われます。

 

マクロビオティックや薬膳などの考え方では、レンコンは陰陽でいえば「陽」の食材で、体を温めてくれます。

しかもビタミンCが豊富でみかんの1.5倍もあるんですよ!

泥沼の中で栽培されているレンコンにそんなにたくさんのビタミンが入っているとは意外です。

 

咳や痰(タン)を切るのにも有効だとも聞いてからは、冬は風邪予防としても積極的に取るようにしています。

食物繊維も豊富なので腸内環境にも良いですし、魅力的な食材ですよね。

 

私のレンコンのレシピと言えばきんぴらが王道であとは酢漬け、煮物、頑張ってはさみ揚げ、といった感じであまりレパートリーに変化がありません。

この機会にちょっと違ったレシピにチャレンジすることにしました。

普段は素材を生かしたシンプルなお料理が好きなので、こちらもとても簡単。

チャレンジ!というほどのレシピではありません。

冷めてもおいしく、お子さんのおやつや、お酒のおつまみにも合いますよ。

 

「レンコン餅」
◆材料◆
レンコン
じゃこ(適量)
片栗粉(大さじ1程度)
鶏がらスープの素(小さじ1程度)
ごま油(なければ普段お使いの油でO.K.)

◆手順◆
① レンコンをすりおろして水けを軽く切っておく。
② じゃこをフライパンで油を引かずに軽く煎る。
③ ①②と片栗粉、鶏がらスープの素をボールに入れて混ぜる。
④ ごま油を引いたフライパンに③をスプーンですくって一口大の大きさに並べて焼く。こんがり焼き目がついたら完成。


レンコンはそのユニークな形を崩して調理する発想があまりなかったのですが、今回は新たな発見ができました。

我が家では大好評、2日連続食卓に並びました。

おいしいのでぜひお試しください!


 

あらたふみな|2017.10.29

10月に入り、ご近所のお友達の田んぼで稲刈り体験をしてきました。

当日は子供と大人合わせて20人ほどの参加でした。


稲刈りの時期にしては今日はとっても涼しくて、やりやすいですよ、ということでしたが、日差しもきつく汗ばむ陽気。

まずは稲の刈り方をレクチャーしてもらいます。

とはいっても刈る作業自体はさほど難しい作業ではありません。

稲を束ごと握ってカマでなるべく一気にザクっと切るのがポイントで、カマを奥から手前に引いて刈っていきます。

自分の体の方にカマを引くようにして使うので、足をケガしないように気を付けてしっかり踏ん張って切ってください、とのこと。

さっそく田んぼに入ると、一人でカマを持ち刈ろうとする小学二年生の我が子。

カマでケガをするのではないか怖くて「気を付けて!」「カマを貸して!」とはじめは声をかけていました。

でも子供は大人の手を借りずに自分でとにかくやりたい。

少し勇気をもって見守っていると、意外と一人でザクザクうまく刈っていきます。


私も続いて刈りはじめました。

ん~、稲のザクザクとした音が何ともたまらなくきもちいい!と調子に乗って続けてはいるものの、しばらくするとこの作業、なかなかハードではないですか。

刈っても刈っても思ったより刈れていない。

中腰で前かがみにになっているので腰はだるくなるし、時々立ち上がって頭を上げないと酸欠状態になってきます。

今回は体験だったので、時間も短く楽しめる程度で終わりましたが、機械のない時代はこうやって人がずっと刈っていたのか、と思うと気が遠くなってしまいました。

お茶碗に入ったお米は一粒も残さないように食べるように、そう言われて育った方も少なくないはず。

それを言い伝える日本人の気持ちが今回よーくわかりました。


お米に限らず、自分たちの食べるものを日々作ってくださっている農家さん!そして大地や太陽にもありがとう!!(と心の中で叫ぶ私。)

稲刈り作業は大変なこと、なんとなくわかってはいたけれどそれを体で感じるというのとは大きく違う気がしました。

そして大変な中にも喜びとか気持ち良さもあるという感覚も言葉では伝えきれません。

実際に「やってみる」ってほんと大事なことだな、と思いました。


 

お天気を見ながら、土に触り、作業を終えて、みんなで持ち寄ってゴザを敷いて食べるお昼ご飯。

それもまた、いつもよりもおいしくいただけるものでした。

 

あらたふみな|2017.10.10




涼しくなり、食欲が増してくる季節になりましたね。

 

今は季節感なく年中食べれる食べ物も多い中、栗はとても秋を感じさせてくれます。

 

地元の産直市場に行くと栗が売られていました。

 

あぁ栗ご飯が食べたい、、。

 

でも栗を剥く作業はかなりの労力。

 

がんばれますか、私?と自問しながら、やはり食べたい気持ちが勝り、買い物かごに入れていました。

 

とにかくこの皮を剥く作業を何とかしたい!と簡単に剥ける方法を調べてみました。

 

簡単そうなのが、熱湯にしばらくつけておくと皮が柔らかくなるというものでした。

 

お湯につけて数時間してから剥くと鬼皮(外側の皮)は確かに柔らかくなって剥きやすくなっていました。

 

しかし、渋皮(内側の皮)には効果なし。

 

剥き始めても力はいるし、固いし、包丁が滑りそうで危ないし、少しずつしか進まない。

 

イラついてしまう気持ちを押さえながら最後は根性!で剥き終わりました。

 

ちなみに渋皮の状態でもしばらく水やぬるま湯につけておくと、もう少し剥きやすかったようです。

 

剥いた栗を見ると時間がかかったわりには、思った以上に量が少なくなっている。

 

むなしい気持ちになりながらも、炊いて食卓に出すと、家族は大喜び。

 

「わぁ!栗ご飯だぁぁ、おいしいー!」との声。

 

あぁがんばって剥いてよかった、作ってよかった。

 

 後日、新聞であるコラムを目にしました。

 

その人も大人になって自分が栗ご飯を作り、作るまでに手間がかかることを知ります。

 

実はその作家さんはお母さんの愛を感じられず育ち、大人になっても親子関係にはずっと確執がありました。

 

それでも子供の頃は運動会には毎年欠かさず、とても美味しい栗ご飯を作ってくれていたようです。

 

運動会の前日に、夜遅くに時間をかけてあの固い栗の皮をむいていた姿を思い出し、栗ご飯は母親の愛情であったということを今になって感じたといったことが書かれていました。

 

私も子供の頃にしてもらっていても気づかなかったことが、大人になり日常のふとしたことで思い出される瞬間があります。

 

一見、いつも同じことの繰り返しのようなことが、人の生きる力や、心の支えになって未来に繋がっていくんだろうな。

 

私もまた栗ご飯を作りたいと思っています。

あらたふみな|2017.09.26




ずいぶんと前の話ですが、


「これ、オーガニックだから」と食卓に出した料理。

 「そうなんだー、ところでオーガニックってどういう意味?」とふいに家族に聞かれました。

 「無農薬って、、こと、かな」と口ごもってしまった私。

 「え?もしかして、わかってないんじゃない~?」と突っ込まれる事態に(焦)。

 

ほんとだ、わかっているようなフリをして流行りの「オーガニック」ってワードを乱用している・・・。元々イメージ先行型な私は「オーガニック」と書かれていたら良いものだと商品を手に取っていました。


指摘されてとっても恥ずかしかったので、オーガニックについて調べてみることにしました。

みなさんはすでにご存じでしょうが、あらためまして。


オーガニック=有機。

 

何年も農薬や化学肥料を使っていない田畑で有機肥料を使って育てた農作物のこと。
有機肥料とは油粕や米ぬか、家畜のフンなど100%自然のものです。

オーガニック=無農薬ではないんですよね。

ちなみに「無農薬」の野菜は作物の栽培中に農薬を使用しなかった野菜の事。
その前や後の農薬や化学肥料の使用は特に問われないようです。

 

このようなことがあって、一つずつちゃんと理解することって大事だと、この年になってあらためて教えられました。

 

これが、私がイメージ先行型から少し路線変更しはじめたきっかけの一つです。

 

たとえ夕食の一品のことでも、自分や家族、周りのことを思って少しでも良いものを理解して、取り入れる。

ささやかではあるけれど、そんなことを続けていくことが丁寧な暮らしにつながっていくのだと思っています。

あらたふみな|2017.09.24

国産のかぼちゃがスーパーでもたくさん陳列されている季節になりました。

かぼちゃは収穫して1か月ほど追熟させると甘みが増して美味しく食べることができることができるので、9月頃から見かけることが多くなってくるようです。

 

今年の夏、生まれてはじめて野菜を育ててみることになり、その一つがかぼちゃでした。

春の終わり頃に苗を植えて、梅雨を越え、真夏の暑さの盛りに育っていくことを知りました。
実は夏のお野菜だったんですね。

茎と葉がどんどん伸びて広がる中、なんとか小さな実が3つできていました。
作ってみると興味も沸き、あらためて栄養を確認してみることに。



◆かぼちゃはビタミンやカロテンが豊富。

ビタミンC、Eは貧血や老化、がん予防、動脈硬化予防に効果があって、カロテンは体に抵抗力をつけてくれるので風邪予防におすすめです。食物繊維もたっぷりなので、便秘解消にもいいですよ。
体も温めてくれるので、冷え性の女性にとっては嬉しい栄養もあります。


あわせて日本には「冬至」にかぼちゃを食べる習慣があります。

「冬至」とは太陽の位置が一番低くなる日で、日照時間も一番短い日。
毎年その日にちは違いますが、大体12月の21日~23日頃になります。
緑黄色野菜が少なくなってくる寒い冬にむけ、江戸時代から風邪予防のために栄養をつけようと食べられていたようです。


「夏の太陽をあびた栄養たっぷりのかぼちゃを食べて冬に備える」といった日本の風土を大切にした習慣。

師走の頃には我が家の食卓でも伝えていきたいと思うこの頃です。