あらたふみな|2018.10.09



秋はじゃがいもやさつまいもなどの芋類が豊富な季節。 
ほくほくしていて、体がほっとする大好きな野菜。 

実は芋類の中でもあまり使わないのが里芋でして。 
理由は、土がいっぱいついていて手間のかかる感じと、皮を剥くと想像以上に小さくなって少し残念な気持ちになるから。

しかし今回、里芋は歴史も古く魅力満載な野菜ということを知ってしまいました! 

里芋はなんと縄文時代から食されてきた野菜。
じゃがいもやさつまいもの栽培が盛んになる江戸時代まで芋と言えば里芋のことでした。 
親芋ができた後に子芋、孫芋、ひ孫芋、と親芋のまわりにたくさんできることから子孫繁栄の意味でお正月料理などにも出されます。

主な成分はでんぷん質で加熱するとあの独特の粘り気が出て消化吸収が良くなります。

カリウムの量は芋類の中でNO.1! 

他にもたんぱく質やビタミンB、C、食物繊維も豊富で水分が多いので低カロリー。
高血圧予防や便秘改善などに効果があります。

スーパーでの選び方はふっくらしていて、丸くハリのあるものでひび割れなどがないものを選んでください。
おしりの方をチェックしてフカフカしていたら傷んでいるかも。
乾いているものより、湿っている方が良いです。

低温と乾燥に弱いので、秋は新聞紙に包み常温で保存しておいて大丈夫です。 

土がついたまま売られているのは、皮の表面に繊維が多いのでしっかり洗ってしまうとカビが発生しやすくなることが理由のよう。

調理前にはぬめりを取っておくことがポイントです。
ぬめりが強いと味がしみにくく、出汁が濁ってしまう原因になります。 

下の3つのうちどれか一つでもしておけば美味しくいただくことができます。

1.茹で汁に塩を少々入れる。

2.皮を剥いた後に塩でもむ。

3.一度茹でて、また自ら調理する。

 

また、昔から里芋を使った自然療法がありました。 

「里芋パスター」と呼ばれていますが、打ち身やねんざ、のどの痛み、咳、乳腺炎などのあらゆる炎症や、筋腫やガンなどの体内の毒出しにも効果があるとされています。

作り方は皮を剥いた里芋をおろし金ですり、同じ分量の小麦粉とまぜ粘りをつけ、ショウガと塩を少々混ぜて綿布などに1~2㎝の厚さに伸ばし、それを患部に当てるといった簡単なもの。 

効果には個人差があり、必ず治る!とは言い切れませんが、古くから伝わる民間療法として里芋が使われていたのは驚きです。
じゃがいもだとその効果は半減するようですよ。 

めでたい食材でもあり、手当もできる内なるパワーを秘めた里芋。 
見た目や扱いにとらわれて、敬遠していてごめんなさい。 

これからは積極的に里芋を使っていこうと思っています。










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