あらたふみな|2018.08.28




八月も中頃、関西でもほんの一瞬涼しい日が続くことがありました。

 

わずかにでも気候の変化を感じると、今まで散々食べていたトマトやキュウリも体が冷やされているようで、ホッとできる煮物やスープなどを取り入れたくなりました。

 

あれ、このまま秋に突入?なんて思ったのはつかの間、すぐにまた猛暑日がはじまり少し体の疲れを感じるこの頃です。

 

食材には「旬」というものがあり、その食材がほかの時期よりもおいしく新鮮に食べられます。

 

旬に関わる言葉も色々あります。

 

■旬の走り…その食材の出始めの事を「走り」と言います。季節にはじめて収穫したものを「初物」(ハツモノ)とも言い、「初物を食べると75日寿命が延びる」と昔から言われています。

 

■旬の盛り…食材の最盛期を「盛り」と言い、この期間を「旬」と呼ぶ。栄養価が高く、食材のおいしい季節です。

 

■旬の名残…食材の終わり、最盛期を過ぎた時期を「名残」と言います。食材と共にその季節も終わりを惜しむのは日本人ならでは繊細な表現。「旬外れ」とも言われています。

 

■時知らず…旬を感じさせない食材で季節を問わず一年中食べられるもの。こんにゃくや乾物、豆腐などのものを言います。

 

 

9月の旬の食材を並べてみると、

モロヘイヤ、オクラ、きゅうり、なす、ズッキーニ、ピーマン、おくら、とうがらし、かぼちゃ、インゲン、栗、ニンジン、里芋、ジャガイモ、しいたけ、しめじ、など。

 

真夏にたくさん食べていた野菜も思ったよりも多くあります。

 

産直市場に出向くとオクラやなすが多く並ぶ中、里芋が「旬のお野菜!」と書かれてたくさん並んでいました。

 

夏野菜の中に徐々に秋野菜が入ってくるのですね。

 

一方で夏の行楽グッズを売り出していたお店には早々とハロウィングッズが並べられていていることに驚きました。

 

食べ物はそういったものとは違い、今日と明日で突然秋のものにガラリと変わっていくものではありません。

 

天気の移り変わりは昔よりも激しく感じられますが、やはり自然の中で育ち続ける食物はそんな季節の移ろいを受けながら徐々に変わっていくものなのです。

 

お店では多くの野菜が一年中出回っていることが多いので、日本に住む私たちは食べたいときに食べたいものが食べられます。

 

豊かな食生活が送れることは本当にありがたいもの。

 

でもそんな「時知らず」な生活は味気なく、少しもったいない気がします。

 

 

みなさんの住む町ではこれからの季節どんな食を楽しめますか。

 

奈良ではこれから柿がたくさん出てくるはず。まだ少し先ではありますがその季節を思い夏の終わりを待ちたいと思います。
















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