あらたふみな|2018.02.28

3月3日は女の子の誕生や成長をお祝いする桃の節句のひな祭り。

 

「上巳(ジョウシ)の節句」というのが正式な節句名です。


 

節句とは季節の節目に邪気を払ったり、無病息災を祈ったりする行事のことで、年に5回もあることを私は最近まで知りませんでした。

 

ちなみに5回ある節句は以下の通り。

 

1月7日 人日(ジンジツ)の節句【七草の節句】

3月3日 上巳(ジョウシ)の節句【桃の節句】

5月5日 端午(タンゴ)の節句【菖蒲の節句】

7月7日 七夕(シチセキ)の節句【七夕まつり】

9月9日 重陽(チョウヨウ)の節句【菊の節句】

 

馴染みのあるもの、あまり馴染みのないものと色々ですが、節句の食事に欠かせないものとして造形しやすい「粒食(リュウショク)」が作られていました。

 

粒食って聞きなれない言葉ですが、穀物を粉にせずに粒のままのかたちで調理してたべることで、特にお米のことを言います。

 

この粒食に対し、小麦を粉にしてパンなどにして食べることを「粉食(フンショク)」と言います。

 

日本は粒食文化に対して欧米は粉食文化ですね。

 

粒食はお米の粒の色艶などを視覚でも楽しむ日本食の文化にももつながっていると言えますし、固形の粒をしっかり噛んで食べる食生活は日本人の健康にも貢献しています。

 

ひな祭りの粒食といえばちらし寿司、菱餅やヨモギ餅など。

 

ちらし寿司は一から作ると少し手間がかかりますが、お祝いの席の定番メニューです。


 

お正月のおせち料理のように、レンコンには「見通しがきくように」、豆は「健康でマメに動けますように」、エビ「長生きできますように」など縁起を担いだ意味のある具材を使って作ります。

 

菱餅のピンクと白と緑の3色もそれぞれに意味があるんですよ。

 

ピンク(クチナシの実)…魔除け、厄除け。

白(ひしの実)…子孫繁栄、清浄。

緑(ヨモギ)…健康、長寿。

 

 

日本人はこうして季節ごとの食べ物にいろんな意味を持たせて、健康を祈ったり、厄払いをしたり食事の中で幸せを願う気持ちがあります。

 

食べたいものがいつでも簡単に手に入れられる豊かな時代に生まれた私たちですが、少し時間をかけてお料理を作ることで相手を思う気持ちが食べ物に染み渡るのかもしれませんね。

 

忙しくて時間のない方もこの日は今の季節のお野菜を一品、取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

簡単なものでも思いを込めれば何よりのごちそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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