畠英幹|2018.01.04

明けましておめでとうございます!

愛犬の柴犬「茶々(ちゃちゃ)」と近くの湖を散歩中、二人(一人と一匹?)で夕日をぼーっと眺めていました。

 

今年は、いい年にしたい!

ならもっと努力しろ!と自分に言い聞かせています(笑)

 

去年の最後の授業に出席した際、とても気になった話題があります。農業従事者は立場上、買い手と売り手にとって弱い立場になりがちであるという話です。

 

ここでいう買い手とは、一般の消費者や食品メーカーなどの野菜や果物を買ってくれる人たち、売り手とは、種や苗、肥料などの資材を売ってくれる人たちを指します。

 

経営学を学ぶ際に、マイケル・ポーターが提唱したファイブフォース分析というモデルがよく提示されます。これは、企業の業界分析をする際に、それぞれ5つの脅威があり、何が脅威なのかを分析するためのツールです。



今回はこの脅威のうち、買い手と売り手の脅威について取り上げます。

 

最初に売り手から説明します。売り手の脅威とはどういうことが挙げられるでしょうか。それは、資材の価格が高くなっても買わざるを得ない環境に置かれているということです。農業は、種や肥料がなくては始めることはできません。農家が自ら種や肥料を生産しているならば別ですが、たいていの場合は購入しているかと思います。

 

資材メーカーもたくさんあるため、購入先をいくつか検討しておくことで高く売りつけられるような理不尽なことは回避できると思います。しかしながら、ひとつの資材メーカーに依存している場合、気を付けなければならない問題になりますね。

 

次に、買い手としてはどのような脅威があるでしょうか。この議論の難しいところは買う人によって価値観が異なることです。例えば有機野菜ですが、もちろん作り方が難しいため、価格は上がります。さらに、健康に良いという付加価値も加わり、それを求める消費者や飲食店がいて当然かと思います。

 

一方で、野菜はスーパーなどでは客引きのためにかなり安めの値段を設定し、それを求める消費者も当然います。食品メーカーなどでも原料を安く調達したいと思うところはあるでしょう。農家が自ら商品を売らない場合、協同組合や食品メーカーなどの仲介を担う業者に価格の決定権を握られることになります。この状況は残念ながら、価格を下げられても抵抗することが難しく、買い手の脅威になります。

 

受講生の一人が、野菜とかの食べ物は生きる上では必需品だから高いと消費者に叩かれるから農家は弱い立場になりがちであるという意見がありました。

 

この意見は、難しいところでもありますね。確かにスマートフォンは無くても生きていけますが、食べ物に関してはそうはいきません。ただし、それが価格を下げる要因になるかというとそれもまた疑問です。高くても買いたいと思うのは、それだけ生産者が努力をしている証であり、メーカーのブランドと同じだと考えます。

 

最後に、種の供給というのは考えると恐ろしかったりします。以前、「種を制する者は世界を制する」という話を聞いたことがあり、今でも耳に残っています。いい品種、需要の高い品種は当然値段も高くなりますから、生産者にとってはつらい話ですね。もちろん高すぎる種は売れなくなるので、種苗メーカーも値段の調整はしていますが、農業に必須の種の存在は少なからず農業経営では見過ごせない課題となりそうです。

 

去年は経営の手法を学ぶ年でしたが、今年から新たな農業生産技術を勉強する予定です。

 

生産と経営ともに優れた経営者になるために、今年も引き続き勉強の年になりそうです!

昔から机に向かうことは苦手なタイプですが、気を引き締めて頑張ります(笑)

 

 

 

 

 

 

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