畠英幹|2017.12.06

街はすっかりクリスマスモードに突入しています!



こちらの写真にあるイルミネーションは、地元の商工会が冬の期間限定で展開しているものです。

しかし、ここに来た目的はイルミネーションを拝みに来たためではなく、青色申告決算書作成の勉強会に駆り出されたという理由です。

 

勉強会は農家の方も多く、収支を見定めて農業経営される方が地元にこんなにいたことに驚き、若干の焦りを感じました。

 

勉強会は夜の7時から9時まで続くのですが、皆さんものすごくまじめです。仕事で疲れているとか言い訳すると怒られそうな雰囲気で会場が満たされています。

 

帰りに私の母校の制服を着た学生がイルミネーションに見とれていた姿を見ていて、なぜかセンチメンタルな気分になりました。青春の香りがしますねえ(笑)

 

ところで皆さんの地域では、どのような野菜や果物の生産量が多いかご存知でしょうか?東京ですと、実は小松菜の生産がすごく多いんですよね。茨城よりも多いと知ったときは驚きました!

 

私の地元では、メロンやトマトのほかに水菜や先ほど申した小松菜の生産が多いのですが、なぜなのか気になっていました。

 

そのヒントに、価格安定出荷安定法という野菜の生産に関する制度が少し関係していると思い、今回はこのことについて紹介したいと思います。価格安定出荷安定法とは、消費上重要な野菜を中心に指定産地制度を柱として野菜産地の育成を推進する制度のことで、農協を中心に産地形成が推進されていきました。

 

残念ながら、日本の農産物生産量は年々減少傾向ですが、これらの野菜は減少していないという結果が得られています。

 

指定産地の制度により、その地域で特定の野菜を作ると補助金などの制度を受けることができ、結果として農業従事者はその生産に飛びついたという流れになりますね。

 

2010年度時点の情報で若干データが古いですが、野菜産出額における上位10件で産出額全体の半分以上を占めているという結果から、地理的に農業がやりやすいという点も含めて、農業生産における地域の集中化が進んでいるとも見て取れます。



ちなみに現在、北海道がダントツですが、2位争いで茨城、千葉、さらに鹿児島が競い合っているみたいです。

 

ここまでいくと誤差の範囲のようにも思えますが、茨城の自治体では「茨城は2位なんです!農業がしやすい地域なんです!」と名刺にも記入がなされているほどの気合の入れ様です。が、重要なのは生産量ではなく、「その産地と言えば○○!」と言われるブランド力でしょう。お隣の栃木県のイチゴに習わなければなりません。

 

生産量が多いということは誇るべきことなのか、実は若干の疑問を持っています。

なぜかというと、本来の農業という自由な経営スタイルを見失ってしまうようにも思ってしまうからです。ただし、全員が自由気ままに好きなものばかり作っていると、ほどんどの野菜が消えてしまうかもしれません。それは輸入で補えばいいじゃないかという声をありますが、それもやはり疑問です。

 

価格安定出荷安定法によって、生産の自由を奪われたとみるか、消費者の食に貢献していると見るべきなのか価値観は人それぞれです。

 

ただ、それでも自由な農業経営を貫いた経営者はやはり目が輝いています。

 

後に、茨城にて多くの小売業者や外食産業と直接契約を交わし、時々、農業に関する番組に出演されている自由な農業経営を貫いた農家さんにお話を伺うことができたので、ぜひその農業経営モデルをご紹介できればと思っております!

 

寒い日が続きますが、お体を崩さないようご自愛ください。






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